栄養成分の英語表記。輸入食品表示ラベルを読み解くにはコレ

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油の栄養成分

栄養成分の英語表記に戸惑ったことはありませんか?

輸入製品だと、元の英語表記の上に、日本語表示ラベルを貼っている物もあるかと思いますが、やっぱり元の内容が気になりますよね。

特にアメリカでは、全ての食品に、栄養成分を表記することが義務付けられているので、スーパーで品定めをするときに役に立ちます。

健康志向の高まりとともに、一般の消費者も、ある程度の知識を持って、ラベルを読み解くことが求められるようになりました。

簡単な栄養素だど、ほぼカタカナ語を予想できるのですが、中には少々発音の形態が違って、単語の意味がつかめないこともあります。

そこで、一般の食品に使われている栄養成分の英語表記 “nutrition facts” が理解できるように、基本の言葉を、英日・日英で一覧表にまとめてみました。

また、英語表記を読み取る際に注意すべきことや、栄養素の単語だけではなく、表示によく使用されている説明の英文例も挙げておきます。

栄養成分の英語表記(英日)

additive添加物
alcoholアルコール
amino acidアミノ酸
amylaseアミラーゼ
  
biotinビオチン
  
caffeineカフェイン
calciumカルシウム
calorieカロリー
carbohydrate炭水化物
caroteneカロチン
catechinカテキン
cholesterolコレステロール
copper
  
dietary fiber食物繊維
  
fat脂肪
fatty acid脂肪酸
flavonoidフラボノイド
fluorineフッ素
folate葉酸塩
folic acid葉酸
fructose果糖
  
glucoseぶどう糖
glutamic acidグルタミン酸
  
insoluble fiber不溶性繊維
iodineヨウ素
iron鉄分
  
lactic acid乳酸
lactose乳糖
lecithinレシチン
lipid脂質
lycopeneリコピン
  
magnesiumマグネシウム
manganeseマンガン
mineralミネラル
monounsaturated fat一価不飽和脂肪
  
niacinナイアシン
  
nutrient栄養素
nutrition栄養
  
pantothenic acidパントテン酸
pectinペクチン
phosphorusりん
polyphenolポリフェノール
polyunsaturated fat多価不飽和脂肪酸
potassiumカリウム
preservative保存料
proteinたんぱく質
  
riboflavinリボフラビン
  
saccharides糖質
saturated fat飽和脂肪酸
sodiumナトリウム
soluble fiber可溶性繊維
sorbic acidソルビン酸
starchでんぷん
sugar砂糖
sulfur硫黄
  
taurineタウリン
thiamineチアミン
trans fatトランス脂肪酸
tryptophanトリプトファン
  
vitaminビタミン
  
water水分
  
xylitolキシリトール
  
zinc亜鉛

栄養成分の英語表記(日英)

亜鉛zinc
アミノ酸amino acid
アミラーゼamylase
アルコールalcohol
硫黄sulfur
一価不飽和脂肪monounsaturated fat
栄養nutrition
栄養素nutrient
  
カテキンcatechin
果糖fructose
カフェインcaffeine
可溶性繊維soluble fiber
カリウムpotassium
カルシウムcalcium
カロチンcarotene
カロリーcalorie
キシリトールxylitol
グルタミン酸glutamic acid
コレステロールcholesterol
  
砂糖sugar
脂質lipid
脂肪fat
脂肪酸fatty acid
食物繊維dietary fiber
水分water
ソルビン酸sorbic acid
  
タウリンtaurine
多価不飽和脂肪polyunsaturated fat
炭水化物carbohydrate
たんぱく質protein
チアミンthiamine
鉄分iron
添加物additive
でんぷんstarch
copper
糖質saccharides
トランス脂肪酸trans fat
トリプトファンtryptophan
  
ナイアシンniacin
ナトリウムsodium
乳酸lactic acid
乳糖lactose
  
パントテン酸pantothenic acid
ビオチンbiotin
ビタミンvitamin
フッ素fluorine
ぶどう糖glucose
不溶性繊維unsoluble fiber
フラボノイドflavonoid
  
ペクチンpectin
飽和脂肪酸saturated fat
保存料preservative
ポリフェノールpolyphenol
  
マグネシウムmagnesium
マンガンmanganese
ミネラルmineral
  
葉酸folic acid
葉酸塩folate
ヨウ素iodine
  
リコピンlycopene
リボフラビンriboflavin
りんphosphorus
レシチンlecithin
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英語表記を読み取る際の注意事項

栄養成分の一覧表には、普通の食品に載っていそうな代表的な単語を取り上げて、英日と日英でリストアップしてみました。

家にある食品の英語表記を見ても、この一覧表に載っているものばかりです。さて、ここで少し注意しておきたいことがあるので説明しますね。

 

私の主人は毎朝、“shredded wheat”のシリアルを食べるのですが、ずっと同じ味のものだと飽きてくるので、メーカーを代えたりして、ささやかなバラエティーを楽しんでいます。

今、家には、3種類の違う箱があったので、並べてみます。

シリアルの栄養成分

こうして比較すると、どこが違うのかがわかります。

私も最初は、いきなり栄養成分の数字を見てたんですね。それでいくと、左端が210カロリー、真ん中が200カロリー、右端が180カロリーになっています。

 

ここだけを見れば、右端が一番ローカロリーになりますが、今一度よく見てみましょう。

栄養成分の表示には、必ず一番上に、“serving size”(一食分)を明記しています。それを見ると、左と真ん中は60gあたりに対して、右は49gになっているので、当然カロリーも少なくなります。

 

一食分のサイズをよく見ないと、たとえばよくある、チンすればいいだけの冷凍食品などは、いつも入れ物に入っている容量全体に対する成分表示とは限らないので、注意が必要です。

つまり、これくらいの塩分や脂質であれば、たいして健康に悪影響ないだろうと思って買っても、よく見てみると、一人分の値に換算すれば、許容量を超えている場合が多いのです。

塩の例も見てみましょう。海塩とコーシャーソルト(ユダヤ教の食事で使われる塩)とがあったので、比較してみます。

塩の栄養成分

こちらは楽ですね。サービングサイズが、どちらも小さじ1/4杯(1.2g)分となっているので、数字をそのまま比べることができます。

塩なので、単純にナトリウムの含有量のみになりますが、わずかながらも数字に差があるのが見てとれます。

 

塩は調味料なので、少しずつしか使いませんが、1箱分使う物は、“Servings per container”(何食分)かが表記されているので、サービングサイズ(一食分)と掛け算をして、全体量を頭に入れるようにしましょう。

栄養成分表示に伴う説明文の英語文例

個々の栄養成分表示以外にも、注意事項を説明していることが多いので、特に初めて買う商品の場合には、よく目を通しておくことが大切です。

たとえば、開封後は冷蔵庫に保存しないといけないのに、常温保存していれば、品質が劣化してしまいますよね。

 

以下に、代表的な英語表記の説明文の例を挙げておきます。

 

“Store in cool, dry place.”
(涼しくて湿気のない場所で保管してください。)

“Shake well before use.”
(よく振ってからご使用ください。)

“Discard container after use.”
(使用後、容器は捨ててください。)

“Consume within 6 months of opening.”
(開封後は6か月以内に使いきってください。)

“Keep out of reach of children.”
(子どもの手の届かない所に保管してください。)

“No refrigeration necessary.”
(冷蔵の必要はありません。)

“Refrigerate after opening.”
(開封後は冷蔵してください。)

“Keep frozen until ready to use.”
(使用するまで冷凍しておいてください。)

“May be kept up to 4 months if frozen.”
(冷凍庫で4か月間保存できます。)

“Do not refreeze once thawed.”
(一旦解凍したら、再冷凍しないでください。)

 

以上、常識的なことも多いのですが、食品によっては細心の注意が必要なので、入れ物に書いている注意はよく守るようにしましょう。食中毒は避けたいですからね。

これで、輸入品に書いてある栄養成分の英語表記が大体読み解けると思います。

 

中身がわかって安心して口にできれば、それにこしたことはありません。また、糖尿病や高血圧など、細かい栄養成分の規制がある場合にも役立つのではないでしょうか。

私もスーパーで新しいパッケージ商品を見つけては、美味しそうなものだと、つい手に取ってしまうのですが、英語表記の内容を見て、何かの数値が30~40%以上の値になっていると、考え直すことにしています。

やはり、自分の健康管理は自分で判断しないとね。