アメリカの料理や文化に親しむ|在米経験豊富な主婦の解説

アメリカの料理や文化に慣れ親しんで早30年以上。まだまだいろんなことを
学んでいます。正直に言うと、私は日本で暮らしていたときは、形だけクッキ
ングスクールに通ったことはあるものの、ほぼ実践はしていませんでした。

アメリカに永住するとは夢にも思わず、1年ほどいたら帰るつもりが、米国人
の主人と出会い結婚してしまったので、親不孝ながら定住しています。

主人はもうリタイアしていますが、仕事は図書館司書だったので、勤務する
ライブラリーに新しい料理の本が入荷すると、真っ先に家に持って帰ってくれ
ました。

私はそれをパラパラめくり、作りたいレシピをどんどんコピーし、他に雑誌や
新聞の切り抜きも集め、毎日新しい料理に挑戦し、それが今でも続いています。

アメリカの料理と言っても、そもそも国の成り立ちが、ヨーロッパからの移民
で始まっているので、文化背景には様々な国の要素が入っています。

今では国際結婚という言葉も意味がなくなるほど、異民族間のカップルはごく
普通で、そこから多種多様なフュージョン料理も生まれてきました。

そんな中でも、やはり1年を通して節目には大きなイベントがあり、それぞれ
特徴のある料理やお菓子を作ったりするので、アメリカならではの文化を反映
したクッキングの話題を探っていきたいと思います。

年の初めから順を追ってみると、日本のように、お正月特有のおせち料理や
お雑煮があったりするわけではなく、祝日も1月1日だけで、2日からはもう
普通の日常生活に戻ります。

でも、有名スポットでは大晦日から年が明ける瞬間、各地で盛大なお祝いの
花火が上がり、あちこちでシャンパンが開けられ、真夜中までにぎわいます。
年末のレストラン予約は相当早くからしておかないと、すぐに満杯になります。

2月は皆さんもよくご存知、世界的にも人気のあるバレンタインデーですね。
この日に限らず、早くからチョコレート関係のお菓子が出回り、食料品店や
ドラッグストアなどでは赤やピンクのハートの装飾が所狭しと並びます。

アメリカに初めてやってきたのはイギリスの清教徒ですが、アイルランド系も
多く住んでいますから、3月のセントパトリックデーの緑のお祭りも盛んです。
クローバー型のお菓子やコインをかたどったチョコレートなどがシンボルです。

宗教的にはキリスト教徒が一番多いので、4月のイースター(復活祭)は
とても大きな意味があります。毎年、ホワイトハウスも庭を開放して子ども
たちを招待し、エッグハントをするくらいですから。

卵料理というよりは、卵の殻に装飾する方がメインですね。あと、ウサギや
人参もシンボルになるので、イースターケーキにはココナッツをあしらって
芝生に見立て、兎の絵を描いたりします。

5月末には、アメリカ全土で戦没者を追悼するメモリアルデーがあります。
特に象徴的な料理があるわけではないのですが、連休になるため、家族が集う
機会にもなり、バーベキューをしてワイワイやるのが通例です。

7月4日はアメリカの独立記念日。つまり国のお誕生日になるので、年末同様、
盛大な花火を上げてお祝いします。星条旗を見るとわかるように、赤、白、青
がトレードカラーになり、この三色を中心にしたお菓子がよく見られます。

ちょうど真夏でフルーツの豊富な時期なので、私も果物の自然な色をうまく
使って、ラズベリーとブルーベリーをトッピングにして白のフロスティングで
飾るケーキやタルトをいくつも作ってきました。

そして10月は日本でも仮装が盛んになっているハロウィンがあります。かぼ
ちゃが主役なので、パンプキンパイをはじめとして、マフィンや菓子パンも
南瓜入りの物が多く出ます。蜘蛛の巣クッキーも人気ですね。

11月になると七面鳥の丸焼きを用意するサンクスギビングがやってきます。
食べきれないくらいのいろんな料理を食卓に並べるのが習慣です。この文化は
開拓時代の収穫に対する感謝の表れです。

年の締めくくりは、クリスマス。この日ばかりは、普段24時間営業している
所も大抵休みになり、イブの日も店は早く締まります。ただこれは、クリス
チャンがキリストの生誕を祝うお祭りなので、そうでない人にはただの休日です。

クリスマスの料理としては、肉やハムの塊をローストするのが一番多いと思い
ます。雪の結晶をかたどったクッキーや、サンタクロースとかツリーの立体型
デコレーションクッキーなど、過去に様々なデザインで作ったことがあります。

アメリカの代表的な文化を1年を通して駆け足で紹介しましたが、各ページで
はもっと詳しく説明します。他にも、結婚披露宴の料理やウェディングケーキ、
また出席者へのお土産のアイデア等も、経験を通して語りたいと思います。

私はもうすでに、アメリカ生活の方が日本で暮らしていた間よりも長くなって
しまいました。その間仕事はパートだったので、フルタイムで働いていた義理
の姉たちより料理にかける時間は十分取れました。

だから、外国人でありながら、彼女たちよりアメリカン・クッキングの経験は
豊富で、ときどき姉から料理の質問をされることもあります。

文化は頭で納得することも多いかと思いますが、料理は何より実践あるのみ!
長いアメリカ生活で得たものをわかりやすくお伝えします。

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