オキシトシンを増やす食べ物。ハッピーホルモンを出すには?

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オキシトシンを増やす食べ物とは

オキシトシンを増やす食べ物に興味がありますか?

ハッピー・ホルモンの1つであるオキシトシンは、俗に愛情ホルモンとも呼ばれていて、赤ちゃんや子犬を見たときとか、思わず心が溶けていくような感情が沸いてくるときに出ているホルモンですね。

 

映像を見たり、本を読んだりして想像を膨らませる中で出てくることもありますが、一部の食べ物は、このオキシトシンを増やすのに役立っていることがあるのです。

最近ちょっとギスギスしているから、何かホ~ッとした気分になりたいなと思ったら、これから解説する食べ物や栄養素に注意を払ってみてください。プラセボだったとしてもいじゃないですか(^^♪

 

オキシトシンを増やす食べ物って?

野菜果物類

・アボカド---森のバターと呼ばれるアボカドは、体に必要な良質のオイルが豊富に含まれ、ビタミンやミネラルも採れて、ホルモン作りに活躍。

・イチジク---アミノ酸が豊富なイチジクは、スタミナ作りに欠かせず、リビドーを速やかに上げてくれることで知られている。

・西瓜---すいかはシトルリンの宝庫で、自然界のバイアグラとも言われ、血管を広げてリラックスさせてくれる果物。

オキシトシンを増やす食べ物
・ブロッコリー---ビタミンCを最も有効的に摂取できる野菜の1つであるブロッコリーは、授乳の助けにもなり、オキシトシンを高めてくれる。

・ほうれん草---マグネシウムが豊富なほうれん草は、血流を増やすので、男性のバイタリティー改善にもなり、炎症を抑えることにも役立つ野菜。

 

飲み物類

・オレンジジュース---言うまでもなく、ビタミンCが一杯のオレンジ果汁は、抗酸化物質の働きで、オキシトシンレベルを上げて、ムードを高めるのに役立つ。

・カモミール茶---オキシトシンのみならず、ドーパミンやセロトニンを活性化するカモミールティーは、自然な眠りを誘う効果がある。

オキシトシンを増やす飲み物

・コーヒー---珈琲は特に女性のリビドーを高める役目があるとされ、飲みすぎなければ、ホルモンをバランスよく保つのに良い。

・緑茶---お茶に含まれるカフェイン、テアニン(アミノ酸の一種)、ジンセン(朝鮮人参の根)といった成分が、リビドーの流れを良くしてくれる。

 

その他

・アーモンド---ナッツ類に含まれる良質の油は健康に欠かせないが、中でもアーモンドはとりわけオメガ3が豊富で、男性ホルモンのテストステロンを増やすのに役立つと言われる。

・アニスシード---デザートやドリンクに混ぜて使われるアニスシードは、特に妊娠中の女性のオキシトシンレベルを上げ、出産後のブルー解消にも良いとされる。

オキシトシンを増やすその他の食べ物
・エキストラバージンオリーブオイル---良質のオリーブオイルは、神経伝達物質のオキシトシンに作用し、ストレスを和らげる効果あり。

・ダークチョコレート---マグネシウムが豊富な純度の高いダークチョコレートは、視床下部からオキシトシン・ホルモンを放出する助けになる。

・チアシード---健康的な油分が多いチアシードは、オキシトシン欠乏症から救ってくれる。

 

 

オキシトシンを増やす栄養素

・タウリン---貝類や甲殻類に多く含まれるタウリンは、不安を和らげ、気持ちを落ち着かせる効果があるとされる。水溶性なので、魚介類のスープやシチューにして食べると、有効摂取できる。

・ビタミンC---多くの野菜果物に含まれるビタミンCは、オキシトシンの放出を助け、ストレスを軽減してくれるムードメーカーとして知られている。

・ビタミンD---太陽光に当たることで得られるビタミンDが欠乏すると、オキシトシンが出ず、鬱状態になることが多い。曇り空の多い地域では、サプリメントでの摂取が望まれる。

・マグネシウム---オキシトシン受容体に必要なマグネシウムは、ビタミンのように比較的自然に摂取できる栄養素に比べ、意識して摂らないと足りていないので、濃い緑の葉野菜やナッツ、アボカド、南瓜、ダークチョコなどを食べるとよい。

 

 

オキシトシンを増やすには?

オキシトシンは、セロトニンドーパミンエンドルフィンと合わせて、気持ちがよくなる幸せホルモン。男女間のことだけではなく、広く愛情に満ち足りたときに出る神経伝達物質です。

これが不足すると、社会性に欠けたり、コミュニケーションがうまくいかなかったり、不安でイライラすることが多くなったりします。

 

上記のような食べ物や栄養素に注意して、口から入れるものでオキシトシンを増やす以外には、日常的に次のようなことを心がけるとよいでしょう。

 

・エキササイズ---激しい運動ではなく、単に歩くだけでも、自然と触れ合い生の息吹を感じられるし、犬の散歩なら尚更オキシトシン効果倍増!

・ヨガ---動的な運動に比べ、ヨガは呼吸法を伴う瞑想に重きを置いているので、深い呼吸により精神が安定し、濃い睡眠をとることにも役立つのがうれしい効果です。

・音楽を聴く---特に多感な時期によく耳にしていた音楽を聞くと、当時の胸キュンを思い出したりして、気持ちがほぐれますね。認知症患者にも昔の好きな音楽を聞かせることで、改善が見られるケースが報告されています。

・香りをかぐ---アロマオイルの効果はそれぞれの種類によって分かれていますが、不安を和らげリラックスできるものには、ジャスミンオイルやセージオイルなどが挙げられます。セージは妊婦のウツ解消に用いられることも。

・ボランティア---人の役に立つことってとても大切な感覚です。家族がいると自然にやっていることですが、それを社会に広げることで、より自分の存在感を意識できて、オキシトシンアップにつながります。

 

 

誰だって、毎日気分良く過ごしたいですよね。それに必要なオキシトシンを増やす食べ物について、栄養素も含め、日々の行動に加えたいことも挙げて解説しました。

ある研究によると、オキシトシンが豊富に出されていると、食欲が減退するとか。昔、蝶々がヒラヒラする感覚を得ていた頃のことを思い出すと、納得いきますよね。

 

逆にオキシトシンが足りないと、特に甘い系の暴飲暴食に走るかもわからないので、上記に挙げた、オキシトシンを増やす食べ物を先に食べて、心を満たしておきましょう♪