テキサスの食べ物はメキシコの影響大!でも独自の名物も豊富

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テキサスの食べ物

テキサスの食べ物を語るとき、メキシカン料理は欠かせませんね。だって元々メキシコ領だったんですからね。今は移民問題で頭を悩ませていますが、食べ物はしっかり根付いたようです。

 

テキサスのステートフェアは10月頃に3週間余り開催されるのですが、毎年出品者が競い合うのはフライフード。年を追うごとに、揚げ物の中身が奇想天外になっていきます。

広大な土地には牧場が多く、当然ながら肉料理が中心となりますが、テキサスの名を冠した食べ物や飲み物もあり、誰もが知っている有名なフードやドリンクも出てきますよ。

 

テキサスの有名な食べ物

メキシカン

Breakfast Taco

メキシコでは朝昼夜にトルティアが出てきます。テキサスで、ブレックファースト・タコスと呼んでいるものは、アメリカの朝食に出てくる材料をトルティアに詰めたものですが、オースティンとサンアントニオの間で、どちらが始めたものか論議をかもしているとか。

 

Chili

チリコンカンは、アメリカでは単に、「チリ」と呼んでいます。テキサスではカウボーイの時代から、伝統的な肉だけの赤いシチューが親しまれてきました。豆が加わったのは、アメリカナイズされたチリ。

 

Puffy Taco

マサ粉で練った生地を直接揚げて作っているので、空気を含んでふっくらし、パリパリでカリカリの食感を味わえるタコス。サンアントニオで人気を博した食べ物は、ニューヨークにも登場しました。

 

Queso

メキシコ由来のチーズディップソースのケソは、テキサスを代表する食べ物の一部。オリジナルはホワイトチーズが主流ですが、テクスメクス料理では、とろけるアメリカンチーズがメイン。オースティンで人気のグリーンチリ・ケソはオバマ元大統領もお気に入り。

 

肉類

Beef Rib

テキサス料理の醍醐味の1つはバーベキュー。テイラーにある、“Louie Mueller Barbecue” のピットマスターは、料理界のアカデミー賞である、ジェームズビアード賞受賞者。彼が燻製にするリブ肉は絶大な人気!

 

Brisket

テキサススタイルのブリスケット・バーベキューも有名。何時間もかけて燻製にする肉に必要な調味料は塩胡椒だけ。後はピットマスターの腕次第。オースティンの、“Franklin Barbecue” には、11時の開店に一番乗りするために夜明けから並ぶんだそうです!

 

Chicken-fried Steak

チキンフライドステーキ

出典:ウィキペディア

チキンフライドステーキは、他州でも見られる食べ物ですが、テキサスのラミーサという街で生まれたという説があります。19世紀にドイツとオーストリアから渡ってきた移民がもたらしたとか。ちなみに、中身はビーフステーキです。

 

King Ranch Chicken Casserole

キング・ランチ・チキンキャセロール

出典:ウィキペディア

テキサス生まれの伝統的な家庭料理。アメリカの中でも一番規模の大きいランチ牧場を持つテキサスならではの命名ですが、真偽のほどは不詳。具材には、鶏肉やコーン、グリーンチリやトマトに、チーズやトルティアチップス、缶詰スープなどを使います。

 

Sausage

テキサスのバーベキューシーンで、もう1つ欠かせない肉はソーセージ。エルジンは、テキサスの「ソーセージの首都」と呼ばれていて、125年の歴史があり、“Elgin Hot Guts”という超激辛リンクが看板。でもあまりの刺激に、1970年代には辛さの度合いを下げました。

 

ファストフード

Chili Cheese Fries

フライドポテトの上にチリソースとチーズが載っている、今では定番のメニューですが、どこで生まれたのかは諸説あります。ミシガン州のウェイトレスが発明したというのもあれば、テキサスでは、DQでランチを食べていた時に、16歳の少年が思いついたという説も。

 

Whataburger

ワッタバーガー

出典:ウィキペディア

1950年に、コーパス・クリスティで初めてハンバーガーを売りに出した、由緒あるファストフード店。当時、初日の売り上げはたった50ドル。でもその後人気を博してチェーン店に発展。初代から家族経営を続けていたものの、最近メインのオーナーが変わりました。

 

パン類

Jalapeno Cornbread

コーンブレッドは南部料理で人気の食べ物ですが、元はと言えば、ネイティブアメリカンがもたらしたもの。テキサスでは、スパイシーなメキシカンのアクセントが加わり、テクスメクス料理にも欠かせないものになりました。

 

Texas Toast

テキサス・トースト

テキサスにある、”Pig’s Stand” の中でも、誰が生み出したのか論議のあるテキサス・トーストは、厚切食パンの両面にバターをしっかり塗って焼いたパン。ガーリックも塗っていることが多く、一度食べると病みつきになるかも。

 

スナック類

Frito Pie

ニューメキシコの食べ物でも取り上げたフリトパイ。実はテキサスとの間で、どちらがオリジナルを発明したかという意見の相違があるのです。チップスを半分以上食べたら、残りにチリや玉ねぎにチーズを加えて、袋全体をカシャカシャすると出来上がり。

 

Klobasnek

クロバスネク・チーズ入り

出典:ウィキペディア

下記のコラーチがチェコ由来であるのに対し、このクロバスネクは、“The Village Bakery” が1950年代に開発したテキサスのオリジナル。コラーチの生地にソーセージやハムを挟んだもので、普通のソーセージロールとは違い、テキサスならではのスパイスが効いた食べ物。

 

Kolache

コラーチ

出典:ウィキペディア

チェコからテキサスに来た移民が、初めてコラーチをもたらしたと言われています。イースト菌で作るペイストリーの生地の中に、ジャムやフルーツを入れて作る菓子パンですが、テキサスでは、上記のクロバスネクのことを単にコラーチと呼んだりします。

 

果物類

Peaches

テキサスでは、意外にも(私は知らなかったのですが)、桃が美味しいのです。“Jenschke Orchards” では、ユー・ピックもさせてくれ、何と20種類もある中から桃をゲットできるなんて幸せですね。採れたての桃は、ホントに頬が落ちます(^^♪

 

Ruby Red Grapefruit

グレープフルーツは、ビタミンが豊富で抗酸化物質も多く含む健康的な果物として知られていて、最初に栽培されたのはフロリダですが、同じような気候に恵まれたテキサスでも開発され、1929年に “the McAllen Orchard” でピンク・グレープフルーツが生まれました。

そして1934年には、サンゴ色をした果肉から、「ルビーレッド・グレープフルーツ」と命名され、公式にテキサス州指定の果物となったのです。

 

デザート菓子類

Blue Bell Ice Cream

テキサスが誇るアイスクリームを造るブルーベル乳業は、1907年の夏の暑い日、ブレンハムのビジネスマンたちによって産声を上げました。最初はバター造りから始まったのですが、後にアイスクリームに重きを置くようになって、今の地位を獲得。

ブルーベル・アイスクリーム

他の州でも販売するようになったのは、1980年に入ってからのことで、今ではアメリカ全体のおよそ半分に匹敵する、主に南部の州で手に入ります。

 

Pecan Pie

主にアメリカ南部の州で人気のピーカンパイは、ピーカンの生産量では3本の指に入るテキサスでも、100年以上の歴史があります。州の指定パイとして公式に認められたのは2013年です。

ピーカンパイ

出典:ウィキペディア

マーブル・フォールズにある、“Blue Bonnet Cafe” は、リンドン・ジョンソン元大統領もブレックファースト・ミーティングに使い、伝統的なピーカンパイを楽しんだようです。

 

Texas Funeral Cake (Texas Sheet Cake)

お葬式のケーキというと、聞こえが悪いのですが、テキサスでは特別なイベントがあって大人数が集まるときに出される、特大チョコレートシートケーキのことをこう呼んでいます。

しっとりしてリッチなチョコ味のケーキを、これまた濃厚なファッジ・フロスティングで覆い、上にはテキサス特産のピーカンを散らしている、食べ応えのあるケーキ。アメリカのお葬式は、基本的に故人を偲んで皆で楽しく思い出を語ろうという集まりですからね。

テキサスの地図

テキサスで有名な飲み物

アルコールドリンク

Frozen Margarita

メキシカン料理のお供には、やっぱりフローズン・マルガリータ。1970年代頃から人気が出てきました。最初と思われる頃に作った人は、ソフトアイスクリームマシーンを改造して、マルガリータマシーンを編み出したとか。

でも、まさかの大ヒットになるとは思いもせず、パテントもとらなかったため、あっという間に次々に真似されて、世の中に広まってしまったということです。

 

Jester King Beer

ジェスターキング・ビール

オースティン郊外のテキサスヒル群にある広大な土地に構える、ジェスターキング醸造所では、オイスターマッシュルームを使ったビールや、燻製イチジクで作ったものなど、中身も名前も非常にユニークなビールを数多く生み出しています。

 

Michelada

ミチェラーダ・カクテル

出典:ウィキペディア

ミチェラーダの基本は、メキシコのビールにライムジュースを混ぜ、塩胡椒やタバスコ、チリペッパーなどのスパイスを加えたドリンク。バリエーションが多く、テキサスでは、ウスターソースやクラマトジュースが加わったりすることも。

 

Shiner Beer

シャイナー・ビール

1909年の創業以来、人口二千人少々の小さな街、シャイナーで愛されているビールは純ローカル産。サンアントニオとヒューストンの間くらいに位置する、“Spoetzl Brewery” で造られているドイツ系ビールです。

 

Whiskey

テキサス・ウィスキー

テキサスより北に位置するテネシー州が、ウィスキーに関しては名を馳せていますが、それに負けじと、禁酒時代以降、良質のウィスキー作りに勤しみ、今では多種多様なブレンドで、世界中に販売網を広げました。

 

ソフトドリンク

Dr. Pepper

今では、ドクターペッパーの名前で知られているドリンクの元を作ったのは、当時テキサス州ワコーの街外れにある薬局を営む薬剤師、チャールズ・アルダートンさん。彼は暇な時間を使っては、炭酸水にシロップを混ぜてソフトドリンクを作るのが趣味でした。

ドクター・ペッパー

あるとき、薬局に漂うフルーティーな香りを模したドリンクを作って、“Waco” と名付けて売り出したところ、需要に追いつけなくなり、ドリンク畑の科学者、ロバート・ラゼンジー氏に後継を頼み、「ドクター・ペッパー」と改名されて全国に広まったのです。

この辺りの歴史は、“Dr. Pepper Museum” へ行くと、いかにアルダートンさんの鼻がよく効いていたかなど、エピソードを学べます。

 

Sweet Tea

スィート・ティーは、アメリカ南部の州で特に人気のある飲み物ですが、初めてそのレシピが確認されたのが、テキサス生まれの、Marion Cabell Tyree さんという方が、1879年に、“Housekeeping in Old Virginia” に載せたものだということです。

 

そのオリジナルレシピによると、当初はグリーンティーで作られていたものが、世界大戦で日本から入らなくなり、代わりにブラックティーを使いだし、そのまま継続することになった模様。

今ではもちろん庶民のドリンクですが、当時砂糖も氷も高価なもので、スイートティーは上流階級の人々の飲み物だったというのは、初めて知りました。

 

Topo Chico

トポチコ

メキシコから来た炭酸水。当初アメリカ側ではテキサス州くらいでしたが、コカ・コーラ会社が買い上げてからは全州に広まりました。あまりの人気で、ヒットソングのタイトルやアルバムカバーになったりもしています。

 

テキサスの食べ物には、当然ながらメキシコの影響は大で、そのまま根付いたものや、テキサスとうまくフュージョンしたテクスメクス料理など、独特の物もあります。

 

なおかつアメリカ南部の州によく見られる食べ物もたくさんあり、テキサスで生まれたものもありました。もし直接行って食べる機会があるのなら、10月のお祭りの時期に、思い切り風変わりな揚げ物を試してみたいですね。

ある年の作品には、スパゲティ・ミートボールや、ブリトーにチョコレートチップクッキー生地を詰めた物とか、ヌテラを塗ったパンなど、普通フライにするとは思えない揚げ物があって、もう何でも来いの世界です(^^♪