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パスタサラダの組み合わせは多種多様です。レシピで指定通りの材料がそろわなくても、似通ったものがあれば、組み合わせが変わっても同様の物が作れるところが強みです。
アメリカのポットラックパーティーでも、室温で持っていけるので、誰かが必ず作ってくる料理のカテゴリーです。ドレッシングだけ市販のものにして、パスタや具材を好みのもので合わせる人も多いです。
そんなに手間なく作れるのがパスタサラダなので、この際、組み合わせになる素材を、基本のパスタの種類、加える具材の数々、調味料の種類に分けてリストアップし、最後にアメリカの家庭で作った実例を挙げておきます。
パスタサラダを組み合わせるには?
パスタの種類
日本ではスパサラのように、ロングパスタを使ったパスタサラダも人気ですが、アメリカではショートパスタを使うことがほとんどです。
私は、オルゾパスタ、シェルパスタ、ジーティパスタ、フジッリパスタ、ペンネパスタ、マカロニパスタ、リボンパスタ(ボウタイパスタ)などをよく使います。
具材のアイデア
【肉類】
・ビーフ、ポーク、チキン、ターキーなど
【魚類】
・サーモン、ツナ、海老、カニ、イカ、アンチョビーなど
【野菜類】
・緑黄色野菜・・・特殊なパスタを除いて、基本的にパスタはクリーム色をしているので、(栄養価はもちろんのこと、)見た目の美味しさを増すためにも、パプリカや人参、トマトやアスパラなどのカラフルな野菜は欠かせません。
・香味野菜その他・・・にんにく、玉ねぎ、シャロット、ねぎ、ケイパー、オリーブ類など
【豆類】
インゲン、枝豆、グリンピース、ひよこ豆、ブラックビーンズ、金時豆など
【ナッツ類】
胡桃、ピーカン、パインナッツなど、軟らかめのナッツ
【チーズ類】
・粉系・・・パルメザンチーズ
・カビ系・・・ブルーチーズ
・ブロック系・・・チェダーチーズ
・フレッシュ系・・・モッツァレラチーズ
・牛以外・・・シェーブルチーズ
調味料の種類
【オイル】
パスタサラダを和えるときのドレッシングの要になるので、オリーブオイルを使うときは必ずエキストラバージンを使うことにしています。調合油は避けて、とにかくできるだけ高品質のオイルを選びたいですね。
食用オイルの種類については、別ページで詳しく解説しているので、よかったら参考になさってください。
【酸味】
ビネガーの他にレモンジュースやライムジュースも使えます。(より強い風味を出すために皮をおろして混ぜることもあります。)ビネガーの種類についても、詳細は別ページをご参照ください。
【辛味】
一般的にはディジョンマスタードを頻繁に使いますが、粒入りを使ったり、すでにフレーバー込みで、ハニー味やガーリック味を使うこともあります。スパイシーな仕上げにはタバスコなどのホットソースを加えることも。
【甘味】
砂糖、ハチミツ、その他シロップ類
【乳製品】
牛乳、ヨーグルト、マヨネーズ、サワークリーム、クレームフレッシュなど
【スパイス類】
・基本系・・・塩、胡椒、各種ペッパー
・ハーブ系・・・オレガノ、タイム、タラゴン、チャイブ、バジル、パセリ、ミントなど
パスタサラダの組み合わせの実例
【オルゾパスタサラダ】
・お米を膨張させたようなオルゾと海老のパスタサラダです。アスパラとグリンピースとエンドウの他、タラゴン、チャイブ、パセリなどのハーブ類も加えます。ドレッシングは、オリーブオイルにレモンジュース、塩胡椒です。
【シェルパスタサラダ】
・貝殻の形をしたパスタを使います。たっぷりのバジルの葉にヨーグルトとマヨネーズ、パルメザンチーズと胡桃を加えてピューレにし、ペスト風味のドレッシングで和えています。使用した野菜は、インゲンに人参、サマースクウォッシュです。
・シェルパスタが見えないくらいの野菜(パプリカ、人参、胡瓜、ブロッコリー)が入った、ベジタリアンの主食にもなるパスタサラダです。ドレッシングは基本的なオイル、ビネガー、マスタードの組み合わせで、おろしチーズもたっぷり混ぜます。
・鮭缶を使って作るパスタサラダなら、常備品でできますね。マカロニパスタでもいいのですが、茹で上がったパスタが温かい内に、サーモン、マヨネーズ、マスタード、レモン汁を加えて混ぜ、ハーブ類も足して、好みでタバスコで辛みを付けます。
【ジーティパスタサラダ】
・ジーティを使って、アスパラやルッコラ、グリンピースなどの緑の野菜をたくさん加え、カラマタオリーブでアクセントを付け、オイルとレモンジュースがベースのドレッシングで和えて、パルメザンチーズを散らして仕上げます。
【フジッリパスタサラダ】
・具材になるトマトやオリーブにケイパー、にんにく、アンチョビーを混ぜて少し置いたら、オイルと塩胡椒を加えてしばらくマリネしておきます。フジッリをゆでて温かい内にマリネに加え、味が染み込んでから最後にバジルを刻んで混ぜ入れます。
【ペンネパスタサラダ】
・ペンネパスタにルッコラ、チーズ、オリーブ、ローストしたパプリカを加え、オイルにワイン酢とレモン汁、マスタードを混ぜたドレッシングで和えて、パインナッツを散らします。
・カプレーゼというと、トマトとフレッシュモッツァレラチーズの薄切りを交互に重ね、バジルをあしらったサラダですが、同じ具材にペンネを混ぜて、オイルとレモンジュースにシャロットとニンニクを加えたドレッシングに、砂糖の隠し味も入っています。
・チキンをワインで煮て冷ましてから一口サイズに切り分けます。普通はドレッシングの材料を合わせて混ぜるのですが、まず茹でたペンネにある程度オイルを絡ませておき、残りの油にバジルやニンニク、レモン汁を混ぜたものを加えて和え、パプリカやオリーブを混ぜてレタスの上に載せます。
【リボンパスタサラダ】
・ボウタイに枝豆もしくはグリンピースを混ぜ、マヨネーズを牛乳とレモンジュースで溶いたドレッシングで和えます。
・リボンパスタを変形させたような種類に、ボネッティパスタがあります。基本のオイル、ワイン酢、マスタードで作ったドレッシングをゆでたパスタに絡めて冷蔵しておきます。調理済のチキンにマヨネーズをまぶし、グリンピーズ、パプリカ、マッシュルームとともにパスタと混ぜて、トマトを散らします。
【クリスマスパスタサラダ】
・クリスマスツリーの形をしたパスタを使います。色も付いています。パスタをゆでたら、他の材料(オイル、レモン汁、チーズ、バジル、白インゲン、塩、ペッパーフレーク)を全て混ぜ合わせるだけです。
イベント関連の珍しいパスタの種類は別ページで解説しています。子どもから大人まで楽しめる、いろんな形のパスタがありますよ。
上記に挙げたパスタサラダの調理例は、拙ブログ「世界の家庭料理からもてなし料理のレシピまで集めよう」に詳しいレシピを載せています。
パスタサラダの組み合わせは自由が利くので、レシピ通りにできなくても大丈夫。たいてい日持ちもいいから、作り置きもできて、便利なメニューの1つです。
ただ翌日からは、味が染み込んでも、ドライに感じるかもしれないので、ドレッシングを多めに作って、少し余分なものを別の瓶に取っておき、後日追加して混ぜ合わせるのも、1つのコツです。
ダイエットでパスタを控えているのなら仕方ありませんが、そうでなければ、ぜひいろんな形のパスタで組み合わせを変えて、オリジナルのパスタサラダを楽しんでください♪