レストランの会計を英語で?テーブルで行う会話例でトライ!

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レストランで会計をするときの英語について、基本的な文型から、考えられるシチュエーションによって、どのように対応すればいいのか、例文と訳文を挙げて説明していきます。

 

レストランで会計:基本の英語

 

アメリカのレストランで会計をするのは、ほぼ座っているテーブルで行います。というのも、日本のレストランのように、そこで給仕をしている人なら、誰を呼んで頼んでもいいのではなく、決まった人を相手にしないといけません。

それは、テーブルに就いた人にチップを渡す習慣があるからですね。中には、カジュアルなレストランだと、働いている人全員で、お客さんからもらったチップを分けるところもあるようですが、普通は個人対応です。

 

ということで、会計をするときも、最初に、「私があなたのサーバーです。」と自己紹介した人に頼まないといけません。大抵、食事が終わったころを見計らって、テーブルに勘定書きを持ってきてくれます。

でも、食事のラッシュアワーで混雑期には、なかなか気づいてもらえないこともあるので、そういう時には、給仕をしてくれた人が近づいてくるのを待って、声をかける必要があります。

 

<会計を頼むときの英語表現>

 

あまり高級なレストランではない所でのストレートな言い方は、

“Excuse me. Check, please.”
「お勘定、お願いします。」

もう少し丁寧な英語で言うと、

“Can I (we) have (get) the check, please?” 
「お勘定をお願いできますか?」

更に丁寧な英語では、

“Could I (we) have (get) the check, please?” 
「お勘定をお願いしたいのですが?」

最も丁寧な英語の言い表し方は、

“May I (we) have (get) the check, please?” 
「お勘定をお願いできるでしょうか?」

 

<クレジットカードのやり取りに関する英語表現>

 

ほとんどのレストランでは、メジャーな会社の、たとえば、ビザやマスターカードは、ほぼ問題なく使えると思いますが、アメリカンエキスプレスは、たまに使えないところがあります。

もっとマイナーなカードになると、更に使えない可能性は増えてきます。ですので、こちらが提示したカードを一目見て、店員が丁寧に拒否することがあります。

クレジットカードÅ

“I am sorry, but we do not accept JCB card here.”
Do you have another card?”
「申し訳ありませんが、JCBカードはこちらでは取り扱っておりません。他のカードをお持ちでしょうか?」

 

そこで、何か別のクレジットカードを出したとして、

クレジットカードB

“I am afraid this credit card cannot be used.”
「恐れ入りますが、このクレジットカードは使えません。」

となることもあります。いつも普通に使っているカードでも、たとえば磁気の不具合で、うまく作動しないこともたまにあります。そんなときのためにも、ある程度の現金は持っておく方が無難ですね。最終的には、

“That is all right. I will pay with cash.”
「かまいません。では現金でお支払いします。」

と言って、おさめましょう。

現金支払い

 

レストランで割り勘をしたいときの英語は?

 

レストランに身内だけで行く場合は、誰かが代表して支払うものですが、会社の同僚と行ったり、友達同士で行ったりするときには、会計を別にしてもらいたいことがほとんどですね。

日本の英会話の本には、よく“Let’s go Dutch.”という表現が出てくると思うのですが、アメリカでは実際の場面で、こういう言い方はしません。
もっとストレートに、

“Let’s split the check (bill).”
「割り勘にしよう!」

と言います。

また、よくあるシーンですが、支払うときになって、相手が、

“Let me treat you today.”
「今日は私に(僕に)おごらせて。」

と言ってくることもありますね。
あっさり“Thank you.”と言うのもありですが、抵抗したい場合は、

“Oh, no. We should split the bill.”
「それはだめよ。割り勘にしよう。」

と主張してもいいし、もし自分の方があきらかにたくさん食べたり飲んだりしていて、全面的におごるつもりはないけど、ある程度の歩合で支払いたいときには、

“No, I ate a lot more than you did.”
「だめよ。私の方がたくさん食べたんだから。」とか、

“No, I ordered more drinks than you.”
「だめだめ。私の方がたくさん飲んだんだから。」

とか理由を挙げて、

“Let me pay more.”
「私にもっと払わせて。」とか、

“I will pay the most part.”
「私の方がほとんど持つから。」

とか言って、適当に多めに計算して払うといいでしょう。
借りを作りたくない場合に参考にしてください。

また、複数でレストランに行った場合に、サーバーの方が気を利かして、
向こうの方から、

“Would you like to pay separately?”
「お支払いは別々になさいますか?」

と聞いてくれることもあります。そんな時は、即、

“Yes, Please.”
「はい、お願いします。」

と言って、別々の勘定書きをもらいましょう。

また、そんな気配がないときには、こちらから、

“Could we pay separately?”
「別々に支払ってもいいでしょうか?」

と聞いて、お願いするといいです。

 

レストランの会計で問題があるときの英語の例

 

まだよく知らない人と食事に行って、支払いの段階で勘定書きを隅から隅まで眺めて、中身を確認するのは億劫ですが、夫婦で行ったり、仲の良い友達同士なら、おかしいなと思ったら堂々と質問してかまいません。

たとえば、レストランでメニューを見て、食事を一度注文したんだけれども、隣の人のテーブルにおいしそうなものが運ばれてきて、やっぱりあれが欲しいと、オーダーを変えたことってありませんか?

忙しい時間帯のレストランや、人手の足りないところで、同じ人がいくつものテーブルを見ているときには混乱が起きるものです。間違ったものが運ばれてくることもあれば、伝票に余分なものが含まれていたりすることもあります。

レシート

そういうときには、

“I am afraid I have been charged for something I did not order.”
「頼んでないものが勘定に含まれているようなんですが。」

と言って、確かめてもらいましょう。

また、私はよくレストランの割引クーポンをどこかで調達してきて使うことがあります。たいてい注文のときに見せておいて、間違いなく割り引いてもらうようにしますが、やはり勘定書きには目を通して確かめます。

もし、正規の料金しか書かれていなければ、

“Is this discounted?”
「これ、割引になっていますか?」

と聞いて、確認しましょう。せっかく安いと思って食べたのに、後味が悪くなってしまいますからね。

なお、これは避けたいことですが、勘定書きの中身がどうも納得いかないときには、最終手段として、店長に訴える方法があります。

“May I speak with the manager?”
「店長を呼んでもらえますか?」

ただし、この後、自分で細かい内容について反論しないといけないので、より高度な英語が必要になってきますから、やっぱり辞めておいた方がいいのかもわかりません♪

 

いかがでしたか?

アメリカや海外の英語の通じるレストランで会計をするときに、覚えておいて使ってみてください。

 

サービス業はアメリカの神髄です。またレストランは、賢い大学院生が学費を払うために、バイトをしていることも多い職場です。こちらも常識的な態度で接すれば、片言の英語でも真摯に対応してくれるはずです。

別のページでは、レストランのメニューに出てくる英語や、実際に注文するときの英語、また、予約をするときの英語などの解説もしていますので、併せて参考になさってください。

 

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