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飲み物に含まれるカフェインの量って、気になりますよね。日本人は毎日自然に緑茶を飲んでいますが、一体どのくらいの量が入っているのでしょうか?
珈琲=カフェインのイメージがありますが、エナジードリンクに含まれるカフェイン量も半端ではありません。緑茶もそうですが、紅茶も多種類あるので、十把一絡げにはできません。
私は夕方前くらいから寝るまでの間に、コーヒーや、玉露、ブラックティーの類を飲むと、夜中に目が覚めます。チョコレート系も同じく影響します。
逆に言うと、長距離運転が必要な方は、カフェインの量が多いものを眠気覚ましに飲まれることも多いかと思います。
では、それぞれの飲み物には、どのくらいのカフェインが入っているのか、アメリカで言うところの1カップ(240mL)を目安に比較していきます。
コーヒー・紅茶・緑茶のカフェイン量
飲み物の中でも、一番気になるのが、やはり、コーヒー・紅茶・緑茶に含まれるカフェインの量の差だと思います。
それぞれに「デカフェ」のバージョンがあって、カフェインを摂りたくない方は、そちらを選ばれると思うのですが、決してゼロとは言えないんですよね。それに昨今、副作用的な弊害を唱える説もあります。
まあ、何でもほどほどに、がいいのですが、やはり目安として、カップ1杯にどれくらいのカフェインが入っているのか分かれば、2杯目、3倍目を飲むかどうかの判断材料にもなりますしね。
<コーヒーのカフェイン量>
珈琲の場合、淹れ方のスタイルや抽出時間によっても違ってくるので、ある程度幅を設けて記載しています。
ドリップコーヒー・・・・・・・95~165mg
ドリップ(デカフェ)・・・・・2~12mg
インスタントコーヒー・・・・・65~90mg
インスタント(デカフェ)・・・2~12mg
エスプレッソ(シングル)・・・29~100mg
エスプレッソ(ダブル)・・・・58~185mg
エスプレッソ(デカフェ)・・・8~16mg
ちなみに、地元に住んでいる関係上、スタバコーヒーのカフェイン量の比較もしておきます。サイズは上記に倣って、1カップ(ショート)分に含まれる量になります。
ホットコーヒー・・・・・・・・130~180mg
デカフェコーヒー・・・・・・・15mg
アメリカーノ・・・・・・・・・75mg
エスプレッソ(ソロ)・・・・・75mg
カフェオレ(ミスト)・・・・・75mg
カフェラテ・・・・・・・・・・75mg
カプチーノ・・・・・・・・・・75mg
キャラメルマキアート・・・・・75mg
フラットホワイト・・・・・・・130mg
ラテマキアート・・・・・・・・150mg
アイスコーヒー・・・・・・・・120mg(トールサイズ以上しかないので、これは1カップ半分です。)
<紅茶のカフェイン量>
紅茶もコーヒーと同様に、抽出時間や温度によってもカフェインの量が違ってくるので、幅を持たせて記載しています。
ブラックティー・・・・・・・・40~120mg
デカフェブラック・・・・・・・2~10mg
なお、ハーブティーになると、完全にカフェインレスなので、妊婦さんでも安心して飲めますね。
さて、スタバの紅茶はどんな具合かと言うと、
ブラックティー・・・・・・・・40+mg
チャイティーラテ・・・・・・・50mg
ブラックアイスティー・・・・・20~25mg(トールサイズなので、1カップ半分)
<緑茶のカフェイン量>
緑茶に含まれるカフェインの量は、1カップに付き大体25mg前後とみていいでしょう。ご存知のように、麦茶はカフェインレスですね。
もちろん、お茶は種類によって、また収穫時期や淹れ方によっても差は出てきますが、玄米茶のカフェインが一番少なく、ほうじ茶、ウーロン茶、煎茶はほぼ同じくらいの量です。
ただ、玉露や抹茶といった、成熟してから摘まれる茶葉ではなく、若い芽のものには、通常の数倍のカフェインが含まれているので、寝つきの悪い方は、就寝前は避けた方がいいですね。
3つの飲み物、コーヒー・紅茶・緑茶のカフェイン量を大雑把に比較すると、4:2:1くらいの関係になります。
スタバに話を戻すと、
グリンティーラテ・・・・・・・30mg
アメリカでも、このフレーバーは定着してきているので、”Matcha Latte”で名前が通っています。フレッシュジュースを提供する店でも、”Matcha shot”として、飲み物に加えるブースターとして使われています。
さて時々、お茶のカフェインはコーヒーに匹敵するという話が出てくるのですが、上に書いたように、普通の緑茶に含まれるカフェインの量は、基本的にコーヒーの4分の1量程度です。
ではどうしてお茶にも独特の覚醒作用があるのかというと、それはアミノ酸の一種である「テアニン」の働きによるものです。これは、まだ青々とした新茶に多く含まれる成分です。
「独特の」というところがミソで、実は、テアニンはカフェインの極端な覚醒作用を抑えて、リラックス効果を生み出す力があるため、疲労回復が速くなり、集中力を高めてくれるので、意識力がアップするわけですね。
その他の飲み物のカフェイン量
<チョコレートドリンクのカフェイン量>
では、チョコレートが入った飲み物のカフェイン量はどうなっているのでしょうか?
チョコレートミルク・・・・・・・・・4mg
ホットチョコレート(ココア)・・・・10~70mg
スタバのチョコレートドリンクでは、
カフェモカ・・・・・・・・・・90mg
ホワイトチョコレートモカ・・・75mg
<ソーダのカフェイン量>
炭酸飲料は、やはりブランド名を挙げた方がピンとくると思います。比較的名前の知られた飲み物を記していきます。1カップに含まれる量です。
コカ・コーラ・・・・・・・・・35mg
サンキストオレンジ・・・・・・40mg(意外や意外!)
ドクターペッパー・・・・・・・27mg
ペプシ・・・・・・・・・・・・37mg
マウンティンデュー・・・・・・37mg
ちなみに、カフェインレスのソーダには、スプライト、セブンアップ、ファンタ、フレスカ、一部を除くルートビアなどがあります。
<エナジードリンクのカフェイン量>
名前からして、最も多くのカフェインを含んでいそうな飲み物ですね。
私はアスリートでもないし、受験勉強もとっくの昔に終わっているので、あまり馴染みがないのですが、やはりブランド別に挙げてみます。1カップ分の量です。
アリゾナ・・・・・・・・・・・100mg
モンスターエナジー・・・・・・80mg
レッドブル・・・・・・・・・・76mg
飲み物のカフェイン量:まとめ
主な飲み物に含まれるカフェインの量を比較してみました。
珈琲その他の覚醒作用のあるドリンクを頻繁に飲むようになるまでは、日本にいる限り、日常的に飲む緑茶のカフェインを気にしたことはなかったと思うのですが、健康志向も高まる中、よく話題に上るようになりました。
人によっては、スポーツ選手やテスト前の学生のように、意識を目覚めさせる即効性のあるカフェィンを多くとりたいときもあれば、妊婦さんのように刺激物を極力抑えたいときもあると思います。私も授乳中は我慢しました。
それぞれの立場で、少しでもその時にあった飲み物を選べるように、大まかな種類別にカフェインの量を比べてみました。お役に立てば幸いです。
ちなみに、アメリカのFDA(アメリカ食品医薬品局)では、一日に400mg以下のカフェインであれば、健康に害はないとしています。何でもほどほどに、ですね。