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コーヒーの入れ方の基本についておさらいしたいと思います。
私は体調がおかしくない限り、必ず朝はコーヒーを飲む習慣になっています。昨年までは、普通のコーヒーメーカーを使っていたのですが、クリスマスにKカップ式の珈琲メーカーをプレゼントにもらって以来、そればっかりです。
何せコーヒー豆の後始末がいらないので、便利なことこの上ないのです。でも、1つ大きな欠点があります。
部屋の中に、あのかぐわしいコーヒーの香りが漂わない!
それで、時々ハンドドリップを楽しむことがあります。というわけで、今回基本に立ち返って、コーヒーのおいしい入れ方を再考したく思った次第です。
ということで、器械には頼らないマニュアルの方法で、コーヒーを入れる手順やコツ、またちょっとしたアイデアなどをまとめてみます。
コーヒーの入れ方の基本:準備編
珈琲を入れる前に、用意したいことについて整理します。
・使いたいマグに、水道の熱湯でいいから、注いで温かくしておくこと。
せっかくコーヒーを適温に入れても、特に冬場、室温が下がっている時に、冷たいコップに注ぐことで、温度を下げてしまってはもったいないです。
・コーヒーを入れるために使う水は、やはり水道水ではかわいそうです。
ミネラルを含んだ水は、コーヒーの味を変えてしまうので、フィルターを通した水を使うようにしましょう。
・コーヒー豆の味が最も生かされる水の温度は、大体摂氏91度から96度 くらいの間と言われています。つまり、沸騰水は少し温度が高すぎるので、沸騰後15秒くらいしてから注ぐと、いい感じになります。
・コーヒーは、豆の状態で買ってきて、淹れる直前に挽くのがベストですが、面倒な場合は、使用する器具に合った挽き具合のコーヒーを用意することが大切です。
コーヒーの入れ方:ハンドドリップ
珈琲を入れる方法で、ハンドドリップに勝るものはないと思います。どうしてかと言えば、豆の挽き具合から、水の温度、抽出する時間に至るまで、すべてを自分でコントロールできるからです。
一人分を入れる場合、あの円錐形のドリッパーに、コーン型というか、たたむと扇形になる紙のフィルターを使うときは、コーンミールくらいの中挽きの豆が適当です。
メタル・ドリッパーを使うときは、中挽きよりほんの少し細かいくらいの豆がいいでしょう。また、ドリッパーがなくても、同じようなサイズの漏斗で代用することもできます。
コーヒー豆の分量は、水180mLに対して、大さじ2杯くらいが適当です。
フィルターに挽いた珈琲豆を入れたら、沸騰した水を半カップほど注いで、全体をしとらせ、30秒ほど置きます。それから残りの湯を注いで入れます。
この間、ずっと側についていないといけないのが、しいて言えば短所かな?
私は砂糖は入れませんが、ブラックではなく、ミルク系のものを入れます。その際、コーヒーを入れてからクリームを足すのではなく、いつもマグカップに最初に入れておいて、その上からコーヒーを注ぐようにしています。
そうすると自然にクリームも温まりますよね。本当のことを言うと、私が好きなのは、アイリッシュクリームで、朝からほろ酔い気分?ではありませんが、珈琲を引き立ててくれるアイテムなので、癖になっています。
コーヒーの入れ方:フレンチプレス
フレンチプレスも、ハンドドリップ同様、自分でコーヒーの出し方を調整できるところが大きな魅力です。
欠点を挙げるとすれば、やはり掃除でしょうか?
入れ方ですが、マグカップ同様、フレンチプレス自体も温めたものを使います。コーヒー豆の挽き具合は、ハンドドリップ同様、中挽きが適当です。豆と水の量も同じ配分で大丈夫です。
コーヒー豆を底に入れたら、適量の沸騰水を、挽いた豆全体に含ませるように注いでいきます。細長いスプーンか何かで少し混ぜます。蓋をして約5分置きます。
ゆっくり、しっかり上から押していき、上部にできたコーヒーをカップに注ぎます。
このフィルター部分に細かいコーヒー豆が入り込んで、なかなか全部出てこないことが多いので、使い終わった後のクリーニングが億劫になるかもわかりません。
毎日使う分には、熱湯でゆすぐ程度でいいと思いますが、珈琲豆はオイル分を含んでいるので、やはり週に一度は、洗剤を使って中をよく洗った方がいいですね。
このフレンチプレスって、コーヒーや紅茶を入れること以外にも使えたりするので、一台あると結構重宝します。
いかがでしょう。
皆さんはどの方法でコーヒーを召し上がっていますか?
たとえば、ちょっと古風なパーコレーターで入れている方はいらっしゃるでしょうか?
その際、やはり淹れた後のコーヒー豆の処理が面倒なのではと想像します。そういうときは、普通のコーヒーメーカーでよく使う、花びら型というか、底が円形になっている、バスケットタイプのフィルターがありますね?
その縁の中心部に小さい切り目を入れて、パーコレーターに敷いてから豆を入れれば、紙ごと取り出してコンポストに加えればいいので、とても楽になります。
コーヒーって、適量を飲む分にはプラスになる要素も多い飲み物なので、基本の入れ方を知って、ぜひ、おいしく淹れたいものですね。