バナナの食べ方でおすすめなのは?タイミング考えて適量摂取

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バナナの食べ方おすすめ

バナナの食べ方でおすすめする、食べ時や摂取量、アメリカや海外での料理の実例などを紹介していきます。

 

バナナが体にいいことは広く知られていますが、改めてバナナの成分の何がいいからどういう風に体に影響を与えるのかを考えて、食べるタイミングや適量を知っておくと、効果も十分生かせますよね。

以前に、アメリカで作るバナナのお菓子を特集しましたが、今回は他の料理の例も挙げて、バナナのおすすめな食べ方を解説します。

 

バナナの食べ方でおすすめなタイミング

朝食に食べる意義

前夜の夕食から長時間休ませていたお腹に刺激を与えて、腸のぜん動運動を活発にすると、自然な排便につながり、便秘解消に一躍買ってくれます。

バナナには食物繊維がたっぷり含まれており、必須ミネラルの1つであるマグネシウムも入っているので、朝から腸内環境を整えてくれるのです。

 

朝起きると交感神経が動き出して、血圧も上昇してきます。その点、バナナに含まれるカリウムには、体内の塩分を調整してくれる役目があるので、高血圧の方にもおすすめできる食べ物です。

ただし、これだけで朝食にするにはバランスが悪いので、一日の始まりである朝食には、蛋白質や炭水化物も平均して摂ることをおすすめします。

 

運動前に摂るバナナ

運動の前後に意識してプロテインを摂られる方も多いかと思いますが、より効果を高める方法として、エキササイズの前にバナナを摂るとよい理由があります。

 

どうしてかというと、バナナには、瞬発力を発揮してくれる単糖類と、持続的なエネルギー源になる多糖類の両方が含まれているので、平均して運動能力を上げてくれるのです。

バナナの糖質が、体の脂質の燃焼やたんぱく質の代謝に寄与してくれるので、筋肉量の増加に役立つのですね。

ベビー・バナナ

 

スナックとしてのバナナ

日中小腹がすいたときには、甘いお菓子ではなく、バナナを一本食べることをおすすめします。手を汚すことなく、ナイフも要らずに簡単に摂取できるので、外出時にも便利。

バナナ特有の自然な甘さもあり、かなり満腹感を味わえます。レジスタントスターチをおすすめするページで解説しましたが、皮にまだ緑がたくさん残っているバナナを選ぶと、大腸で善玉菌の餌になってくれるので、より効果的です。

グリーンバナナ

 

食事前に摂るバナナ

バナナは、低GI(グリセミック・インデックス)食品です。つまり食後の血糖値を上げる速度が緩やかなので、例えば夕食の少し前にバナナを食べておくと、しばらく満腹感が保たれます。

すると、主食の暴飲暴食も防いでくれますね。バナナを先に食べることでダイエットにつながるというわけです。パーティーやビュッフェなど、際限なく食べる可能性が高いときの防波堤になってくれるかも。

若いバナナ

 

バナナのおすすめ摂取量

さて、バナナを日常的にベストなタイミングで摂取するといいことはわかりましたが、一日どのくらい食べるといいのでしょうか。

バナナの皮をむいた時の中身の量は、小さめの物だとおよそ100グラム程度です。カロリーにすると、大体85~90キロカロリー前後。

ご飯に置き換えると、茶碗に半膳、食パン1枚程度。他の果物と比較すると高カロリーなので、食べすぎはおすすめできません。

バナナ2本

それに、バナナにはシュウ酸も含まれるため、摂りすぎると結石を招くことにつながる場合も出てきます。

それが気になる場合は、カルシウムを含む食品と一緒に食べると回避できますが、いずれにせよ、一日に可食部で200グラム程度が頃合いでしょう。

 

 

バナナを使ったおすすめ料理

朝食編

・バナナグラノラ(胡桃入り)

バナナグラノラ

バナナをマッシュにして、砂糖と油を入れて少し煮ます。火からおろして調味料やスパイス類を加えたら、オーツと胡桃を混ぜて、ベーキングシートに広げ、オーブンで焼いたら冷まします。

少し置いて、固まっているところを適当に割って食べやすい大きさにしたら、密閉容器に保管。毎朝のシリアルやオートミールなどに少しずつ加えると、いつもの朝食にアクセントができて豊かに。

 

・フレンチトースト・バナナシナモン

フレンチトースト(バナナ添え)

基本のフレンチトーストは、パンに卵と牛乳を浸み込ませて焼くわけですが、漬け込む液の中に、バナナとシナモンパウダーを加えてフードプロセッサーにかけます。

これに食パンを十分浸して焼くと、とてもリッチなテイストのフレンチトーストの出来上がり♪ 完熟バナナがあるときに活用したいレシピです。

 

スナック編

・バナナブレッド(チョコレートスプレッド入り)

バナナブレッドは、少し黒い斑点が増してきた完熟バナナが余っているときに作るとちょうどいいバナナの食べ方ですね。チョコレートスプレッドといえば、”Nutella”。

バナナブレッド(チョコレートスプレッド入り)

息子の米大学寮でも、どんなに補給してもすぐになくなる、なくてはならない代物でした。同じ物でなくても、いろんなフレーバーが楽しめるスプレッドが出ているので、好みの物を混ぜて作るといいです。

基本の生地に練りこんで、マーブル状に模様を描くと美味しさが増しますね。

 

・バナナフォスター

未熟なバナナしかないときにはこれ。フライパンにバターに砂糖やスパイスを加えて溶かし、バナナを縦半分、横半分に切って入れ、片面が色づいたらひっくり返して焼きます。

ソースを全体に絡めたら火からおろしてラム酒を注ぎ、火をつけてフランベにすると出来上がり。好みでローストしたナッツを散らして、バニラアイスクリームを添えて出すと、あら、美味しい♪

 

ドリンク編

・バナナダイキリ

大人用アルコールドリンクです。まずバナナを小さく切って凍らせておきます。ブレンダーに同量のホワイトラムとクワントロ―を注ぎ、ライムジュースと冷凍バナナ、氷を適量入れて混ぜるだけ。

 

 

調理用バナナ編

海外、特に中南米や東南アジアに行くと、一見普通に皮をむいて食べられそうなバナナでも、触ってみると火を通さないと皮もむけないような、調理用バナナが多くあります。

いわゆるプランテンの類です。ペルーに旅行したときに、ちょっと気になったバナナの料理例も少し挙げておきますね。

 

・タカチョ

フライパンで、小さく切ったベーコンなどの塩漬け豚を炒めて取り出し、残りの油で適当な大きさに切ったプランテンを炒め、ボウルに入れてつぶします。そこへベーコンも混ぜて塩で味付け、ボール状にまとめていくのです。

ちょっと油っぽい感じが苦手な場合は、ベーコンの代わりに玉ねぎのみじん切りを加えて混ぜるのもいいでしょう。チョリソーソーセージのお供についてくることが多いです。

 

・チャポ

ローストした比較的甘みのあるプランテンを絞り出し、ヤシの葉で作ったこし器でこして、クローブやシナモンなどのスパイスを加えて飲む、冷たいドリンク。

ペルーに存在するバナナの種類は20種類くらいあるそうなので、珍しい種類に出くわしたら、シンプルにバナナ・フリッターを作って食べるのもいいと思います。

 

 

バナナの食べ方でおすすめな方法を、食べるタイミングや摂取量を考え、料理の実例も挙げて解説しました。

いずれ地球に食糧難が来るという人がいたり、局地の戦争で、一部の食材が手に入りにくくなったりとかすることもありますが、今のところバナナは潤沢にあるようなので、美味しくいただく方法を考えて、効果的に摂取したいですね。