トロピカルフルーツの種類。熱帯地方で採れる果物は美味!

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トロピカルフルーツの種類

トロピカルフルーツの種類には、とてもエキゾチックな名前が付いているので、初めて耳にする果物だと、一体どんな形で、どんな味をしているのだろうと、想像をたくましくしてしまいます。

「トロピカル」というからには、赤道付近の熱帯地方で生育するフルーツのことを指すわけですが、そもそも「熱帯地方」というのは、緯度が低く、年の平均気温が摂氏20度を下回らない地域だそうです。

 

日本の7,8月は、温度だけで言うなら、一時的には熱帯地方ですよね。

では、どんな国々が含まれるのかというと、アフリカの中部、メキシコや南米諸国、アジアでは、インドやフィリピン、インドネシアなど、そしてオーストラリアの北部、ハワイを含む太平洋の島々、また、沖縄の離島などです。

 

一番寒い月の平均気温も、ヤシの木が育つ程度の摂氏18度ないといけません。

そういう地域で育つフルーツの種類にはどんなものがあるのでしょうか?

 

日本でも栽培されているものから、輸入しないと手に入らないものまで、リストアップしてみました。諸外国のものが多いので、アルファベット順に並べています。

 

トロピカルフルーツの種類

“Dragon fruit”(ドラゴンフルーツ)

ドラゴンって、竜のことですね。この果物の皮が、まるで竜のうろこのように見えることから、この名前が付いたようです。実際は、サンカクサボテンになっている果実の部分を指し、”pitaya”(ピタヤ)とも呼ばれています。

ドラゴンフルーツ

メキシコから中南米にかけての、高温多湿の熱帯地方に生息する、トロピカルフルーツで、切ると、白か赤のゼリー状の果肉に、無数の黒い粒々が見えます。スプーンですくって食べることができます。

栄養価も高く、美容のために召し上がっている方も多いのではないでしょうか?

 

“Jack fruit”

ジャック・フルーツという果物は、サンディエゴに遊びに行ったときに初めて目にしました。第一印象は、「何なの、このお化け果物は?」でした。

Jack Fruit

東南アジアやアフリカ、南米などで栽培されていて、一応世界一大きな果物として認められているようです。

一体、どうやって食べるのか。息子が家の冷凍庫にあるというので、生は買わずに、家にあるのを解凍して食べたのですが、かなり弾力のある身で、あまり私の口には合いませんでした。今度、生で食べる機会があったら、もう一度挑戦してみようと思います。

 

“Mango”(マンゴー)

インド原産で、今では世界中に広がっているマンゴーですが、いろいろ種類があります。一番ポピュラーな形は、楕円に近く、赤緑色の皮の物だと思います。果肉はオレンジ色で、繊維質がとても豊富な果実です。(便通にもいいかも。)

これより少し小ぶりで、外も中も黄色っぽいものもあります。いずれにしても、最大の難関は、種をいかにして果肉から取り除くかです。これと言って裏技はありません。

マンゴー

フルーツの真ん中に包丁を突き刺すと、必ず馬鹿でかい種に突き当たるので、約3分の1くらいのところで、種をかすめるようにして、できるだけ面積の広い果肉を切り離すことが一番です。

 

種の厚みを感覚的につかんでいれば、反対側の3分の1(今となっては、残りの半分ということになりますが)にナイフを刺して切っていくと、うまくはずせます。

日本では一時、マンゴープリンが流行りましたね。何でも台湾の方では、マンゴー氷が美味しいとか。一度食べてみたいな。

 

“Mangosteen”(マンゴスチン)

一時、マンゴスチンのガムに凝っていたことがありました。このフレーバーの緑茶も好きです。日本にはタイ産の物が入っているようですね。

元は、マレー半島のスンダ島が原産で、赤紫色の皮をしていますが、中は白い果肉。世界三大果実の1つに数えられています。高温多湿な地域でないと育たないことから、美味しさに加えて、その希少性も理由の1つなのだと思います。

なお、マンゴとは何の関係もありません。

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“Papaya”(パパイヤ)

パパイヤは、種類によって大きさが全然違う物があります。普通サイズの物で完熟していれば、皮をむいて、無数の黒いゼリー状の種を取った後、スプーンですくって食べることができますが、フットボールサイズはそうはいきません。

パパイヤ(大)

皮が緑のうちは、まだ食べられないので、常温でもう少し成熟させ、濃い黄色になってきたら食べごろです。でも、あまり長く置きすぎると、カビが生えてくるので、そうなる前に冷蔵庫に移しましょう。

パパイヤ

南米原産ですが、今では世界中の熱帯地方で栽培されています。

パパイヤ(小)

 

“Passion fruit”(パッションフルーツ)

とろっとした粒々が果肉になっている、南米原産のフルーツですが、沖縄でも栽培されています。日本名が「時計草」になっていたので、どうしてかなと思っていたら、花の写真を見て納得しました。

私は兵庫県にも馴染みが深く、三宮にとてもきれいな花時計があるのですが、このパッションフルーツの花の形をじっと眺めていると、思い出してしまいました。

 

ちなみに、カタカナ名の「パッション」は、恋愛をするときの情熱の意味ではなく、イエス・キリストの受難を表しているそうです。だから、花の形も詳しく見ていくと、十字架に至るまでの意味が随所にあるのですね。

そんなこととは知らず、紅茶に混ぜられているフレーバーとして、その香りを楽しんでいましたが、これからはもっと深く味わいたいものです。

 

パッションフルーツは、収穫した後でも、生長を続けるので、外皮に少しシワが見られるようになってきたら食べ頃です。私はあまり生で食べることはしませんが、ケーキの飾りに使ったり、ジュースになっている物を飲んだりします。

 

“Pineapple”(パイナップル)

トロピカルフルーツと言えば、誰でもすぐに思いつく種類がパイナップル!

 

英語の綴りを分解すると、”pine”と “apple”。つまり、松かさを思わせる外観で、味はりんごのような甘さということです。

パイナップル

南米原産で、ヨーロッパに伝わった後、オランダを経て日本に入ってきたようです。沖縄でも栽培されていますが、その他はほぼフィリピンからの輸入です。

よくバーベキューとかで、肉とパイナップルを交互に突き刺して食べることがありますが、パイナップルには、たんぱく質を分解する酵素が多く含まれているので、肉の消化を助けてくれるから、理にかなった組み合わせなんですね。

 

“Starfruit”(スターフルーツ)

スターフルーツの薄切りを初めて見たときは、感動しました。名前通り、本当に星の形をしていたからです。こんな形に切れる果物の原形はどうなっているのだろうと興味津々でした。

スターフルーツ

アジアの熱帯地方で生育していて、黄緑色から、熟してくると黄色に変わると共に、香りも強くなっていきます。甘酸っぱい味です。切ると星形になるので、パーティー料理や、お菓子の飾りにも映えるフルーツです。

 

 

上に挙げたトロピカルフルーツは一通り召し上がりましたか?

まだまだ、聞いたこともないような種類もありますが、日本でも比較的名前が通っている物を中心に整理してみました。

フルーツの本体を知らないまま、食している場合もあると思いますが、一度、どんな形をしている物なのか、調べてみると面白いです。