りんごのお菓子の種類。デザートや朝食代わりにもなる物まで

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アップル・ザーネトルテ

 

りんごのお菓子の種類にはどんなものがあるでしょうか?

アメリカなら、何と言っても、ダントツは「アップルパイ」です。日本的な感覚で表現すると、「おふくろの味」になるのでしょうが、英語では、“grandma’s apple pie”となって、「おばあちゃんの味」になります。

 

私が住むワシントン州は、特にりんごの産地なので、「アップル」で始まるお菓子やデザートは枚挙に暇がありません。

では、アメリカでよく食べたり、作ったりしているりんごのお菓子の種類には、どのようなものがあるのか、アルファベット順に並べてみたいと思います。

 

りんごのお菓子の種類

 

“Apple Brown Betty”(アップル・ブラウンベティ)

「ブラウンベティ」と呼ばれる焼き菓子も、アメリカに昔からある、家庭の味を思わせる定番のおやつです。

 

アップル・ブラウンベティ

 

パン粉を溶かしバターで絡めたものを、キャセロールに少し散らして、りんごを薄く切って砂糖やレモンと混ぜたものを広げ、最後にまたパン粉を載せて焼きます。アイスクリームと一緒に食べるとおいしいお菓子です。

 

“Apple Cheesecake”(アップル・チーズケーキ)

チーズケーキは、普通はクリームチーズに卵や砂糖、サワークリームといった、クリーム状の物を混ぜて、クラストの上に流し込んで焼きますが、りんごの薄切りもフィリングに加えて、その昔焼いたことがあります。

 

アップル・キャラメル・チーズケーキ

 

焼き上がったら、キャラメルアイスクリームを載せて食べるようになっていて、それが溶けてキャラメルソースがかかったようになり、とてもリッチなお菓子になりました。

 

“Apple Crumble”(アップル・クランブル)

イギリスで人気のデザートです。りんごでなくても、洋梨や桃、又各種ベリーなどを使って作れます。フルーツの素材そのものが生かせるお菓子の種類です。

りんごを切って、砂糖やスパイスをまぶし、バターを少し散らして、小麦粉をバターと砂糖でクランブル状にしたトッピングを載せて焼くだけで、簡単に作れます。

 

“Apple Pie”(アップルパイ)

りんごは一年中手軽に入ることもあって、アップルパイはどこでも売られているし、家でもよく作ります。パイ生地から作るのが一番ですが、忙しい人は、市販のパイ地に市販のパイフィリングを入れて作ったりもできます。

私は、キャラメルピーカントッピングを施したアップルパイを作ったことがあります。フィリングにはタピオカを使ってとろみを出しました。

 

アップルパイ・キャラメルピーカントッピング

 

アップルパイというと、普通は、パイ皿を使って、ダブルクラストで焼くのですが、スキレットでりんごのフィリングを用意してから、その上にパイ生地を載せて、そのままオーブンに入れて焼き上げたこともあります。

 

スキレットで作るアップルパイ

 

“Apfel Sahnetorte”(アップル・ザーネトルテ)

アップルのスペルが少し違いますね。これはドイツ語だからです。「ザーネトルテ」というのは「クリームケーキ」の意味になります。ちなみに、林檎以外のフルーツでも作れます。

 

アップル・ザーネトルテ(スライス)

 

私はアップルソースを1から作りましたが、その時間がないときは、ソースは瓶入りを使えばいいです。スポンジ生地の間にフィリングを入れて、全体をゼリー入りのフロスティングでカバーして仕上げました。

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“Apfelstrudel”(アップル・シュトゥルーデル)

また、ドイツ語名のりんごを使ったお菓子の種類が出てきました。りんごの詰め物を用意して、シュトゥルーデルでぐるぐる巻きにして、オーブンで焼きます。かなりボリュームのあるおやつになります。

 

“Apple Tart”(アップルタルト)

タルトを焼く方法も色々ありますが、私はりんごとクランベリーをミックスして、クラムタルトを作ったことがあります。クランベリーは冷凍でも売っているので、年中いつでも作れます。

 

アップル・クランベリー・クラムタルト

 

このクラムトッピングは、クランブルを作るときに使うシュトロイゼルにオート麦を混ぜたものです。もっと、のど越しの良いものがいいときは、りんごのムースタルト辺りをお勧めします。

 

“Apple Turn Over”(アップル・ターンオーバー)

「ターンオーバー」というのは、普通パイ生地を半円形や三角形に仕上がるように切って、中にレモン汁や砂糖にスパイスを絡めたりんごの薄切りを入れて封をし、オーブンで焼き上げるお菓子です。

私は、パイ生地の代わりに、フィロペーストリーを使って作ったことがあります。朝のコーヒーのお供にもいい感じです。

 

アップル・ターンオーバー

 

“Tarte Tatin”(タルト・タタン)

フランスのりんごのお菓子です。普通にタルトを作るときには、まずタルト型に生地をのばして、中にフィリングを入れて焼きますが、この種類は、逆方向に用意します。

つまり、型に、バターと砂糖でキャラメル化した林檎を詰め、その上にタルト生地を載せて焼いてから、ひっくり返すというものです。この種類のお菓子は、アメリカでは、アップサイドダウンケーキと呼ばれています。

 

 

りんごを使ったお菓子の種類をおさらいしてみました。

この他にも、世界の国々には、まだまだいろいろ美味しいお菓子があると思うので、また何か見つけたり作ったりしたら、紹介しますね。

 

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