ワッフルの種類の違いは?同じ国の物でも作り方は独特。

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アメリカン・ワッフル

 

ワッフルの種類の違いってご存知ですか?

私が好きなワッフルは、ベルギー・ワッフルですが、この種類もよく見ると、2つに分かれてるんですね。

 

アメリカでもワッフルやパンケーキは、週末、家族そろっての朝食によく登場します。

日本のワッフルは、クリームとか挟んで2つ折りになってたりしますね。

このページでは、そんな色々あるワッフルの種類について説明します。

ワッフルの種類:国別

<アメリカのワッフル>

 

アメリカの平日の朝食は、手早く用意のできるシリアルとかトーストが、主になっていますが、週末となると時間的余裕もあり、家族もそろっているので、少しゆっくり寝てから起き出してきて、ブランチを楽しむことが多いです。

 

朝食ワッフル

 

私は主人がリタイヤした後でも、生活というか、食事のリズムを崩したくなかったので、普通通りのブレックファーストにしますが、泊り客のあるときにはワッフルやパンケーキを焼くことが多いです。

自宅でワッフルの生地を調合して焼くときもあれば、便利な市販のワッフル・ミックスを使うときもあります。ミックスの中には最初からフレーバーが付いているものもあります。

ブルーベリー・ワッフル・ミックス

 

プレーンな生地で焼くときは、必ず新鮮なフルーツの薄切りをたっぷり添えて、皆が好きなだけ取って、ワッフルと一緒に食べられるようにします。もちろん、バターに粉糖、蜂蜜やメープルシロップなどもテーブルに並べて。

アメリカのワッフルがベルギーのワッフルと一番違うところは、イーストを使わないことです。ケーキを焼くときと同じように、ベーキングパウダーを使って膨らませるだけなので、至極簡単です。

 

私は未だに、お見せするのも恥ずかしいくらい古い型のワッフル・メーカーを使っています。でも、大人数の家族や来客があるときは、一台では足りません。そういうときには、ベルギー・ワッフル用メーカーも使います。

 

ベルギー・ワッフル・メーカー

 

もちろん、皆がテーブルに座るまでの間に、あらかじめ焼いておいて、オーブンの低温で温めておくこともできますが、やはり焼き立てが美味しいですよね。

アメリカのビジネスホテルに泊まると、朝食が付いてきますが、レストランに行ってテーブルに座って注文するのではなく、大抵ロビーの横にある大きい部屋にセルフサービスの材料が並んでいます。

 

ワッフル・メーカー

 

その中には、シリアルやトースト用のパンに、すぐに食べられるマフィンや菓子パンもありますが、たまにワッフル用の生地がディスペンサーに入っていて、横にはメーカーが置かれ、その場で焼けるようになっていたりします。

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<ベルギーのワッフル>

 

私は最初、とにかく、あの碁盤の目の区画の幅が広くて深いものが、全て同じ種類のワッフルだと思っていたのですが、違いました。

ベルギーのワッフルは基本、イースト発酵させて作られていますが、その中でも二つの種類があります。

ベルギー・ワッフル・ミックス(角)

 

アメリカンに味や食べ方の点で似ているのが、「ブリュッセル・ワッフル」。ベルギーの首都の名前が付いた“Brussels Waffle”は、それ自体はあまり甘くなく、トッピングと一緒に楽しめるようになっています。

もう一つはベルギーでも東部に位置する街でよく食べられる、「リエージュ・ワッフル」です。“Liege Waffle”は、それ自体に味が付いているので、そのままパクパク口にほおばることができます。

ベルギー・ワッフル

ベルギーを旅したことはありませんが、アメリカにあるベルギーワッフルのお店や、夏祭りで屋台が出るときには、歩きながら焼き立てのワッフルを食べるのが最高です。

ちょっと品数の多い食料品店に行くと、このベーシックのリエージュ・ワッフルや、それにチョコレートコーティングをしたワッフルも袋入りで売っているので、つい買ってしまいます。

中に入っている大きめの砂糖粒をガリガリ噛んで食べるのがたまりません。

 

<オランダのワッフル>

 

「ストロープ・ワッフル」と呼ばれ、ワッフル生地を薄くのばして、直径10cmくらいの円形に焼き、キャラメルクリームをはさんでサンドイッチ・クッキーのようになっています。

mini stroop waffles

 

焼いている途中にも、糖蜜のシロップを塗って、再度焼き上げるのですが、これは通常私たちが想像するワッフルとは全然違って、どちらかと言えば、クッキーの種類に入れた方がよさそうです。

 

アメリカのスタバや他のコーヒー店でも、よく「キャラメル・ワッフル」という名前で、袋に入って売っています。

細かい網目状の格子柄が特徴で、純オランダ式の食べ方としては、このワッフルを熱いコーヒーが入ったカップの上にしばらく置いて、その蜜が溶けるのを待っていただくのが美味しいそうです。

 

<香港のワッフル>

 

こちらも独特の形をしています。よく夏の夜店なんかに行くと売っている、ベビーカステラがありますが、ホンコン・ワッフルは、もっと滑らかな表面の小さいボールが連結したようになっています。

まだ食べたことがないので、何かの機会に出くわせばいいなと思っています。

 

いかがですか?

ワッフルの種類について説明してきましたが、フランスでは「ワッフル」のことを「ゴーフル」“Gaufre”と呼ぶとか。

 

そうなってくると、日本で人気の、あのせんべいのような薄くてもろい生地にクリームがはさんであるお菓子の「ゴーフル」とごっちゃになり、ややこしくなりますね。

私個人としては、やっぱりベルギーの「リエージュ・ワッフル」が一番好きです。でも日本に帰ったときには、例の、カスタードクリームをサンドイッチにした和風ワッフルを食べるのも楽しみにしています。

 

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