レモンの保存方法:常温、冷蔵、冷凍、どれが一番いいの?

この記事は約 6 分で読めます。

lemons

 

レモンの保存の仕方を考えるとき、常温、冷蔵、冷凍の3通りが考えられます。どれだけの量があって、どんな状態で長持ちさせたいのかによって、やり方は違ってくるので、目的にあった最適の方法を考えていきましょう。

 

レモンの保存:全体の場合

 

レモンを一度にたくさんもらったときとか、セールがあって大きい袋入りで買った場合など、数日内に使いきれないときのことを考えてみます。

ここでまず、レモンの性質を知っておくと、保存の考え方にも役に立ちます。何かというと、りんごとか梨とかいった果物と違って、柑橘類は収穫後、それ以上熟成しないのです。

リアルなレモン

 

この性質の良いところは、今の同じ状態をしばらく保つことができるという点です。ただ、ジューシーなレモンを保ちたい場合は、常に空気にさらしている常温保存より、冷蔵した方が賢明です。

それでも、レモンをそのまま冷蔵していたのでは、1週間くらいでしっとり感が失われていきます。もっといい状態で保存するためには、封ができるジップロックのような袋に入れて冷蔵すると、1か月くらいは大丈夫です。

 

レモンの保存:使いかけの場合

 

レモンの使い道のページでは、いろんな使用方法を挙げていますが、そのまま食べる以外にも、ジュースを絞って飲んだり、皮をおろしてベーキングに混ぜたりと、いろいろ部分的に活用できます。

むしろレモンを丸ごと食べることの方が稀ですね。学生の頃、長距離を走った後に食べたレモンの味は何とも言えませんでした。料理に使うときは、輪切りにしてポーチに使ったり、くし形にして飾ったりできます。

 

このように、レモンの全てを使いきる場合は、何も残らないので問題がないわけですが、一部だけを使ったときに、残った部分をいかに長く持たせて再利用するかが、主婦の腕の見せ所ですね。

たとえば、レモンの皮をおろして使った場合、ほぼむき出しの状態で空気にさらされることになります。人間の肌と同じで、皮の表面に含まれる油分が乾燥を防いでくれるので、それがなくなると大変です。

 

レモンの皮を使った後の保存

 

皮をなくしたレモンは、即刻ラップでしっかり包んで冷蔵保存しましょう。ただ、冷蔵庫内の奥の方は冷えすぎるので、ドアポケットか野菜室に入れておくのが安全ですね。

私は料理やベーキングににレモンジュースを使うことが多いため、その都度レモンを絞ることが面倒なので、冷蔵庫には100%純粋のレモンジュースの瓶を入れています。

 

でも、ときどき新鮮なレモンの絞り汁を他のジュースに混ぜて飲んだり、冬の風邪がはやる季節に、少し喉に異常があって、ハニーレモンティーを作ったりするときには、直接絞ったものを使います。

 

レモン紅茶

 

そうすると、先ほどの皮のないレモンの逆で、中身のない皮だけのレモンが残りますね。もちろん、お風呂に浮かべたり、肘やかかとに擦り込んで、美容に使うことはできます。

でも、あくまで残りも料理に使いたい場合は、ジュースに絞るために、すでに半分に切って中身がなくなっているので、帽子を重ねるように並べてまとめ、封のできるナイロン袋に入れて冷凍保存すると、いつでも皮を再利用できます。

 

レモンを絞った後の保存

 

また、レモンを半分だけ使って、残り半分は当分使う予定がないときは、薄く輪切りにして冷凍するといいです。袋に入れるときは、レモンの間にワックスペーパーを挟んでおくと、1枚ずつすぐに使えて便利です。

くし形に切ったレモンも冷凍保存しておくと、揚げ物をする少し前に常温に戻しておけば、フライの横に添えることもできます。

スポンサーリンク

 

レモンの保存:ジュースやおろした皮の場合

 

レモンの皮を使う場合や、ジュースを作るときに、レシピにある量がどのくらいになるかわからなくて、余分におろしたり絞ったりするときがあると思います。

 

レモンピール

 

レモンを絞った直後の新鮮さを取り戻すことはできませんが、料理で何かのソースを作ったりするときに、ほんの少しだけ混ぜたい場合などには十分使えるので、是非冷凍保存しましょう。

レモンの絞り汁を製氷皿に注いで冷凍しておくのも1つの方法です。冷たい水を飲みたいときに、グラスに水を注いだ後、レモン氷を浮かべると、ビタミンCの補充にもなりますね。

 

グラスにレモン

 

レモンの皮をおろして余ったときも、封のできるナイロン袋に入れて冷凍すれば、3週間くらいは持ちます。少々色は変わるものの、料理やベーキングに使う分には全然問題ありません。

 

レモンの保存:加工する場合

 

レモンを加工して保存というと、少し大げさな表現ですが、レモンのままだと、冷蔵でも冷凍でも、何か月も持つというわけにはいきません。

 

もっと長持ちさせたい場合の手段として、はちみつ漬けにする方法があります。レモンを薄切りにして、煮沸消毒した瓶に入れ、レモンがすっかりかぶるまでハニーを注いで冷蔵保存すれば、相当長く持ちます。

それに、この瓶から出して紅茶に浮かべれば、いつでもすぐにハニーレモンティーができて便利です。

 

 

いかがでしたか?

レモンのように、いろんな使い道がある食材は、できる限り長持ちさせて、全ての部分を有効活用したいですね。節約の概念からだけでなく、自然の恵みである食べ物を粗末にしない生活を目指しましょう。

 

関連記事:レモンの絞り方。コツとアイデアでより美味しくスマートに♪