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ココナッツを料理には、おいしいものがたくさんありますね。
主食で言えば、タイのココナッツカレーとかが人気ですが、国を問わず、いろんな料理が考えられます。フレークを使ったものなら、ココナッツシュリンプとか。
また洋菓子では、ココナッツパイやマカルーンなど。ミルクやクリームでドリンクを作るのも良し。夏には冷たいデザートにもよく合います。
過去に作ってきたものを例に挙げて、ココナッツのおいしい料理を紹介していきますね。
ココナッツの料理
<メインディッシュ>
・魚類
やっぱり一番に思い浮かぶのはココナッツ・シュリンプでしょうか。海老を前もってココナッツミルクでマリネしておくのが、おいしさの秘訣。
その後ココナッツフレークをたっぷりまぶして揚げる、あの人気料理ですね。ディッピングソースも、杏ジャムとマスタードを混ぜ、ココナッツミルクを加えて作りました。
また、オレンジラフィーという魚を使って、ココナッツミルクでソースを作ったこともあります。上には三色のパプリカを使ったコンディメントを載せていただきました。元は舌平目を使うレシピでした。
・肉類
ポーク・テンダーロインをブラインに数時間漬けおきしてからローストします。クランベリーを使ったソースの作り方がユニークでした。野菜を炒めた後、ポン酢を注いでからココナッツミルクを加えて料理するんです。
豚ヒレ肉と言えば、タイ風のスパイシーサラダを作ったことがあります。サラダでも、肉や魚を合わせると、立派なアントレになりますよね。
ポークをマリネした後ローストし、白菜をベースにハーブ類もたっぷり混ぜた野菜サラダの上に載せ、最後にココナッツフレークを振りかけて、ヘルシーなおいしい料理の出来上がりです。
・鶏類
串刺しにして焼いて、ソースをつけて食べるインドのサテイ料理もおいしいですね。チキン・サテイを作ったときにつけるディッピングソースに、ピーナッツバターの他にココナッツクリームも使いました。
タイカレーは、赤、黄、緑といったペーストを使って辛みを出しますが、カラーレスというか、チキンと野菜のクリームソース、といったようなものを作ったことがあります。
ココナッツミルクとチキンスープで野菜ソースを作り、軽く炒めた鶏肉を加えてソースを絡め、白いご飯と一緒にいただく料理でした。マイルドな味で美味しかったです。
<デザート>
・クッキー
クッキーとココナッツと言えば、あの代表的なマカルーンクッキーがあります。(マカロンとは違います。)レシピによっては、加糖のココナッツロングを使ったり、無糖のココナッツファインを使うこともあります。
ココナッツ・マカルーンは簡単に作れておいしいクッキーです。プレーンでもいいのですが、チョコレートに半分浸すと、一味加わって、よりおいしくなります。
基本はバニラ味ですが、ベースの生地に、溶かしたチョコレートや、エスプレッソパウダーを混ぜることで、クッキー自体にフレーバーをつけることもできます。
ココナッツロングに濃縮オレンジジュースを混ぜて、ココナッツ・オレンジクッキーを作ったことがあります。生地を混ぜて一晩寝かしてから焼いていきます。
バークッキーにもココナッツが使えます。先に土台になるクッキー生地を焼いてから、刻みアーモンドやココナッツフレークで作ったトッピングを広げて再び焼きます。表面はクランチーでも中はソフトな食感が味わえます。
・パイ
パイは生地を一から作ると面倒ですが、冷凍のパイ生地を使えば、そんなに苦労せずに作れます。目の細かい無糖のココナッツを使って、フレンチココナッツパイを作りました。
・ケーキ
イースターの時に作ったココナッツケーキは、生地にもフィリングや周りのフロスティングにも、ココナッツクリームを使ってレイヤーにし、最後にトーストしたココナッツフレークを全体にまぶすという、ココナッツ三昧のケーキでした。
ちょっと変わったケーキも作りました。チョコレート・フラン・ケーキというのですが、作り方が面白いのです。
型にケーキ生地を流し込んだ後、フランを入れて焼くと、二つの層がひっくり返って焼き上がるというもので、フランの生地にココナッツミルクを使いました。
・その他
復活祭のテーマの1つにウサギがあります。マシュマロを一から作って、兎の体に見立て、ココナッツファインをまぶして羽毛の雰囲気を出しました。
糊で目と鼻を作り、口にはコンフェッティを付けました。食べる目的というよりは、遊び心で作ってみました。
<ドリンク>
スムージーを作るときはココナッツミルクのような気がしますが、モヒートのスムージーを作ったときには、ココナッツ・ウォーターを使いました。
ケールやミントの葉を主体に、パイナップルを加えると、おいしいヘルシードリンクになりました。
ココナッツを料理に使うときのヒント
<ココナッツオイルの使い方>
ココナッツオイルには、コールドプレスで抽出されたバージンオイルと、精製されたオイルとがあります。当然ながら、後者には加工の途中でいろんな添加物が入っています。
料理するときに使い分けたいのは、煙点の問題です。バージンオイルの方がやや低く、180度(華氏350度)になっているので、普通のベーキングや炒め物に向いています。
揚げ物をする場合には、煙点が200度(華氏400度)ある、精製ココナッツオイルの方を使うようにしてください。
<ココナッツミルクの使い方>
缶詰やカートン入りを使うのが一番簡単ですね。ただし、大きい缶詰を開けて使いきれないときもあるので、私は粉末の袋をいつも用意しています。
これだと、ほんの少し使いたいときでも、粉と水の配合を調整することで無駄なく作れるので、気に入っています。
また家で一から作りたいときには、成熟した生のココナッツの身を削って、温水と一緒にミキサーにかけ、ストレーナーでこすと、自家製ミルクができます。濃度も自由に調整できますね。
ココナッツミルクは他のミルクと同じように料理に使えますが、気を付けたいのは、ココナッツミルクを沸騰させてしまうと分離するので、火加減に注意しましょう。
以上、これまで私が作ったことのあるココナッツのおいしい料理の数々を紹介してきました。
私がココナッツを料理に使う主なものは、ココナッツオイル、ココナッツミルク(またはクリーム)、ココナッツフレーク(ファインやロング)です。
他にも、料理に使えるココナッツには、ココナッツウォーター、ココナッツバター、ココナッツフラワー、ココナッツシュガーがありますが、これらの用途については、こちらの記事に詳しく書いています。
ココナッツの栄養価についても触れていますので、参考になさってください。健康にもよいココナッツを使っておいしい料理をたくさん作ってくださいね♪