世界の串焼きを試してみよう!家で作るアイデアと実例も豊富

この記事は約 8 分で読めます。

世界の串焼き

世界の串焼きというと、どんな種類が頭に思い浮かびますか?

日本だったら、断然、焼き鳥ですよね。もちろん串カツも外せません。串団子もいいですね。では世界を見ると、有名なものでは、例えばトルコのシシカバブとか、東南アジアのサテイ?

 

串に刺したものって、スナック的で食べやすいので、つい食が進んでしまいます♪ 私は若い頃、串カツ屋さんで40本くらい平らげてました!

 

世界の有名な串焼き料理

欧米系

・アンティクーチョ

野菜のアーティチョークと紛らわしい名前ですよね。“Anticucho” は、南米のアンデス地方に伝わる、インカ帝国時代からの伝統料理。肉の心臓を串刺しにしたものが一番人気ですが、他の肉で作ることもあり。

アンティクーチョ

出典:ウィキペディア

スパイスの効いたタレに数時間漬けこんでから、串に刺して焼いていきます。今では、ペルーやチリの人気料理になっています。

 

・コーンドッグ

串焼きのイメージではないかもわかりませんが、これも立派な串料理には違いありません。

コーンドッグ

コーンミールの生地を使って衣を作っていて、中にソーセージが入っているので、この名前。アメリカでは、フェスティバルの時の屋台とか、スポーツ会場のファーストフード店に必ずあります。

日本では、アメリカンドッグと呼んでるみたいですね。私にはレギュラーサイズは大きすぎるけど、ミニサイズはちょうどおやつにいい感じです。

 

・スブラキ

ギリシャで人気の串焼きです。一口大に切った豚肉を串に刺して焼きますが、他の肉を使うところもあります。古代からある料理で、非常に古くは、石焼で調理されてきました。

スブラキ

出典:ウィキペディア

今ではどこにでもあるファーストフード店に行くと、ピタブレッドに、野菜やレモンソースなどと一緒に挟んで食べたりもします。ちなみに、アテネでは、”カラマキ”と呼ぶそうです。

 

・ピンチョ・モルノ

ピンチョ」が串の意味で、「モルノ」はムーア人。スペインの代表的な豚の串焼きです。タパスでも、人気の一皿になっています。でも、よく考えると、ムーア人はイスラム教徒なので、豚肉は食べないはず。

本来はラム肉を使っていたものを、スペインのキリスト教徒がポークに代えて広めたようです。秘密はマリネするときのスパイス。本格的なものでは、実に20種類ものスパイスを組み合わせるとか。

 

中東系

・シシカバブ

トルコ語で、「シシ」は串の意味で、「カバブ(ケバブ)」はロースト肉を指します。主に使われるのはラム肉ですが、他の種類の肉もあります。アメリカでは単に、「ケバブ」と呼ぶことが多いです。

シシカバブ

私は豚肉を使って、スパイシーなシシカバブを作ったことがあります。ライムの汁にフィッシュソースや蜂蜜を加え、辛いペッパーやスパイスシード類を混ぜたマリネ液にたっぷり漬けてから焼きます。

ケバブのバリエーションとして、「ジャーケバブ」という串料理もあり、こちらは回転させながらあぶり焼きにして仕上げるのが特徴です。

 

東洋系

・サテイ(サテー)

東南アジアの代表的な串焼き。いろんな肉をタレに漬け込んでから串に刺して焼き、ディップソースにつけて食べます。私も何度か作っていますが、ソースはピーナッツ系が多いですね。

チキンサテイ

初めて作ったのは、チキンサテイ。蜂蜜醤油がベースのマリネ液に漬けてから焼いて、ピーナッツバターとココナッツクリームを半々にして調味料を混ぜたソースにつけていただきました。

ポークサテイ

次に作ったのは、ポークサテイ。前回よりもかなり多くのスパイスを混ぜ込んだマリネ液に漬け、ピーナッツソースも複雑な味で、胡瓜の付け合わせも添えたレシピでした。

 

・鶏の串焼き

鶏の串焼き・わさびマヨネーズ添え
純日本風だと、「焼き鳥」のように一口サイズに切ったものを串刺しにしますが、アジア系の串焼きスタイルでは、長い身のまま串に刺すことが多いです。

鶏の串焼き・コールスロー添え

以前に、わさびマヨネーズをつけて食べるものと、アジア風コールスローのレシピも付いたものを作ったことがあります。

スポンサーリンク

作ってみたい串焼きのアイデア

セイボリー

・カレー風味の串焼き

豚の串焼き・カレー風味
ターメリックやカイエンを含んだスパイスミックスを作って豚肉にまぶし、レモンジュースやニンニクを混ぜ合わせた汁に一晩漬けてから、翌日串刺しにして焼きます。

 

・ジャンバラヤ風串焼き

ジャンバラヤ風串焼き
クレオール料理で有名なジャンバラヤがありますよね。ご飯が主体ですが、さすがに飯粒を串刺しにするわけにはいかないので、ライス以外の食材を串に刺して、ケイジャンシーズニングで味付けし、焼いてみました。

 

・ピザ串焼き

いろんな料理に、「ピザ風」という枕詞が付くものがありますが、串焼きピザというのは、いかがでしょうか?

串にピザ生地をらせん状に巻くとき、間にピザのトッピングに載せるであろう食材を挟んでいくのです。面白いものができそうですよ。

 

・マグロのたたき一口棒

たたき用のマグロが冷凍で売っています。これだと四角く切りやすいので、一口用のコロコロサイズを作って串に刺してあぶり、たれを添えて出すと、違った食べ方ができますね。

 

・ラビオリ・スティック

イタリアンがお好きな方は、少し小さめのラビオリを先に揚げておいて、串に刺してパーティートレイに載せると、パスタのオードブルができます♪

 

デザート

友人宅での朝食の折、フライパンでチーズを焼いて出してくれたのが、結構おいしかったんです。それで思ったんですけど、串にフルーツとチーズを交互に刺して、軽く焼いて出すと、デザート風になるかなって。

 

 

世界で人気のある代表的な串焼きの種類を挙げて、自宅でパーティーをするときに応用できる、串焼きのアイデアも少し載せてみました。

日本には高級な串カツ店があって、それはそれでいいのですが、私は大阪出身なので、「串焼き」というと、やっぱりジャンジャン横丁で、冷酒飲みながらがいいな♪

 

アメリカではバーベキューをよくするので、基本、どんな食材を使っても、串に刺して焼いたものは、全部「串焼き」になりますよね。

上記で紹介したホームメイドの串焼きは、拙ブログ「世界の家庭料理からもてなし料理のレシピまで集めよう」にレシピを載せています。

 

好みの肉や野菜を自由自在に組み合わせてできるのが、串焼きの良い所です。あなたも独自のアイデアで、オリジナルを楽しんでみてください♪