カニ料理は海外ではどんな食べ方?美味しそうな実例を紹介♪

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海外のカニ料理

カニ料理って、海外ではどんな食べ方をするのでしょうか。

アメリカの自宅で作ってきたカニ料理を中心に、オードブルからメインディッシュまで、実例を挙げて紹介します。

また、蟹をゆでただけで、そのままいただくときにふさわしいディッピングソースの例も挙げておきます。

 

カニ料理の例

 

オードブル料理

・カニのスプレッド

キャンベルのスープ缶を使った簡単料理です。これには、クリーム・オブ・セロリ缶を使いました。熱くしたスープに溶かしたゼラチンを加え、蟹の他、野菜の微塵切りにクリームチーズやマヨネーズを混ぜて固めると、パーティー用のスプレッドができます。

 

・キングクラブシューター

ゲストディナーのオードブルには、ちょっと贅沢な素材を使いたいですね。アボカドをマッシュにしてクリームとレモンジュースで味付けし、カニの身をココナッツミルクと生姜で和えたものと一緒にグラスに入れて、アボカドを飾って出すと、おしゃれ♪

キングクラブ・シューター

King crab shooter

 

・クラブカップ(ローストパプリカソース添え)

フュージョン料理の類に入ると思いますが、とても好評を得たオードブルです。ワンタンの皮をマフィン型にはめて焼き、カップを作ります。そこに、ミニチュアのクラブケーキを入れて、上にローストした赤パプリカのソースを垂らして仕上げます。

クラブカップ

crab cups

クラブケーキの部分も一から作ったので、非常に手間がかかりました。これはゲスト用の前菜です。普段の料理では疲れます。

 

・クラブテリーヌ

カニを使ったテリーヌです。おしゃれなオードブルですね。パーティー用に作って、クラッカーと一緒に出せば、みんな好きなだけつまんでくれます。こういう冷製のものは、あらかじめ前日から作っておけるので便利です。

クラブテリーヌ

crab terrine

 

シーフード料理

・クラブケーキ(バルチモア風)

シーフードを使った、何とかケーキというのはよくありますが、やっぱりクラブケーキの人気が一番だと思います。ハンバーグやミートボールにはパン粉をよく使いますが、クラブケーキにはクラッカーが合います。オールドベイシーズニングも決め手になっています。

クラブケーキ

crab cake

 

・シーフードガンボ

ケイジャン料理のガンボは、海老だけで作ることも多いのですが、これは、エビ、カニ、ザリガニに牡蠣まで入った豪華版です。スープもチキンコンソメとクラムジュースを混ぜて作るので、とてもコクのあるルーができます。

シーフードガンボ

seafood gumbo

 

・スタッフドクラブ

カニの身に、炒めた玉ねぎと茹で卵やクリーム、パン粉などを混ぜて味付けし、できれば蟹の甲羅に入れてレモンジュースとパン粉をかけ、オーブンで色よく焼きます。(写真では、かにの甲羅の代わりに帆立の貝殻を使っています。)

スタッフドクラブ

stuffed crab

 

・ティラピアのカニトマトソース添え

ティラピアというのは安価な魚なので、よく他の高価な白身の魚の代用にすることがあります。その分、カニを入れたトマトソースをかけることで、少しグレードアップできます。

ティラピアのクラブトマトソース

crab tomato sauce for tilapia

 

パスタ料理

 

・カニ入りマカロニチーズ

マカロニチーズというと、ちょっと子どもっぽいイメージがあるかもわかりませんが、アメリカでは老若男女、大人も子どもも大好物です。でも時には豪華版を作ると喜ばれます。

カニ入り・マカロニチーズ

mac & cheese with crab meat

できれば自宅で蟹の身をほぐして入れたいところですが、かに缶でも大丈夫。ただし、せっかくカニを入れるので、チェダーチーズも併せて品質の良いものを使いたいです。

 

・カニのパスタ(ミント風味)

パスタはお好みですが、私はリングイネを使いました。ゆでる時もフィッシュストックで茹でると下味が付いて美味しくなります。この料理に使うカニは、フレーク状ではなく、しっかりした身の固まりを使う方がいいです。ミントをたっぷり使って、蟹の臭みも消しています。

クラブパスタ

 

・シーフードとパスタのキャセロール

使用するシーフードはカニだけではなく、海老も使います。マッシュルームを入れたホワイトソースを作り、下味を付けたシーフードと調理したスパゲティーを混ぜ合わせて、キャセロールに入れてオーブンで焼き上げます。

シーフードパスタ・キャセロール

seafood & pasta casserole

 

スープ料理

・カニとアスパラガスのスープ

ベトナム料理はフランスの影響が大きいことは、歴史が物語っていますが、このメニューでも、フランス人がアスパラを料理に使うので、ベトナムでも広がったようです。

クラブとアスパラガスのスープ

crab & asparagus soup

 

その他

・クラブパフ

シュークリームのことを英語では、クリームパフと言いますが、これはカニの身を入れてパフ状にしたもの。蟹とチーズを混ぜ、ソースやマスタードで味付けして,パフ生地に混ぜ合わせてオーブンで焼きます。ディナーのサイドにしてもいいし、おやつに作ってもいいですね。

クラブパフ

crab puffs

 

・ホットクラブメルト

ブランチにもってこいのカニ料理です。蟹に少量の野菜の微塵切りと、クリームチーズやチェダーチーズを混ぜ、レモンやマスタードで味付けして、マフィンなどのパンに載せて、グリルで焼きます。

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カニをそのまま食べる時のソースの例

私は、基本、新鮮なカニをボイルして食べる時には、それだけで十分美味しいので何もつけませんが、あえて使うなら、やっぱり日本のポン酢ですね。

でもそれだと、海外のカニ料理のアイデアにはならないので、以下に、蟹のディッピングにふさわしい代表的なソースの例を挙げておきます。

 

バター系ソース

・ガーリックバターソース

鍋でバターを溶かし、おろしたニンニクを入れて火を通し、塩胡椒で味付けして、好みでパセリのみじん切りを散らします。

 

・スパイシーバターソース

基本のガーリックバターソースに、オールドベイシーズニングやカイエンペッパー、その他のケイジャンスパイスを加えて、スパイシーに仕上げます。

 

・ディルバターソース

バターを溶かし、レモンジュースに塩胡椒、ディルを加えて作ります。

 

クリーム系ソース

・アボカドクリームソース

マッシュにしたアボカドに、サワークリームとライムジュースを混ぜ、ほんの少しホットソースを垂らして仕上げます。

 

・レムラードソース

マヨネーズ、チリソース、マスタード、オリーブオイル、ホットソース、レモンジュース、ウスターソースを混ぜ、微塵切りにしたネギ、パセリ、オリーブ、セロリ、ケイパー、ニンニクを加えて、塩胡椒で味を調整します。

 

トマト系ソース

・チリソース

市販のチリソースに、少量の米酢とホースラディッシュでアクセントをつけると、特製のスパイシーなトマトソースができます。

 

・ディアブロソース

玉ねぎとニンニクをみじん切りにしてバターで炒め、パプリカ、チリパウダー、クミン、ブラウンシュガーで味付けします。小口切りにしたトマトを混ぜたら、フードプロセッサーで滑らかになるまで回して、レモンジュースを加えたら出来上がり。

 

 

冷凍や缶詰を使ったカニ料理はいつでも作れますが、新鮮なカニが手に入る間は、そのままいただくのが一番ですね。

海外のカニ料理の例を挙げていきましたが、パーティー料理やゲストディナーに蟹があると、何となく高級感が出せるような気がします。

 

前半のカニ料理のレシピは、全て拙ブログ、「世界の家庭料理からもてなし料理のレシピまで集めよう」に載せていますので、参考になさってください。

これなら作れそう、と思われるものが見つかったら、ぜひ挑戦してみてくださいね♪

 

なお、アメリカで手に入るカニの種類は、別ページで解説していますので、興味のある方は覗いてみてください。