世界の珍しい食べ物。【閲覧注意】食前には読まない方が・・

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世界の珍しい食べ物

世界で珍しい食べ物は、これまでどのくらい召し上がったでしょうか?

日本で普通に食べているものが、世界の人々にとっては、「珍しい食べ物}だったりします。例えば、「白子」や「いかの塩辛」に、危険を承知で食べる「ふぐ」など。

 

逆に、日本人にとっては、「まさか、これを食べるの?」と思えるような食べ物が、現地の人にとっては、美味しく感じるものだったり。

そこでこのページでは、口にする機会は少ないであろう、世界の珍しい食べ物を食材別に分類し、リストアップしてみました。さてあなたが食べてみたいものが見つかるでしょうか?

 

世界の珍しい食べ物

肉類

“Black Pudding”

ブラックプディング

出典:ウィキペディア

プディングと聞くと、何かデザートを連想してしまいますが、実はこれソーセージ。しかも豚の血と脂が主原料のイギリスの食べ物です。血と脂を煮たところへ、オートミールや大麦を加えてとろみをつけ、ケーシングに入れて硬くなるまで乾かします。英国の朝食に出てくるそうです。

 

“Boshintang”

ポシンタン

出典:ウィキペディア

ポシンタンは、朝鮮半島で食される犬の肉を素材に、タンポポやねぎにスパイスを加えて作るスープです。漢名で補身湯と呼ばれるように、健康に寄与するスープということになっていますが、近年、食材に犬肉を使うことが問題になり、表立ってメニューには載せていないようです。

 

“Crocodile Skewers”

クロッコダイル

出典:ウィキペディア

主にオーストラリアで人気の食べ物で、珍しいワニの串刺し。肉を軟らかくするために、十分マリネしておけば、バーベキューにするとおいしいらしく、アメリカでも、フロリダ州やルイジアナ州で捕獲するアリゲーターの肉を使ったBBQは人気があるとか。

 

“Fruit Bat Soup”

コロナ発生源の疑いがあるコウモリですが、食用こうもりのスープは、西太平洋に浮かぶ島国パラオで、大切なたんぱく源とされている食べ物なんです。コウモリは虫を食べるのが普通ですが、食用蝙蝠は英語名にあるように、果物を食べることから、名前が付いてるんですね。

 

“Haggis”

ハギスは、スコットランドの伝統的な食べ物で、羊の胃袋に、心臓や肺、肝臓といった内臓を、玉ねぎやオートミール、スパイスと一緒に詰めてゆでた料理のことです。栄養価が高く、ごく普通の肉料理の味だそうです。

 

“Jellied Moose Nose”

ムースの鼻がそのまま入っているのではないものの、どうしても想像してしまいますよね。カナダアラスカののデリカシー料理です。鼻や骨の周りの肉を、毛が自然に抜け落ちるまで茹でたら、玉ねぎやスパイスと一緒に再度茹でて薄切りにし、ストックをかけて置いておくと、ゼリー状に固まります。

 

“Khash”

ハッシ

出典:ウィキペディア

ハッシは、アルメニアから来た料理で、特に祝祭日や何かの行事の折によく出されます。主に羊の足を長時間かけて煮込んで作るので、臭いがきついのですが、冬の寒い季節には体が芯から温まるスープになります。

 

“Muktuk”

マクタック

出典:ウィキペディア

マクタックは、イヌイットの伝統的な食べ物です。鯨の皮と皮下脂肪を凍らせて作ったもので、生で食べたり、醤油に浸けて食べたり、揚げて食べることもあります。ビタミンCやDが豊富で、グリーンランドでは商業販売しています。

 

“Raw Blood Soup” (Pork Blood Soup)

タイの北部では、“Lou” の名前で親しまれている、スパイスがたっぷり入った、豚の血のスープです。味は、濃度の濃い全脂乳にも似ていて、タイでは、よく豚の腎臓と一緒に出されます。豚血スープは、中国チェコでも食されています。

 

“Smalahove”

スマルブ

出典:ウィキペディア

スマルブはノルウェーの伝統的な食べ物で、クリスマスの前の日曜日によく食べられる、、珍しい「羊の頭」です。頭半分が一人分として、ポテトやルタバガと一緒に出されます。写真を見ると、もろに頭とわかるので、ちょっと引いてしまいます。

 

魚類

“Hakarl”

ハカール

出典:ウィキペディア

ハカールは、アイスランドを代表する食べ物で、サメを発酵させて作ります。まず頭と臓物を抜き取って砂や石で覆い、2~3か月放置します。それを小さく切り分けて、更に数か月乾燥させます。とにかく臭いので、初めての人は鼻をつまんで食べるそうです。

 

“Salo”

サロ

出典:ウィキペディア

サロは、脂の塊です。ウクライナをはじめとする旧共産圏の国々で食べられています。肉の脂身だけを長期間塩漬けにしたり燻製にしたりして食べるものです。ウクライナでは、ラード・フェスティバルがあるくらいなので、脂が好きなんですね。

 

“Stargazey Pie”

スターゲイジーパイ

出典:ウィキペディア

スターゲイジーパイと言って、小さい魚の頭の部分をパイから突き出させて焼き上げる、イギリスの食べ物です。16世紀にコーンウォールで、漁師が大漁をして村人の飢餓を救ったという伝説から、クリスマスの前々日に食べるのが伝統で、魚が空を見上げるようにしているところから名前が付きました。

 

“Surstromming”

シュールストレミング

出典:ウィキペディア

シュールストレミングは、世界で最も臭いと言われているスウェーデンの食べ物です。ニシンをを発酵させたもので、缶入りで販売されていますが、缶が空気圧で爆発するといけないので、機内で食べるのはご法度だとか。味も塩辛くて酸っぱいそうで、どうしてそんなものを食べるのでしょうか?

 

鳥類

“Birds Nest Soup”

鳥の巣のスープは中国由来のデリカシー料理です。鳥の巣というと、枝や葉っぱで作られた鳥のベッドを思い浮かべますが、食用の巣は、アナツバメが出す特殊な粘着質の唾液で固めた固形物で、非常に希少価値の高いものです。

鳥の巣のスープ

出典:ウィキペディア

珍しいだけではなく、栄養価が高いので、俗に肌に良いとか、免疫力を高め、壊れた細胞を再生する働きがあるとか、アルツハイマーの改善に役立つとか言われるので、需要が供給に追いつかず、高値で取引されています。

 

“Kiviak”

キビヤックは、グリーンランドのような極寒の冬を越すために考えられた、イヌイット族の珍しい食べ物です。アザラシの死骸に何百という海鳥を詰めて密閉容器に油詰めし、3か月ほど発酵させて作ります。成熟したチーズのような臭いがし、ホリデーシーズンにもよく出てきます。

 

“Puffin Heart”

パフィンは、「海のオウム」とも言われる、愛嬌のある海鳥ですが、アイスランドでは、”sky fishing” と呼ばれるハンティング方法があって、パフィンが海に飛び込もうとするときに大きい網で捕らえるのです。

パフィン

出典:ウィキペディア

その後は書きたくないのですが、ハンターは鳥の首の骨を折って皮をはぎ、新鮮な心臓を、まだ生温かいうちに食べるのが、デリカシーなんだそうです。フードチェーンのサガとは言え、想像したくないです。

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虫類

“Escamole”

エスカモーレ

出典:ウィキペディア

メキシコのキャビアと称される、アステカ時代からの伝統的な食べ物で、要は、アリの幼虫のフライです。でも普通の蟻ではなく、赤褐色をした木のアリで、捕獲できるのが2~4月頃に限られているため、希少価値となり、高値が付いています。

 

“Fried Tarantulas”

クモは厳密には虫ではないのですが、ここでは生物学的な分類はさておいて、あの怖い怖いタランチュラをフライにして食べるのはどこの国かというと、カンボジア。これは、世界の他の国々のように、デリカシーという発想からではありません!

クモのフライ

出典:ウィキペディア

皆さんもご存知の、あの悪名高いクメルージュが政権を取っていた時の話。人々は虐殺され、飢餓に苦しんでいました。生き抜くために生まれたのが、この食べ物なのです。にんにくや塩で味付けしているので、目をつぶって食べれば、食感はコオロギと変わりないそうです!

 

“Hormiga Culona” (Atta Laevigata)

ハキリバチアリ

出典:ウィキペディア

ハキリバチアリという種類の “Fat-Bottomed Ants” が南米に数多くいて、コロンビアでは人気のデリカシー・フードなんです。この蟻の太った下半身?は、良質のたんぱく源とされ、ローストしたりフライにしたりして、ピーナッツのように食されています。

 

“Locusts”

イナゴと言えば、世界の他の国々でも食用にしているところが多いのですが、イスラエルはユダヤ教の国。そして食べ物はコーシャー。その戒律で許されている唯一の虫がイナゴだそうで、大量の害虫駆除もでき、一石二鳥と言ったところです。

イナゴ

出典:ウィキペディア

フライにして食べるのが一般的ですが、中にはチョコレートコーティングしたスナックもあるようです!?

 

“Tamilok Woodworm”

タミロックはフィリピンのデリカシー・フードです。マングローブのような湿地帯の腐った丸太の中に多く住んでいて、木を割ると、ねちねちした細長い虫がうじゃうじゃ出てくるそうです。虫の名前が付いているものの、生物学的には貝殻のない貝類に当たり、実際に牡蠣のような味がするそうですよ。

 

“White Ant Eggs Soup”

世界でも珍しいスープの1つが、ラオスで有名な白蟻の卵スープです。アリの卵から、胎芽、幼虫に至るまで、様々な成長過程の蟻を混ぜて作られています。食べた人によると、食感はイクラのようでもあり、海老のような味もするということです。

 

 

卵類

“Balut” (Fertilized Egg)

バロットはフィリピンで人気の、ふ化直前のアヒルの卵をゆでた、珍しいというよりは残酷な食べ物です。他の東南アジアの国々でもよく食べられています。食べ方としては、最初に殻に小さい穴を開け、中の液体を吸ってから殻を割って、羽や骨もろとも食べるんだそうです。

バロット

出典:ウィキペディア

言わば、胎児をゆで殺しにした食べ物です。写真でしか中身を見たことがありませんが、私には到底口にすることは考えられません。でも世界の珍しい食べ物を特集する以上、これを外すことはできませんでした。

 

“Century Egg” (hundred-year egg)

通称ピータンは、ミレニアムエッグと呼ばれることもありますが、いくら何でも卵が100年も持つわけもなく、実際に腐敗させる期間は数か月程度です。主にアヒルの卵に粘土と灰と塩を被せて長期間置くと、黄身は深い緑色、白身は真っ黒でゼリーっぽくなります。

ピータン

出典:ウィキペディア

中国のデリカシーですが、アメリカでもアジア食品を扱う店に行くと大抵売っています。あひる以外に、鶏や鶉の卵でも作られたりしますが、アンモニア臭もきつく塩味も濃いので、好き嫌いがありますね。

 

乳製品

“Airag”

アイラグは、モンゴルでは普通に飲まれている発酵乳で、馬のミルクを使っています。発酵の過程でアルコール化します。ボウルのようなカップに入れて冷たくして飲みます。中央アジアでよく飲まれる “Kumis” に似ています。

 

“Casu Marzu” (Maggot Cheese)

カース・マルツゥは、イタリアのサルディーナ地方で作られている、腐ったチーズのことで、マゴット(うじ虫)チーズとも呼ばれています。発酵食品はそもそも半ば腐った状態ですが、このチーズの場合、究極の発酵を行います。

カース・マルツゥ

出典:ウィキペディア

特徴は、ペコリノにチーズ蠅の幼虫を入れて、中で成育しようとするときに、チーズの脂肪を分解していき、より軟らかく仕上がるそうです。で、まだこのハエが生きている間に食べるのが醍醐味で、食事中に虫が飛び出してくることもあるようです。

でも科学者によると、このハエが死なずに人の胃の中で生存する可能性も無きにしもあらずだそうで、もう「珍しい食べ物」を通り越して、「危険な食べ物」に指定され、アメリカでは売買が禁止されています。

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世界の珍しい飲み物

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“Snake Wine”

毒蛇を入れた酒は、元はベトナムで生まれたようですが、今では中国をはじめとする東南アジア各地でよく作られています。毒と聞くと、そんなものを飲んでもいいのかと疑ってしまいますが、何か月も酒に浸すことによって、毒は中和されるので、大丈夫です。

蛇酒

出典:ウィキペディア

一部には、蛇酒に医薬的効果を期待する向きもありますが、酒瓶の中に、怖そうな蛇が入ったままだと、私はドン引きしてしまいます。

 

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“Kopi luwak” (Excrement Coffee)

世界でも珍しく一番高いコーヒーと聞くと、ぜひ飲んでみたくなりますが、その前に、この珈琲豆がどのように作られるのかを知っておいた方がよいと思います。この名前の「コピ」はコーヒーで、「ルアク」というのはインドネシア語で、ジャコウネコのことです。

コピ・ルアク

出典:ウィキペディア

この動物はコーヒーの木の実が好きなんですが、豆は消化できないので、糞と一緒に出てくるんです。ネコの胃の中で消化酵素がコーヒーベリーを発酵し、独特の香りを生み出すことで、世界一のグルメ珈琲が生まれるという仕組みです。

さて、キロ当たりウン万円程するコーヒーを飲んでみたくなりましたか?

 

 

世界の珍しい食べ物は、数えきれないほどあるので、この辺にしておきますが、上記の中で試してみたいものがあったでしょうか。

私が実際に食べたことがあるのはピータンくらいです。その他のもので試してみたいのは、最後の超高価なコーヒー!

 

後は、正直、お金をもらっても食べたくないものがほとんどです。でも世界の他の国々では、珍味として人気があったりするのは、不思議ですね♪