アメリカのチップスの種類は無限大。中身をよく見て選ぼうね

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アメリカのチップスの種類

アメリカのチップスにはどんな種類があるのでしょうか?

 

チップスというと、実は広い範囲を指しますが、一般的な感覚としてまず頭に浮かぶのは、ポテトチップス。日本風のポテチも数あれど、やっぱり本家本元はアメリカ。

何せ、スーパーマーケットに行けば、たいてい通路の片側を全部使って、あらゆる種類のチップスを置いてますからね。

 

もちろん、それらはポテチに限りません。メキシカンも多いのでコーンチップスも幅をきかせているし、肥満体国のアメリカには、見せかけヘルシーなベジタブルチップスも色々あります。

そこで素材別に、アメリカではどんなチップスの種類が売られているのか、例を挙げていきます。日本でもおなじみの物がたくさんあるはず♪

アメリカのチップスの種類

<ポテトチップス>

アメリカのポテチは、日本の「かっぱえびせん」のようなもの。食べだすと止まらない。だから最初から食べない方がいいのですが、アメリカ人はもうこれなしでは生きていけない状態。

ひとまず健康問題は置いておいて、アメリカのスーパーにはどんなポテトチップスが並んでいるのか、有名ブランドを中心に、探ってみることにします。

クラシック・ポテトチップスサワークリーム&オニオン・ポテトチップスバーベキュー・ポテトチップス 

歴史が古い物から行くと、レイズ。クラシックのシンプルなポテトチップスから、サワークリーム・オニオン味やバーベキュー味に、チェダーとサワークリームの組合せも。

チェダー・サワークリーム・ポテトチップスソルト&ビネガー・ポテトチップスディル・ピックル・ポテトチップス

また酸味が効いたものも色々あって、ソルト・ビネガー味やディル・ピクルス味に、ライム味。辛いところでは、チリ・ライム味やフレーミン・ホット味も。

リモン・ポテトチップスチリ・リモン・ポテトチップスフレーミン・ホット・ポテトチップス

今度は、フリトレーがクリンクルカットに特化して作ったラッフルズのチップスを紹介。オリジナルのポテトチップスに、低脂肪の塩味や、メキシカンタイプでは、ハラぺノ・ランチ味もあり。

ラッフルズ・オリジナル・ポテトチップス低脂肪シーソルト・ポテトチップスハラぺノ・ランチ・ポテトチップス

普通はどんなチップスも、油で揚げて作るわけですが、オイル過多にならないようにと、“baked”版という、オーブンで焼き上げた種類もあり、オリジナルの他、チェダー・サワークリーム味も出ています。

ベイクド・オリジナル・ポテトチップスベイクド・チェダー&サワークリーム・ポテトチップス

日本のスーパーでもスナック菓子の棚でよく見るのが、プリングルズ。定型できれいに重なって筒状の入れ物に入って売っていますね。これだと移動中壊れる心配も少ない。

オリジナル味以外で面白そうなのは、ピザ味かな。世界各地で販売されているため、その地域に合った特有のフレーバーも人気。日本版では、例えば、ワサビのり味やバターしょう油味など。

プリングルズ・オリジナル・ポテトチップスピザ風味のポテトチップス

余談ですが、イギリスでこのスナックをめぐる税金論争があり、2008年最高裁で「プリングルズはポテトチップスではなくビスケットである」判決が下されたようです。でもアメリカでは関係ないですね。

 

さて、ここまで挙げてきたポテトチップスの種類は、どちらかというと、生地がや薄くて繊細なタイプ。それに引き換え、ケトルのチップスは、その歯ごたえが人気。

シーソルト・ポテトチップスチリ・ライム・ポテトチップス

基本のシーソルト味に、アボカドオイルを使ったチリ・ライム味。また、サンドイッチの味付けや具に出てきそうな、ハニーディジョン味やペパロンシーニ味など。

ハニーディジョン・ポテトチップスペパロンシーニ・ポテトチップス

噛み応えのあるチップスとしては、他に、地元ワシントン州で作っているティムズのポテトチップスも挙げられます。袋の外側にも、わざわざ “extra thck and cruncy” と書いています。

ティムズ・オリジナル・ポテトチップスティムズ・無塩ポテトチップススイートマウイオニオン・ハワイアンチップス

オリジナルの海塩味に、ソルト・フリーもあれば、ハワイ・バージョンもいくつかあって、特にマウイのスイート・オニオンがおいしいです。あの白地に赤線の袋を見て、道頓堀の太鼓をたたく人形を思い出すのは私だけかしら?

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<コーンチップス>

やはりフリトレーを親会社に持つドリトスが、数多くのコーンチップスの種類をカバーしています。ポテチと違ってコーンの方は、単独ではなくサルサと一緒に食べたり、メキシカン料理の一部として出てくることが多いです。

だからプレーン以外のフレーバーでは、ナッチョ・チーズ味とかサルサピカンテ味、またフレーミン・ホットなどのスパイシー味も多くあります。

ナッチョチーズ・チップスサルサピカンテ・トルティアチップスフレーミン・ホットナッチョ・チップス

また同列の会社で、トスティトスというブランドもあり、こちらの定番はレストランスタイル。サルサ・ベルデ味や、色違いでは青いとうもろこしを使ったブルー・コーンも美味。

オリジナル・レストランスタイル・トルティアチップスサルサベルデ・トルティアチップスオーガニック・ブルーコーンチップス

変わったところでは、通常コーンチップスは三角形なのですが、ポテチのように丸い物や、スクープと言って、サルサがたくさんすくいやすいようになった形もあります。

スクープス・トルティアチップス

あと、サンチップスと言って、フリトレーの傘下なのですが、とうもろこし以外に、玄米や全粒粉にオーツ麦といった雑穀を混ぜて作っており、クリンクルカットより大胆な大波を打った様な形になっています。

適当に歯ごたえもあり、目下主人の大好物なのです。主人のお気に入りはオリジナル版ですが、他にもフレンチオニオン味とか、サルサ味とかがあります。

サンチップス・ホールグレイン・オリジナルサンチップス・フレンチオニオンサンチップス・ガーデンサルサ

ちなみに、日本でも人気が出ているトレーダージョーズのブランドからは、期間限定で、秋の紅葉の時期に、葉っぱの形をしたコーンチップスも販売されます。

ハーフリーフ・トルティアチップス

形が変わったものとしては、ロールドコーン・スタイルで、葉巻型の物も出ています。

トレジョ・ロールドコーン・トルティアチップス

 

<ベジタブルチップス>

この種類は、日本の方が面白いフレーバーがありそうですね。私はレンコンチップスが好きだけど、ゴボウもよさそう。他にも人参やオクラなどあったりしますね。私の最近の大ヒットはかぼちゃチップス!

パンプキン・チップス

アメリカにも、実はこだわりのチップスを作るところがあって、テラというブランドなのですが、どんな会社なのかは、後半のブランド説明のところに詳しく書いています。

で、どういうチップスの種類を出しているのかというと、オリジナル版にしても、”yuka, taro, sweet potate, ruby dipped vegatables, parsnip, bataya” という数種類の野菜が入っているんです。

テラ・オリジナル・シーソルト

うれしいのは、表袋に、このチップスにはどんな野菜が含まれているのかということを、絵入りで分かりやすく表示してくれているので、店頭で手に取って選びやすいということです。

他にも、”Exotic Harvest” には、紫芋、カボチャ、人参が入っていたり、自然な甘みを追求したさつまいもトリオには、”Sweets Medley”があります。

エキゾチック・ハーベストチップス テラ・スイートメドレーチップス

また、アメリカの独立記念日用には、”Red, White & Blues”と言って、天然の野菜で色付けした3色のチップスが目を引きます。(白と言っても、見かけは黄色なんですけど、そこはゆる~く判断。)

テラ・赤白青・シーソルトチップス

あと付け加えるなら、前出のトレジョのブランドでは、コーンに加えて、グリンピースやインゲンマメにキノアを混ぜた混合野菜チップスもあります。

トレジョ・コーン・ピー・ビーン・キノアチップス

 

<フルーツチップス>

果物をそのままチップスにして販売している種類の代表格は、何といってもバナナチップスですね。袋を開けると匂うバナナの香りが好きです♪

トレジョ・バナナチップス

トレーダージョーズでは、基本のバナナチップス以外にも、プランタンで作ったチップスも販売しています。

トレジョ・プランタンチップス

フルーツに特化したブランドでは、“Bare Foods”という会社があって、バナナはもちろん、苺を混ぜたものやココナッツチップスも。

ストロベリー・バナナチップスココナッツ・チップス

りんごに関しては、具体的に日本のフジと赤いリンゴを混ぜたものや、アメリカの緑の林檎の代表格である “Granny Smith” のチップスなんかもあります。

フジと赤りんごのチップスグラニースミスのチップス

 

<デザートチップス>

あえてこのグループを作りました。本来はポテトチップスの種類なのですが、チョコレート・コーティングしているチップスなので、独立した部類に分けました。

日本で言うと、じゃがチョコ?になるのかな。アメリカでもいろんなところが出しています。

ロイス・ポテトチップ・チョコレート
チョコレート会社として有名な “Royce”も、ポテトチップ・チョコレートを作っているし、“Rocky Mountain”というチョコレート会社の製品もあります。

ロッキーマウンテン・チョコレート・ポテトチップス

“Sanders”“Asher’s”もミルクチョコレート・ポテトチップスを出しています。

サンダーズ・ミルクチョコレート・ポテトチップスアシャーズ・ミルクチョコレート・ポテトチップス

またチップスの王御所レイズも、“wavy”というシリーズで、ミルクチョコでカバーしたポテチを出していることを、最近発見しました。

ウェイビー・ミルクチョコレート・ポテトチップス

 

アメリカの有名チップスブランド(アルファベット順)

 

Doritos・・・・親会社のFrito-Layが、1964年から製造を始めた、トルティア・コーンチップスのブランド。関連ブランドには、Tostitos や Cheetos。

 

Kettle・・・・1978年にできて以来、オーナーが次々と変わり、現在はキャンベル・スープ会社所有となっている。ポップコーン他のスナック菓子も売っている。

 

Lay’s・・・・・1932年創業で、今の親会社はペプシコ。アメリカ以外では、たとえばイギリスだとWalkersとか、エジプトだとChipsyとかいう名前で呼ばれている。

 

Pringles・・・1967年生まれ。元はP&G(プロクター&ギャンブル)から、今はケロッグの所有に。世界140か国以上で販売。地域特有の期間限定フレーバーも人気。

 

Ruffles・・・・オリジナルは1948年頃にできて、10年後には Frito が買い、その後 Frito-Lay が、クリンクル・カットに特化したポテトチップスブランドとして販売。

 

SunChips・・・フリトレーの最新ブランドで、比較的新しく1991年に誕生。マルチグレイン(雑穀)を使って作り、大きい波を打ったようなデザインが売り。

 

Terra・・・・・マンハッタンの4つ星レストランで働いていた二人のシェフが、パーティ用のケータリング・ビジネスを始めたのが事の始まり。

次第にバー・アイテムの前菜など、おつまみ系を開拓するようになり、1990年2月、シェフが住むアパートの小さな台所で、テラ・チップスが産声を上げる。

最初の顧客は、サックス5番街。3年後にはニューヨーク以外の州からも注文が来るようになり、今ではオーガニック製品で名高い The Hain Celestial Group が生産している。

 

Tim’s・・・・・地元ワシントン州で、ティムさんが1986年に工場を立ち上げた。その後、ピナクル・フーズに吸収され、今に至る。白地に赤線の袋が印象的。

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上記で取り上げたチップスの種類は代表的なものだけで、やっぱりアメリカには数えきれないほどチップスの種類があります。

でも、食べだすと止まらなくなるものの中には、「もっと欲しくなる」神経を刺激する添加物が多く含まれていると考えていいので、注意が必要です。

新しい種類を買うときには、スーパーで時間がかかっても、袋の裏面に書いている成分表をよく見て、不必要なものが多く入っていないかを確認することが大切ですね♪