かぼちゃの種類|アメリカの分類は日本とちょっと違う?!

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かぼちゃの種類

かぼちゃの種類はアメリカにはどんなものがあるのでしょうか? 
すぐに思いつくのは、ハロウィンでジャックオランタンに使うパンプキンではないでしょうか?

中には、巨大南瓜の重さコンテストもあったりするので、いろんな野菜が一回り大きいアメリカでは、象徴的なベジタブルの1つです。

 

日本のサイトを見ると、かぼちゃの種類を、「日本かぼちゃ」「西洋かぼちゃ」そして「ペポかぼちゃ」の3つのグループに分けているようですが、そもそもアメリカでは、かぼちゃ=パンプキンではないので、そのあたりを説明していきます。

 

かぼちゃの種類:アメリカでの分け方

かぼちゃは基本的にウリ科のカボチャ属に入る種類です。漢字で書くと「南瓜」となり、「瓜」の字が入っていてわかりやすいですね。英語(イギリス語)では“pumpkin”米語(アメリカ語)では“squash”と呼ばれます。

 

日本語で言うところの「かぼちゃ」は、その昔ポルトガル人がカンボジアから持ってきた野菜を呼ぶときに、カンボジアがなまってカボチャになったとされています。

現在日本で栽培、消費されているほとんどのかぼちゃは、日本式には、「西洋かぼちゃ」の種類に入るようですが、このページでは、アメリカ式に「スクワッシュ」として分類したいと思います。

 

カタカナ表記では、「スカッシュ」とするところもあるようですが、そうするとスポーツ競技かドリンク類と紛らわしいので、ここではより米語の発音に近い「スクワッシュ」と書くことにします。

で、その”SQUASH”ですが、大きく、“summer squash”“winter squash”に分けられます。一般的に「かぼちゃ」と呼ばれるのは、後者に属します。では、それぞれのグループの中にどのような種類があるのかみていきましょう。

 

かぼちゃの種類:アメリカのSUMMER SQUASH

スクワッシュは、少なくとも7千年も前からメキシコや中米で栽培されており、中でも「サマー・スクワッシュ」と呼ぶ種類は、皮が硬くなる前、つまり成熟する前に収穫されるので、身が軟らかくて味もマイルドです。

このグループに属する野菜は、一般的には「ズッキーニ」の名前で知られています。どの店でもよく見かけるのは、基本の緑か黄色のズッキーニですね。でも、アメリカでは他にもいろいろ出回っているので名前を紹介します。

green zucchini yellow zucchini

 

green zucchini
yellow zucchini
crockneck summer squash
pattypan squash
round summer squash

 

夏の間、全米各地では、農家直送の野菜や果物が手に入る、ファーマーズ・マーケットが開催されるので、そこでは実にいろんな形をしたサマー・スクワッシュに出会えるので楽しみです。

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かぼちゃの種類:アメリカのWINTER SQUASH

パンプキンの登場です。皆さんご存知、ハロウィンに出てくる、あのかぼちゃの種類を、アメリカでは”pumpkin”と呼び、日本で一般的に食されている南瓜は、そのまま”kabocha”と呼んでいます。

「ウィンター・スクワッシュ」は、秋まで熟成するのを待って収穫されるので、皮も硬く、身もしっかりしていて、濃厚な味になります。

 

このグループを更に細かく分けているのが、日本式に言う、「西洋かぼちゃ」「ペポかぼちゃ」「日本かぼちゃ」なのですが、ここではアメリカ式に、アルファベット順に並べることにします。

 

acorn squashacorn squash

 

 

 

 

 

 

  amber cupamber cup

 

 

 

 

 

 

 buttercup squashbuttercup squash

 

 

 

 

 

 

butternut squashbutternut squash

 

 

 

 

carnivalcarnival

 

 

 

 

 

 

    delicatadelicata

 

 

 

 

   gold nugget squashgold nugget squash

 

 

 

 

 

 

   golden (or red) kuri squashgolden kuri squash

 

 

 

 

 

 

kabochakabocha

 

 

 

 

 

 

stripettistripetti

 

 

 

 

   sugar pie pumpkinsugar pie pumpkin

 

 

 

 

 

 

 

swan white acornswan white acorn

 

 

 

 

 

 

turban squashturban squash

 

 

 

 

 

 

以上が店頭で見つけたウィンター・スクワッシュです。

日本で「そうめんカボチャ」と呼ばれているのは、アメリカでは、“spaghetti
squash”になると思います。やはり国柄によって、身がほぐれて麺類のようになるものでも、とらえ方が違うのですね。

 

spaghetti squash

spaghetti squash

 

 

 

 

 

 

また、かぼちゃが属する科目を思い出していただくとわかるのですが、ウリ科なので、日本の「冬瓜」はアメリカではウィンター・スクワッシュの種類に入り、“winter melon”と呼ばれています。

あと、日本で呼んでいる「ペポかぼちゃ」は主に観賞用のもので、アメリカでは、“gourds”に当たりますね。発音が微妙なので、カタカナ表記は難しいです。

 

 

これで、かぼちゃの種類は、アメリカでは本当にいろんな色や形があるということがわかっていただけたかと思います。でも、これだけある中で私が過去に料理で使ったことのあるのは、ほんの数種類です。

 

ウィンター・スクワッシュは皮が厚くて切りにくいので、調理が面倒だということがあるのかもわかりません。

ズッキーニはよく使いますが、あとは、栗カボチャ以外では、バターナットとスパゲッティとエイコーン・スクワッシュくらいですね。

 

どんな風に調理するかというと、小さいものは半分に切って、バターとブラウンシュガーを入れてローストしたり、大体は薄く切ってバターソテーにするか、角切りにしてスープに入れることが多いです。

よかったら、アメリカの新しいかぼちゃの種類に挑戦してみてください。

 

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