冷凍保存のコツ。基本の考えと上手なフリージング・アイデア

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冷凍庫内

 

冷凍保存のコツを心得ていると、食材や食品を無駄なく有効に使えますね。

ご自身で工夫されていることもたくさんあると思いますが、私が実践していることや、人から聞いたことなど、例を挙げて説明します。

 

私も含めて多くの現代人は、もはや電気なしでは暮らせませんが、停電することも考慮に入れた上で、安全対策も含めて、冷凍保存のコツを考えたいと思います。

 

冷凍保存のコツ:基本の考え方

 

まず、具体例を挙げる前に、冷凍保存の基本の考え方を確認しておきたいと思います。当たり前なのですが、「冷凍保存は永久保存ではない」ということは頭に入れておかないといけません。過信すると怖いです。

つまり、バイ菌の繁殖を一時的に止めてくれるのが冷凍庫ですが、それぞれの食品によって、一定期間が過ぎると効力がなくなるし、解凍の仕方を間違えても細菌を増殖させる結果になってしまうので、注意しましょう。

 

実際に解凍するときの便利さを考えると、冷凍する際には、できるだけ小分けにして、袋や容器に入れることが望ましいですね。冷凍時間も短縮できます。

食品の劣化を防ぐためには、できる限り空気が入らない状態にして冷凍することも、長期保存につながるコツになります。

 

具体的な冷凍保存のコツ

 

【冷凍時間を短縮するコツ】

 

完全冷凍する時間は短いほどいいのですが、業務用の強力冷凍庫と違い、一般家庭のフリーザーでは、基本的に数時間かけて冷凍することになるので、より時間のかかる素材に包まれているものは移し替えが必要になります。

昔からある市場形式と違い、スーパーマーケットでは、ほとんどの生鮮食料品が、血液を吸い取るシートの上に載って、発泡スチロールのトレイに入って、ラップされて売られていますね。

 

冷蔵庫で2~3日保存する分にはいいのですが、あのまま冷凍庫に直行させるのは避けた方がいいです。完全冷凍できるまで時間がかかりすぎるのです。

中の切り身を取り出して、ジップロックに入れ、できる限り空気が残らないようにして、封を閉じます。真空パックできる器具をお持ちの方は、大いに利用してください。私は持ってないので、手動でできることをします。

 

一気に袋を絞めてしまうと、必ずたくさん空気が入ってしまうので、まず、ほんの少しのジップを残して、後は閉めます。そして、上から中身を抑え気味にして、空気を外に押し出すようにします。

ジップの最後の開いている所まで来たら、全部閉めます。これを小さい金属のトレイに載せて硬くなるまで冷凍します。速く凍らせる目的以外にも、形が平面でまっすぐに固まるので、冷凍庫内の整理が便利になります。

 

固まったらトレイを外します。

私は目下、この方法が、家庭でできる最速の冷凍法だと思います。

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【冷凍状態を生かす時短作戦】

 

暑い季節になると、スムージーを作りたくなります。新鮮な野菜や果物が手に入りやすい季節には尚更ですね。もちろん毎回新しい食材を切ることから始めてもいいのですが、コールドドリンクならこそ、冷凍を利用する価値ありです。

普通は、スムージーの中に入れるフレッシュフルーツを小口に切って、ミキサーにかけるわけですが、平日の勤務があって、毎朝作って飲みたいというときなどには、かなり時短になるおすすめの方法です。

 

使用する食材を切って、一杯分の量が集まったら、ジップロックに入れて冷凍しておきます。朝になって中身を取り出し、後は好みのジュースやヨーグルトを一緒に入れて回すだけ。

すでに素材が冷凍になっているので、氷を入れる必要もないのです。この袋を5日分作っておけば、朝起きて速攻でスムージーを作って飲むことができます。

 

冷凍保存のコツ:番外編

 

冒頭にも書きましたが、いつでも冷凍庫が動いてくれているとは限りません。私は緊急事態を想定してしていることがあります。冷凍庫下段の奥の方には、常にペットボトルに8割がた水を入れて氷状態になったものを入れています。

(瓶一杯に水を入れてしまうと、冷凍後膨張してしまうので、要注意。)

 

ペットボトル氷

 

数本入れているので、急に停電になっても、数時間以内に回復してくれれば、ペットボトルの氷が庫内を継続して冷やしてくれますよね。

このペットボトル氷は、もう1つ活躍の場があるんです。1年に1回は庫内の霜取りをしますが、そのとき、冷凍庫を置いている地下室のバスタブに、中の食品を全て取り出して入れ、タープをかけておきます。

 

そうすると、霜取りが終了するまで、極端に温度が上がることなく、安全に冷凍品をキープできるのです。

また、万が一、旅行中に停電してしまった場合には、冷凍庫内の温度がどこまで上がったのか、ペットボトル内の氷の解け具合で、ある程度推測することができます。

全て水に戻っていたら、それはもう危険信号ですよね。

 

 

いかがでしたか?

私が気をつけている、冷凍保存のコツを紹介しました。もし、これは使える、と思われたことがあれば幸いです。

ほかにも、冷凍庫や冷蔵庫の賢い使い方をまとめているページもあるので、よかったら、あわせて参考にしてくださいね。

 

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