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スパイスやハーブの種類をどのくらい持っていらっしゃいますか?
私はこれまで数えたことはなかったのですが、かなりの数があることは間違いないので、一度整理してみようと思いました。
中くらいの瓶は棚に立てて入れ、小さい瓶は引き出しに横並べにして、上から見てすぐにラベルがわかるように入れています。
中には、新しいレシピに載っていて買ってきたものの、一度だけ使ってそれっきり、と言うものもいくつかあります。
あらためて、それぞれのスパイスやハーブ(乾燥)の種類を確認しながら、形状や目的別に簡単に特徴をまとめていきます。
各グループ内では日本語の五十音順に並べています。形状の違いで同じ名前が別のカテゴリーに出てくることもあります。塩と胡椒に関しては別のページで解説します。
私が使っているスパイスやハーブの種類
<エスニック料理に使うスパイスの種類>
【アドボシーズニング】オールパーパス・シーズニングになっていて、GOYAという南米料理を扱うスパイス類を販売している会社が出している。塩、にんにく、オレガノ、ターメリックが混ざっているので、いろんな料理に使える。私が持っているのは胡椒なし
のバージョン。
【イタリアンハーブ】パスタやスープに地中海風味を加えるハーブ・ミックスで、バジル、オレガノ、ローズマリー、タイムを中心に混ぜられている。
【オールドベイ・シーズニング】一家に一缶という感じで、アメリカの家庭にはよくある万能スパイスの1つ。各種塩と各種胡椒に生姜、パプリカ、シナモン、クローブなどが混ざっていて、フライドチキンや海老カニ料理の味付けに最適。
【ガラムマサラ】インド料理によく出てくるスパイスで、「熱いものを混ぜた」という意味があるが、辛くなく香りづけに使用。
【クミン】セリ科の多年草で、インド料理やメキシコ料理によく使う。
【クレオール・シーズニング】ケイジャン料理のメインスパイスで、塩胡椒、にんにくや玉ねぎにパプリカの粉、バジルやタイムの葉などが入っている。
【スターアニス】八角のことで、トウシキミとか、ダイウイキョウと呼ばれる果実を乾燥させたもので、中華料理に使う。
【チャイニーズ・マスタード】カラシナと呼ばれるオリエンタル・マスタード。洋からしよりも辛味が強い。
【チリパウダー】メキシコ料理のチリコンカンには欠かせない粉。
【ファイブスパイス】五香粉と言う名前だが、5種類の粉だけを混ぜ合わせたのではなく、多種類が混ざった中国の代表的な香辛料。
【ブラックニング・シーズニング】ケイジャン料理で、これを魚にまぶして真っ黒に焼く調理法があるが、とても辛くなるので注意。
【レモングラス】多年草植物で、タイ料理の香りづけに使用。実際の草は筒状になっていて、タイでは飲み物のストローに使われる。
<粉状のスパイスの種類>
【アラム】果物や野菜のピクルスを作るときに混ぜる。
【アロールート】南米熱帯地方の多年草の地下茎から採れる澱粉。
【オールスパイス】熱帯地方の常緑樹の実で、料理・製菓共に使用。
【オニオンパウダー】玉ねぎの粉。
【オレガノ】シソ科の多年草で、ほろ苦さがソースをスパイスアップ。
【ガーリック】にんにく。
【カルダモン】ショウズクと呼ばれ、世界最古のスパイスとも言われる。
【カレー粉】カレーソース作り以外にも幅広く使える。
【クリームオブタルタル】特に製菓で卵白を安定させるために使う。
【クローブ】ジンジャーブレッドやレリッシュを作るときに用いる。
【サフラン】パエリアの色付け、香りづけには必須のスパイス。
【シナモン】クスノキ科の常緑樹の皮を乾燥させて作られる。
【ジンジャー】生姜。
【ステーキ・シーズニング】ステーキの味付け。
【スモーク・パプリカ】パプリカを燻製・乾燥させたもの。
【スイート・パプリカ】基本のパプリカパウダー。
【セージ】ミント属の常緑樹で香りが強く、豚肉料理によく合う。
【ターメリック】ウコンの名で知られ、カレーの色合いを出すのに使う。
【タイム】ガンボやミートローフに使用。癖のある肉の臭い消しにもなる。
【ナツメグ】ハンバーグをおいしくするスパイスとして人気。
【パンプキンパイ・スパイス】個々のスパイスを複数使うより便利。
【マージョラム】ドレッシングやバーベキューソースに混ぜたりする。
【マスタード】洋辛子。
【メース】ナツメグと同じ常緑樹から採れ、チョコレートと相性が良い。
【ライムパウダー】ライムの粉。
【レモン・ガーリック】ニンニクのレモン風味。
【レモンパウダー】レモンの粉。
<種の形で使用するスパイス>
【アニスシード】パセリ属の一年草から採れ、灰色がかった茶色の粒。
【キャラウェイシード】サワークラウトや肉のマリネによく使用。
【カルダモンシード】インド原産で消化やデトックスによいとされる。
【クミンシード】黄色がかった茶色で、種ではなく果実がスパイス。
【セロリシード】コールスローやポテトサラダにに入れることが多い。
【セサミシード】胡麻。
【ディルシード】ピクルスやレリッシュを作るときに入れる。
【フェンネルシード】多年草の植物でサラダやスープの香りづけに使う。
【ポピーシード】けしの実の種で、製菓材料に用いることが多い。
【マスタードシード】黄褐色の一年草の種で、シーフードによく合う。
<固形物で使うスパイスの種類>
【オレンジピール】オレンジの皮を微塵にして乾燥させたもの。
【ガーリック微塵】生のにんにくがないときのお助けスパイス。
【クローブ】開花前の蕾で、肉類の塊に突き刺してローストしたりする。
【サフラン糸】アヤメ科の雌しべから少量採れる、世界一高いスパイス。
【シナモンスティック】ドリンクに浮かせて使うのもよし。
【シャロット】仏語ではエシャロット。ネギ科の多年草。
【ジュニパーベリー】ネズの実と呼ばれる針葉樹でジンの香り付けに使う。
【レッドオニオン】赤玉ねぎを刻んでフリーズドライにしたもの。
<ハーブ・スパイスの種類>
【オレガノ】収穫される地域によって、味や香りがかなり違う。
【ベイリーフ】ローリエ、又は月桂樹の葉を乾燥させたもの。
【サマー・セイボリー】南東ヨーロッパ原産で、ほのかにシトラスの香り。
【セージ】地中海原産で、銀色がかった灰色の葉をしている。
【タイム】ヨーロッパ南部原産で、フランス料理によく使う。
【タラゴン】多年草のハーブで、鶏肉や魚のソースに使うとよい。
【チャービル】フレンチパセリとも呼ばれるマイルドな風味の一年草。
【チャイブ】細長いネギ科の植物をフリーズドライにしている。
【ディルウィード】クリーミィーなディップを作るのに向いている。
【バジル】1年草で、多岐にわたる料理に使用できる。
【パセリ】殺菌効果もあることから、付け合わせによく用いられる。
【ピクリング・スパイス】ホールや種を中心にしたミックス・スパイス。
【ブーケ・ガルニ】ミックスハーブをチーズクロスに包んでミニ・てるてる坊主のようにして、スープやシチューなどの煮込み料理の鍋に忍ばせておくと、良い隠し味になる。
【マージョラム】ミント属の一年草で、肉料理によく使う。
【ミント】繁殖力抜群のさわやかな香りのハーブ。
【ローズマリー】フライドポテトに絡めて使うことが多い。
我が家の棚や引き出しに入れているスパイスやハーブの種類の瓶を数えてみると、約80種類にも及びました。お店が開けそうです。
でも中にはすでに賞味期限が切れているものもあり、整理が必要です。あまり外国料理に慣れていない方には、聞いたことのないスパイスやハーブの名前が出てきたかと思います。
もし機会があったら、新しい料理に挑戦してみてくださいね。
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