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ネバダ州の食べ物。カジノのビュッフェからバスク食文化まで

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ネバダ州の食べ物

ネバダ州の食べ物と言えば、やっぱりカジノで出される食べ物を想像してしまうのではないでしょうか?

 

となると、品質が伴っているかどうかはともかく、高級なカットの肉とか、エキゾチックな肉類もよく出てきます。また不夜城ならではの、ユニークな名前の付いた食べ物もネバダ州独特ですね。

エスニックフードもあるし、ギャンブルの街となれば、当然アルコールも期待できます。では、ネバダ州ではどんな食べ物が話題になっているのか、探ってみましょう。

 

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ネバダ州で人気の食べ物

カジノフード

Casino Buffet

カジノの本場ラスベガスには一度だけ足を運んだことがありますが、やはり本家本元。ビュッフェでは、その辺の、“all-you-can-eat” とは一線を画した豪華な食べ物が所狭しと並んでいます。

そもそもビュッフェの始まりは、戦後まもなく、Herbert “Herb” Cobb McDonald という人が、「食べ放題」のレストランを開いたのが始まりと言われています。当時はたったの1ドルだったとか。

 

今では格段に豪華になり、プライムリブの塊をその場で切ってくれたり、カニと言えば、キングクラブの大足だったり、クレープだってその場で焼き立てを食べられます。

ベガスでは70以上のビュッフェがひしめいているのですが、中でも最大規模を誇るのは、“Caesars Palaces”“Bacchanal Buffet” で、朝から晩まで500種類の料理を出しているのです。だから、お値段の方もそれなりな訳。

 

Shrimp Cocktail

ラスベガスでシュリンプカクテルを始めたのは、“the Golden Gate Hotel” のカジノでした。1959年当時、50セントで提供したのが最初で、宣伝も兼ねて1991年までこの値段をキープしていたそうです。

この間、1960年代から80年代まで、オードブルと言えば、シュリンプカクテルの時代でした。今では過去の産物といった感があります。

 

肉類

Basque Style Chateaubriand

私がシャトーブリアンを初めて食べたのは、高校生の時に交換留学生を日本の家にあずかって、伊勢志摩に旅行した折、志摩観光ホテルに泊まった時でした。何とおいしいステーキなんだろうと感激したことを覚えています。

テンダーロインの中でも最高の部位だけを使って調理するステーキですが、このバスク・スタイルというのは、更に特異なクッキングスタイルになっています。普通、レアステーキというのは、中だけ半生状態ですよね。

 

でもこの調理法では、薄い2枚のステーキに、最高級部位の厚いステーキを挟んで焼き、真ん中のステーキが生焼けになったときに、外側の薄い2枚を捨てて中だけ出すという、何ともフードロスの多い贅沢料理なのです!

ちなみに、バスクというのは、フランスとスペインにまたがる地方の名前で、ここからネバダ州に移住してきた人々が、最初はアスリートをもてなす料理として出したのが始まりとか。いや、もったいない食べ物だこと。

 

Elk Chop

ネバダ州では毎年エルク狩りが行われています。一人のハンターに二人のガイドが付くのです。アメリカの中でもネバダ州のエルクはとても大きいので、たとえ優秀なハンターでも、倒してからの後の処理に複数人要るのです。

まあ、ハンティングは好きな人に任せることにして、食べる方ですが、アカシカの肉は牛肉に比べると脂肪分が少なく、逆に鉄分やたんぱく質が多いので、ビーフステーキの代用にする人が多いです。

 

Lamb Shank

ネバダにはバスク地方からの移民が多いと書きましたが、シャトーブリアン以外にも、この方たちが好んで食べるものに、ラム肉があります。こちらはもっと庶民的なファミリーディナータイプの食べ物です。

ラムに、ローズマリーやライム、にんにく、他のスパイス類などをこすりつけてローストし、好みの野菜を加えて、ワインやストックを注ぎ入れ、オーブンで長時間蒸し焼きにしていきます。

 

Salumi & Charcuterie

ネバダ州に来た移民には、イタリア人も多くいます。リノもカジノで有名な場所ですが、そこのレストランでは、サルーミに代表されるような塩漬け肉をはじめ、多種類のキュアドミートが楽しめるシャルキュトリー・ボードが人気です。

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パスタ

Mushroom Ravioli

イタリア移民の多いリノにあるカジノリゾート、エルドラドにあるレストランでは、北イタリアの食文化を引き継ぐマッシュルーム・ラビオリが人気です。

イタリアから輸入した乾燥ポルチーニマッシュルームを、ホームメイドのラビオリパスタに埋め込み、ベルベットタッチのクリーミーなポルチーニソースに絡めて出しています。

 

ファーストフード

The Awful-Awful

カジノで有名なリノにある、“The Nugget Diner” というレストランは、1953年にオープンして以来、看板になっている、ハンバーガーとフライドポテトを組み合わせたメニューがあります。ネーミングが面白いですね。

特に変わった食材を使っているわけでもないのですが、新鮮なレタスやトマトに、ネバダ州特産の玉ねぎを加え、220グラムほどある牛挽肉のパティにチーズを挟んだバーガーは、“awful big & awful good” なんだそうです。

 

Chorizo Sandwich

バスク地方で生まれてネバダ州に移り住んだ人が、ポークショルダーにパプリカやニンニク、その他のスパイスを使って空気乾燥させたチョリソーを手作りしてグリルし、フレンチロールに挟んだサンドイッチも人気の食べ物です。

 

エスニックフード

Crispy Duck with Panang

ラスベガスやリノにはタイレストランが数多くありますが、中でもベガスにある “Lotus of Siam” は、アメリカの中でも有数のタイレストランで、オーナーシェフの Saipin Chutima さんは、ジェームズビアード賞の受賞者です。

その看板メニューが、この鴨料理。クリスピーな皮が付いた軟らかいカモ肉を、甘塩味でコニャックを効かせた、クリーミーなレッドカレーソースで絡めた料理は絶品だそうです。

 

Fry Bread Indian Taco

ネバダ州の先住民であるパイユート族の伝統的な食べ物、フライブレッドは、特別な行事の時にだけ作られていたのですが、1995年、この民族がラスベガスにゴルフリゾートをオープンして以来、定番メニューになりました。

鉄のフライパンで焼いたパン生地に、ホームメイドのチリや、チーズ、トマトにレタス、サワークリームのサルサというタコスの材料を載せた、インディアン・タコスです。

ネバダ州の地図

その他

 

Egg Benedict

ネバダ州では、エッグ・ベネディクトが熱いのです。基本のパターンは、トーストしたイングリッシュマフィンにバターを塗って、カナディアンベーコンを載せ、ポーチドエッグを置いて、上からオランデーズソースをかけたものですよね。

州都であるカーソンシティーのとあるレストランでは、チョリソーのパティに、ステーキ、クラブケーキに、燻製又はブラッケンド、又はグリルサーモンの上にポーチドエッグを載せた、数種類のバリエーションが楽しめます。

 

3AM Steak & Eggs

別名、“steggs” という愛称で知られている食べ物は、「午前3時の」で始まっているように、不夜城で働く人たちや旅行者がお腹がすいた時に、満腹感を味わえるように考案されたメニュー。

大きめのニューヨークステーキに、卵2つと、トーストにポテトが付いて、リーズナブルなお値段で提供されています♪

 

デザート

Home Means Nevada Ice Cream

1933年に、ネバダの州歌に指定された、“Home Means Nevada” というソングがあるのですが、その歌詞の中に、“Home means Nevada Home means the hills, Home means the sage and the pine.” というラインがあります。

ネバダ州が150周年記念を迎えた2014年に、“Icecycle Creamery”Jeremy & Leilani Demarzo さんが、ミルクと砂糖とクリームにセージを蒸らして、トーストしたパインナッツを加えたフローズンデザートを作って、リノで販売したものです。

 

The Western Sundae

サンデーは、各地の各店でオリジナルをいろいろ出していると思いますが、ラスベガスにある、“Luv-It Frozen Custard” というアイスクリームショップには、ウェスタン・サンデーという看板商品があります。

 

クリームと卵を絶妙に調合したアイスクリームに、ホット・ファッジとキャラメルソースをかけ、ローストした塩味のピーカン散らしてチェリーを飾ったもので、1973年より、毎日売れている人気の品です。

ちなみに、この前紹介したネブラスカ州で人気のデザートに、“Tin Roof Sundae” というものがあります。

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ネバダ州で人気のアルコール

カクテル

Bloody Mary

ブラディー・メアリーはどこのバーに行っても、あるいは家でも、トマトジュースとウォッカがあれば簡単に作れるカクテルですが、ネバダ州の中央に位置する、“Dirty Dick’s Belmont Saloon” が出しているものは特別なんだそうです。

何代も前から引き継いでいるレシピで作っていて、おろしたてのホースラディッシュを加味して、グラスの淵にも塗っていて、ギャンブルとアルコールに深夜まで浸った翌日のブランチに飲むと、二日酔いに効くとか言います。

 

Picon Punch

19世紀から存在するカクテルで、Amer Picon をベースにして、グレナディン、ブランデー、クラブソーダにレモンを加味した食前酒です。バスクスタイルのレストランでは常連のアルコールドリンク。

ピコンパンチ

出典:ウィキペディア

ビール

Ichthyosaur “ICKY” IPA

どういう風に発音していいのかわからないのですが、何でもネバダ州指定の化石である、”ICKY” から名前を取ったそうです。1993年にこのビールを作った Tom Young さんは、地質学者でもあったそうなので、納得。

“Ichthyosaur”というのは、中生代に住んでいた海に住む恐竜で、ワニのようなあごを持ち、イルカのように泳ぐ両生類。

ICKY IPA ビール

スパークスにある、ネバダ州で最も古いビール製造会社の、“the Great Basin Brewing Co.” が作っており、このビールのボトルには、そのモンスターの絵が印刷されています。

グレープフルーツにライム、スプルースにパインといった香りに、スパイスを加味して独特の風味を醸し出しているビールで、アメリカのみならず世界のビール賞を受賞している逸品。

 

 

以上、ネバダ州で人気のある食べ物を紹介しました。カジノとは切っても切り離せない州なので、やはりその環境から生まれた食べ物も多かったように思います。

 

また、アメリカのどの州にも見られるように、その土地に移住してきた人たちの影響も色濃く残っています。ネバダ州ではバスク地方の食文化が根付いていることもわかりました。

私はあまりレアステーキは好きではないのですが、とびきり贅沢な調理法で出されるシャトーブリアン・ステーキを、一度口にしてみたいものです♪