チーズ料理の種類って?まだまだ試したい世界のディッシュ。

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チーズ料理種類

チーズ料理の種類はどのくらい作ったり、召し上がったりしますか?

私はアメリカに長いので、チーズを使った料理を頻繁に作っています。たいてい聞きなれた種類が多いかと思いますが、一度カテゴリー別に整理してみました。

まだ試されてないものがあれば、何かの機会にレストランでも注文してみてください。

パスタ系のチーズ料理

<マカロニチーズ>

マカロニチーズは、本当に大人から子どもまで楽しめるパスタ料理です。

アメリカではクラフトチーズの会社や、その他の有名ブランドから、簡単に作れる箱入りが出ていますが、やっぱりホームメードが美味しいです。

 

子どもが大きくなって家から出ていった後でも、主人が喜ぶので時々作ります。

私の料理サイト「世界の家庭料理からもてなし料理のレシピまで集めよう」では、10種類以上のマカロニチーズのレシピを載せています。

 

ベーシック版から、ライトタイプに、カニやエビの入った豪華版や、ベストシェフによるレストランレシピまで、色々試してきました。

マカロニチーズ・カニ入り

マカロニチーズ・カニ入り

「パスタ料理の名前」のページでもたくさん紹介しているので、ここでは以前に載せていなかった写真を紹介しておきますね。

マカロニグラタン・ハムとグリンピース入り

マカロニグラタン・ハムとグリンピース入り

(マカロニチーズ・ジョーダン風)は、全米でも由緒あるジェームズ・ビアード賞のベストシェフに輝いた、地元のシェフ、Edouardo Jordanのオリジナルレシピで作りました。

マカロニチーズ・ジョーダン風

マカロニチーズ・ジョーダン風

<ラザーニャ>

ラザーニャもマカロニチーズと同じくらいよく作っています。でも、パスタをゆでて、具を味付け、ソースを作って、キャセロールに何層にも仕込んだ後、オーブンで焼くので、非常に時間がかかります。

たくさん食べる子どもがいたり、ゲストを呼んだりしたときでないと、たくさん残ってしまうので、最近は作る回数が減りました。

ポーク・ラザーニャ

ポーク・ラザーニャ

過去には、ベーシックの挽肉を使ったものから、シーフードを入れたものや、ベジタリアン用にマッシュルームなどの野菜を挟んだものなど、色々作りました。

マッシュルームのラザーニャ

マッシュルームのラザーニャ

やはり、パスタ料理のページで紹介したもの以外の種類を挙げておきますね。

ラザーニャ・かぼちゃ入り

ラザーニャ・かぼちゃ入り

 

パンを伴うチーズ料理の種類

<グリルドチーズ>

とても簡単にできるチーズ料理です。薄切りパンに好みのチーズを挟んで、バターを塗ったフライパンで両面に焦げ目をつけて焼いたらおしまい。

グリルドチーズ

グリルドチーズ

アメリカの子どもが大好きなホット・サンドですが、他に何もないときでも、パンとチーズなら大抵常備しているので、いつでも気軽に作れるところが魅力!

 

<クロックムッシュ>

グリルドチーズにハムを加えて焼いたものがクロックムッシュ。ちなみに、目玉焼きを上に載せると「クロックマダム」になるとか。(何故かは不明)

 

クロックは、カリカリに焼いたパンを食べるときの音というか、かりっとした食感から来ています。グリルの焼き色が付いていると、一段と美味しそう。

中に入れるチーズは、エメンタールかグリュイエルなどのとろけるチーズ。ブランチにもってこいのチーズ料理です。

 

<チーズバーガー>

説明の必要はありませんね。でも、少々アメリカで人気のバーガーに触れておくと、私のお気に入りは、”In and Out”バーガーです。

地元の街に支店はないのですが、カリフォルニア州に旅行したときに初めて食べ、そのかりっとした薄切りのチーズバーガーが、ファーストフード店では最高だと思いました。

 

<フィラデルフィアロール>

またの名を、チーズステーキ(サンドイッチ)。名前からもわかるように、フィラデルフィア生まれのとてもアメリカンなロールサンドイッチ。

 

ホットドッグはジャンクフードに入りますが、こちらはよく炒めた玉ねぎと薄切り肉にチーズを挟んでいるので、もっと栄養価があります。

夏の季節によくある、アウトドアのイベント会場のブースによく出てきそうなチーズ入りパンです。

 

<ポン・デ・ケイジョ>

ブラジル生まれのチーズパンです。ボールサイズのパンで、塩味の効いたものと、やや甘めに作っているものがあります。

ポルトガル語で、「チーズパン」を意味するポン・デ・ケイジョ。隣町にブラジルのベーカリーを見つけて、初めて試食したことを覚えています。

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チーズを使ったソースの種類

<チーズフォンデュ>

アメリカにはフォンデュ専門のレストランがあり、私も初めの頃は、何かとても高級なイメージを描いていました。

でも、義理の母にフォンデュ鍋を譲ってもらって、自宅で頻繁にするようになってからは、日本の焼き肉の感覚かなあと思うようになりました。

 

つまり、家庭の主婦としては、あらかじめ調理するのではなく、材料だけ刻んでおいて、ソースを用意すれば、後は皆が好み次第で自分の分を取って食べるという、料理要らずの夕飯ができる楽ちんメニューなのです。

しかも、フォンデュソースは、お手軽なレトルトパウチが出ているので、ただ鍋に入れて温めるだけ。

 

家で一から作ろうと思えば、エメンタールかグリュイエルチーズを刻んでコーンスターチをちょっとまぶし、良質の白ワインで溶けばいいのですが、家ではパッケージで十分です。

 

<モルネ―ソース>

「ソースの名前」のページでも簡単に触れましたが、フランス料理によく使われるソースです。グラタンやドリアにも使えるし、トーストにかけても美味しいですね。

まずベシャメルソースを作ってから、生クリームとパルミジャーノチーズを入れて溶かし、最後に卵黄を混ぜて滑らかに仕上げます。

 

メキシカンのチーズ料理

<ケサディーヤ>

メキシコでは朝昼晩と、トルティーヤを食べると聞いていますが、ケサディーヤも代表的なファーストフードで、トルティーヤにチーズを挟んで焼いたシンプルなものです。

もっとランチっぽくしようと思うと、ハムやエビなどの具材を一緒に挟むことで、ボリュームのある一品になります。

 

<チリコンケソ>

メキシカンのレストランに行くと、主食を待っている間に、トルティーヤ・チップスとサルサが出てくることが多いですが、チリコンケソに浸けて食べることもあります。

チーズたっぷりのクリーミィ-なディップで、チリ(唐辛子)が効いています。

 

<ナチョス>

ベースはトルティーヤ・チップスにチェダーチーズやモントレージャックなどを散らして焼くのですが、大抵ワカモレ、サルサ、サワークリームなどのトッピングが加わって、それだけで立派な食事になります。

フォークやスプーンを使わずに、むしゃむしゃ食べられる気軽さから、アメリカでは野球の観戦時に人気のあるメニューの1つです。

 

その他のチーズ料理

<カプレーゼ>

「サラダの種類」でも取り上げましたが、とてもシンプルであっさりしたイタリアン・サラダです。

 

大き目のトマトを輪切りにして、フレッシュ・モッツァレラチーズの薄切りとバジルの大きい葉を交互に並べ、エキストラバージン・オリーブオイルをかけて、塩胡椒で味付けしたもの。

皿に盛るときに、円形にまとめたり、長方形の盛り皿なら一直線上に並べたりすることで、盛り方のデザインを楽しめるサラダ料理です。

 

<キッシュロレーヌ>

名前にもあるように、フランスのロレーヌ地方生まれのキッシュです。パイ生地に、泡立てた卵と生クリームにベーコンと玉ねぎを混ぜ、グリュイエルチーズをたっぷり加えて焼きます。

基本のキッシュに、マッシュルームやホウレン草などを加えたバージョンも人気です。私はスモークサーモンのキッシュを作ったことがあります。

スモークサーモンのキッシュ

スモークサーモンのキッシュ

<グラタン>

主にマカロニパスタなどの、パスタ類が主体になることが多いチーズ料理ですが、パスタ抜きのもあります。ベシャメルソースで絡めて焦げ色が付くまで焼くのが基本ですが、モルネ―ソースで濃厚に仕上げるものもあります。

 

主食にする場合には、パスタに加えて、何かしらの肉や魚貝の具材が入って豪華になります。ハムとグリーンピースの組み合わせや、オイスターとほうれん草を合わせて作ったこともあります。

オイスターとほうれん草のグラタン

オイスターとほうれん草のグラタン

ベジタリアン用には、カリフラワーのグラタンや、トウモロコシのグラタンも作った経験があります。

カリフラワーのグラタン

カリフラワーのグラタン

とうもろこしのグラタン

とうもろこしのグラタン

<ドリア>

グラタンにはパスタを使いますが、ドリアにはライス。だから、ライスグラタンと呼ばれることもあります。グラタンはフランス生まれですが、ドリアを開発したのは日本の有名ホテルのシェフ。

でも、日本人ではなく、スイス人でしたけどね。日本人に合うグラタンの形を考えてくれたんですね。チキンやシーフードとの相性もいいです。

 

<ピザ>

ピザは時々食べたくなります。急に子どもの友だちが来たときとかは、ピザの宅配が欠かせませんでした。ピザ店もピンからキリまでありますが、旅先ではユニークな店に出会うことがあります。

最近の人気店の傾向は、自分で具材やソースにトッピングまで選んで、マイピザを注文できる店が多くなってきました。確かにカスタムメイドだと、自分好みに作れるので食べやすいです。

 

チーズを使ったデザートの種類

<チーズケーキ>

アメリカのチーズケーキは、日本のような、全体がフワーッとしたスポンジ系と違い、ベースにクラストを敷いて、その上にチーズケーキ生地を流し込んで焼くタイプです。

プレーンの白いものから、いろんなフレーバーをつけたバージョンがあります。また、円形のケーキ状ではなく、ポットラックやパーティーにも食べやすいカップケーキタイプも人気です。

ストロベリーチーズケーキ・ミニ

ストロベリーチーズケーキ・ミニ

私も、イチゴを花びらのように飾りつけたものや、ハロウィンの時期にはパンプキン味のカップケーキに、バレンタインの折には、ブラウニータイプのハート形マーブルチーズケーキも作りました。

レッドベルベット・チーズケーキ・ブラウニー

レッドベルベット・チーズケーキ・ブラウニー

<ティラミス>

イタリアの代表的なデザートですね。イタリアンレストランに行くと、必ず注文して、その店の腕を試すことにしています。

 

珈琲に浸けたレディーフィンガーの層の間に、マスカルポーネチーズと卵の泡立てを混ぜたものをのばして、落ち着くまで冷蔵すればできるので、とても簡単にできます。

マルサラワインやブランデーなどを加えて作ると、大人用のティラミスもできますよ。

 

いかがでしょうか?

チーズ料理のメインディッシュから、エスニック料理、デザートに使われる種類まで、チーズをふんだんに使った料理をまとめてみました。

 

世界にはまだまだいろんな種類のチーズを使った料理が点在しているので、これからも未知の種類を試すべく、新しいチーズ料理に挑戦していきます♪