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ヨーグルトは海外でどのような食べ方をしているのでしょうか。日本でもヨーグルト製品は日常的にすっかり馴染んできた感があります。
でもやっぱり海外には、単体で食べる以外に、サラダやスムージー、又朝食やブランチから、メインディッシュ、デザートに至るまで、さまざまな食べ方があります。
そこで、分野別にどんな食べ方があるのか、これまで作ってきたものも紹介しながら、ヨーグルトの海外での食べ方の例を挙げて、簡単に説明していきたいと思います。。
ヨーグルトの海外での食べ方
<単体で食べるときのアイデア>
朝食の代わりにせよ、ヘルシーなスナックタイムにせよ、ヨーグルトを食べるときに添えるとよいものは、いろいろ考えられます。
・はちみつ
・季節の果物
・フルーツジャム
・各種スプリンクル
・チョコレートチップ
・グラノラ、又はグラノラバーの断片
・トーストしたりローストしたナッツ類
・クラッカージャック(キャラメルコーン)
上記の素材は、いずれもヨーグルトと相性のいいものばかりです。
朝食のアイデア
パンケーキを作るときの生地にヨーグルトを混ぜることで、多少なりとも朝食の栄養価を高めることができます。
クレープにヨーグルトとフルーツをはさんで食べるのも、カルシウムやたんぱく質を加えることができていいですね。
ベーグルがお好きなら、いつものクリームチーズの代わりにヨーグルトを使うと、ローカロリーの朝食になります♪
オードブル的な料理
シーフードではクラブケーキが一般的ですが、サーモンケーキもたまにはいいですね。パティを作るときにヨーグルトと生クリームを混ぜるので、クリーミィ-な食感が味わえます。
インドのサテイ料理も人気があります。チキン・サテイにはピーナッツソースが一般的ですが、海老のサテイを作ったときには、ヨーグルトをこしてソースに混ぜ、ひと手間かけたピスタチオ・チャツネでいただきました。
アメリカのホームパーティーに行くと、ほぼ必ずと言っていいほどあるのが、野菜類を棒状に切ってトレイに盛り付け、ディッピングソースを添えているものです。このソースをヨーグルトベースにするといいです。
サラダ料理
ポテトサラダの作り方にも色々ありますね。たいていは角切りにしたものが多いですが、じゃがいもを押しつぶした状態で作るときもあります。
グリーンピースも混ぜて、マヨネーズの代わりにヨーグルトを入れ、ほんの少し低カロリーにしました。
ブロッコリーにアーモンドとクランベリーを加えて作ったサラダ・ドレッシングに、マヨネーズの他に低脂肪ヨーグルトを混ぜました。
いわゆるマセドアン式サラダですが、ハムとチーズ、りんごとセロリを全て小口に切って、ヨーグルトとレモンジュースで和えています。野菜、果物、肉、乳製品をカバーした、バランスの取れたサラダです。
カンタロープのオレンジ色のメロンの薄切りに、ブルーベリーを散らして、ほんのり甘めのバニラヨーグルトソースを垂らした、口当たりさわやかなフルーツサラダはいががですか。
魚介料理
オヒョウ(ハリバット)の頬肉に、おろしたモッツァレラチーズとヨーグルトを載せて焼いたことがあります。
フィッシュタコスもいいですが、海老を使ったシュリンプタコスも好きです。具材にかけるソースをヨーグルトで作り、ライムやミントを加えてさわやかさを出しました。
鶏料理
インディアンスタイルのカレーにはよくヨーグルトを入れますね。これでソースが滑らかになります。
インドのタンドーリチキンは有名ですね。ヨーグルトにいろんなスパイスを混ぜ合わせて鶏肉を浸けおきするわけですが、ちょっとアメリカ風に、生クリームも加えてまろやかなマリネにしました。
肉料理
チリコンカンは、アメリカの家庭では頻繁に作ります。特にテレビでスポーツ観戦をする時には、ピザかチリって感じです。純粋にメキシカンであれば、挽肉のみですが、アメリカンでは豆も入れて作ります。
牛挽肉と白い豆で作ったときに、最後にヨーグルトを垂らして、チーズを散らして出しました。サワークリームでも代用できます。
ビーフストロガノフの代わりに、豚肉を使ってポークストロガノフを作りました。ソースを作るときに、サワークリームの代わりにヨーグルトを使うことができます。
中東の串焼き肉料理にシシケバブがありますが、ヨーグルトをベースにしたザジキソース “tzatziki sauce” を添えていただくことが多いです。
ドリンク類
夏場にはやっぱりスムージー。そのとき手に入る旬の季節のフルーツを使って作りたいですね。そんな時ヨーグルトはマストの材料です。
メロンとベリーが主体のレシピで作ったのですが、ピエル・デル・サポという珍しいメロンが出ていたのと、冷凍庫にリンゴンベリーがあったので組み合わせました。
冷凍フルーツを使う利点は、わざわざ氷を入れなくても、そのままで冷たいスムージーができてしまうという点です。
デザート類
バナナブレッドも時々作ります。手軽に作れて、コーヒーのお供によく合います。チョコレートスプレッドを入れて作ったときに、人気のギリシャ・ヨーグルトを使いました。
コブラーは、アメリカのフルーツ菓子の中でも、簡単に作れる部類なので人気です。桃の季節に、白桃と黄桃を両方使って作りました。トッピングのビスケット生地を作るときに、ヨーグルトを混ぜています。
デザートスープを作りました。発砲ワインも入っているので大人用です。ルバーブの砂糖煮なんですが、ヨーグルトは最後に載せるアクセント。甘いスープにギリシャヨーグルトを垂らして酸味で締める感じです。
イースターの時に人参のマフィンを作りました。トッピングのリッチなフロスティングがなければ、生地自体はヨーグルトを使ってローカロリー仕立てになっています。
アイスクリームにかけるソースとして、レッドカラントとラズベリーの真っ赤なソースを作ったのですが、これはヨーグルトやチーズケーキにかけてもおいしくいただけます♪
なお、上記で紹介したヨーグルト使用の料理レシピは、すべて拙ブログ「世界の家庭料理からもてなし料理のレシピまで集めよう」に載せています。
ヨーグルトの食べ方の注意点
食べるタイミング
ヨーグルトを食べるのは、美味しいからという理由を除いては、やはり健康上良いから、という目的で食べる方が多いかと思います。
となると、できるだけヨーグルトがもたらす効果が最大限になる方がいいに決まってますよね。でも実に、いろんな考え方があって、賛否両論あるのです。
細かいことを端折って、現在主流の考え方としては、ヨーグルトに含まれる乳酸菌やビフィズス菌は胃酸に弱いため、空腹時には胃酸の総攻撃を受けてしまうので、食中か食後がいいということ。
特に腸が活発に活動する夜がいいものの、やはり寝る前の少なくとも2~3時間前にはすべての飲食を終えておく必要はあります。
食べる温度
腸活の一端としてヨーグルトを摂取するなら、やはり腸を冷やしたくないので、あまり冷えすぎたヨーグルトは控えた方がよさそうです。
もしホットヨーグルトとして温めていただくのなら、60度以上になるとせっかくの生きた菌が死んでしまうので、40度程度にとどめておくのが一番です。
賞味期限
私はよく、期限切れでも平気でいろんなものを食べていますが、ヨーグルトに関しては、菌の新鮮さがモノを言うので、できるだけ早いうちに食べたほうが賢いです♪
アメリカのスーパーでは、各会社のいろんな種類の、例えば低脂肪だとか、無糖だとか、ラクトースフリーといったあらゆるヨーグルトが、所狭しと棚に並んでいます。
いつも目移りしてしまって、何か新しいものを見つけると買って試しているといった感じです。今のところ、私のお気に入りは、”Wallaby”。とてもクリーミィ-で口当たりがよいのです♪
もし乳糖不耐症であれば、インドの “DAHlicious” というのが、アーモンドをベースにしたオーガニックで、低温培養で作られているので、とても滑らかに仕上がっています。
ヨーグルトに入っている菌の種類も様々なので、特定のブランドを2週間ほど継続してみて様子を見ると、自分の体に合っているかどうかが分かります。
でも逆に、同じものばかり食べていると、胃が慣れてしまって刺激がなくなるというマイナス面もあるので、時々新しいものを試してみるのもいいと思いますよ♪