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ラップで使いかけのものを包んだり、電子レンジで食べ残しを温めるときに、食器の上にかけたりすることが多いと思いますが、その他にも使われていますか?
使い捨てゆえに、気兼ねなく、あちこちで使い勝手のある便利商品です。
昔は、ラップと言えば、サランラップを指していましたが、今ではクレラップや、コストコのラップとか、もっと便利なものが登場してきました。
食品を包む場合でも、そのかけ方を工夫すれば、もっと使いやすくなります。
生活全般でのラップの使い方を入れると、キリがなくなるので、このページでは、食生活に関係のある分野での様々なアイデアを、かけ方の工夫から始めて、その他の効果的な使い方を挙げてみたいと思います。
ラップのかけ方
【電子レンジに入れるとき】
ラップを一番多く利用するのは、電子レンジで食べ残しを温めるときではないでしょうか?
でも、レンジでチンしても、真ん中には火が通りにくいとか、食べ物が十分熱くなる前に、食器が熱くなりすぎて、取り出すときに手で持てないといった問題もあります。
これを解決するには、食品を皿に載せるときに、できるだけ広くのばして、ラップを全体にかけるのではなく、両端をあけるようにしてかけると、ちょうど手で持って取り出すところが熱くならずにすみます。
また、かけ終わった後、ラップが真空状態を作って、食べ物にへばりつくことを防ぐこともできます。
(レンジで食品を温めるときにラップをかけるのは体に良くない、という説もあるので、気になる方は、ペーパータオルをかけて飛び散りを防ぐか、レンジ用のカバーを使うようにするといいですね。)
【ボウルや食器にかけて保存するとき】
レンジに入れるときは、どちらかというと、ふんわりかける方がいいのですが、残り物が入っている容器にカバーをかけるときには、周りがしっかりくっついてくれると、防臭にもなります。
でも、普通のラップだと、さらさらしていて、なかなか収まりにくいです。コストコのラップはストレッチタイプなので、その点、食器にしっかり密着して、カバー力抜群です。カッターもついているのでとても便利です。
ただ、容量が多すぎて、普通の家庭では使い切るのに何年かかるかという話になり、箱のサイズも一回り大きいので、引き出しに入りにくいということもあって、私は使っていません。コスパは良いんですけどね。
その代わりに少々割高なのですが、アメリカの Glad社が出している “Press’n Seal”というものを時々使っています。普通のラップのように完全に透明ではなく、すりガラスのような感じです。
裏が少しペタペタした感じになっていて、そのわずかな粘着力が食器にかけるとペッタリくっついてくれるのです。
これをうまく使った応用編としては、車で移動中にカップに入れた冷たい飲み物がこぼれないか気になるとき、このくっつきラップできっちりカバーをかけて、ストローを刺せば、市販のプラスチックの蓋と同様の役目をしてくれます。
もし、どちらもなければ、例えばボウルにラップをかけるときに、周りの淵の部分に少し水をつけておくと、くっつきやすくなります。
【パテや生地を包むとき】
ラップのかけ方というよりは、まず段取りを考えましょう、という話です。
私はよくお菓子を焼くので、パイ生地やタルト生地を練って冷蔵庫で寝かすことがあります。生地の種類にもよりますが、かなり手がべたつくものもあり、前もってラップを必要分切って用意しておかないとあわてます。
パテを作ったときも同様です。バーガーの種を作ってラップに包むときには、普通のラップサイズだと大きすぎるので、あらかじめ小さく切ったものをいくつか用意するか、大きいものに並べて包み、はさみで切り分けるとかします。
アメリカには小さめ(横幅が狭いもの)は売ってないので、私はダイソーに行って、小型のものを買っておいて、容器に合わせて使い分けています。
ラップの使い方:食品関係
【バナナ編】
ラップはいつも全体を包んで使うとは限りません。スーパーでオーガニックのバナナを買うときによく見かけるのですが、房の根元にラップが巻き付いて並べてあります。
これは、バナナ同士がくっついていると、余計に成熟が進むので、その成長を少しでも遅くするための工夫なんですね。ですから、家に買ってきたバナナも房の根元をラップでくるんでやれば、長持ちするというわけです。
【アイスクリーム編】
アイスクリームは時々食べますが、私の住んでいるところは比較的涼しいので、年中食べることはあまりありません。ですので、一度容器を開けると、知らないうちに冷凍焼けしてしまうことがよくあります。
新しいアイスクリームの容器を開けると、薄いフィルムのようなものでカバーされていますが、あまり柔軟性がないので、少し食べた後のクリームの表面にくっつけるようにラップをかけて蓋をすると、少し冷凍焼けを防げます。
【キャンプ編】
戸外でバーベキューをしたり、キャンプに行って持ち寄りで食事をしたりするとき、もちろん使い捨ての紙皿でいいのですが、汁気の多い食べ物だとすぐに紙がへなへなとなってしまうし、硬い肉だと紙の上では切りにくいですね。
そんなとき、普通の陶器のお皿を持っていっておいて、ラップを敷いて、食べ物を載せていけば、後で皿を洗うこともなく、しっかりした土台で食べることができます。
ラップの使い方:その他
【食事中のリモート編】
これは、食品編に入れずに、こちらに持ってきました。というのは包むものが食べ物ではないからです。
私はアメリカの太平洋沿いに住んでいるので、冬のシーズンになると、カニがスーパーでとても安く買えるのです。よく夕食に一人一匹丸ごと食べます。
このとき、食卓の向こうにあるテレビを見ていると、手が汚れたままではリモートに触れないので、ラップで包んでディナーテーブルの上に置いておくのです。
そこまでしてテレビを見るなという話ですが、プライムタイムのニュースを聞きながら夕食をとるのが習慣になっているので、こんなことも考えつきました。
【引っ越し編】
アメリカ人は引っ越しが大好きです。というか、いい仕事があるとすぐに動くので、引っ越すことは苦ではないのです。私は荷物を動かすことを考えると、老人ホームに移るまでは、今の場所を動きたくないと思っていますが。
で、引っ越しが必要になったとき、台所の細かいものをどうやって箱詰めするかは頭の痛い問題です。例えば、スプーンやフォーク類を輪ゴムで留めてもいいのですが、もっと便利な方法があります。
先ほどのくっつきラップの登場です。
引き出しに入れている仕切り箱ごとラップでくるんでしまえば動きません。ちなみに、アクセサリー類も同様に包むと、細かいものがなくなる心配もいりません。
以上、ラップのかけ方から始まって、いろんな使い方を挙げてみました。
良いなと思うアイデアが見つかったら、試してみてくださいね。