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調味料の保存の仕方についてまとめてみます。
やはり、保管場所が一番注意しないといけない点だと思います。
大きく分けると、常温保存か冷蔵保存ということになりますが、単純に、この調味料は常温で、この調味料は冷蔵というわけでもありません。
ですので、私は、常に常温保存、開封後は冷蔵保存、常に冷蔵保存という3つのグループに分けて考えることにしました。
常温保存の調味料
常温と言っても、調味料の保存は基本的に冷暗所が望ましいということは、大切なポイントです。
【砂糖・塩】
粉系の調味料で最も多く使用される砂糖と塩は、基本、賞味期限はないと考えてかまいません。ただし、両方とも湿気に弱いので、密閉容器に入れて、冷暗所で保存する必要があります。
逆に冷蔵庫に入れると、他の食品の臭いを吸ったりするので、常温が最適です。
白砂糖は問題ないのですが、ブラウンシュガーの場合、特にライトではなく、ダーク・ブラウンシュガーの箱を開けたあと、密閉容器に移しても、しばらくするとガチガチに固まってしまいます。
そんなときに役立つのが、ブラウンシュガー・ベアー。
テラコッタ製のクマさんの形をしたものを、容器の中のブラウンシュガーの上に載せておくと、いつまでも軟らかいままでいてくれます。(ほかの形でも大丈夫♪)
【酢・本みりん】
ここで言う酢は、米酢のことで、ポン酢はまた別です。
みりんに関しても、本みりんに対して、みりん風調味料というものもあるので、分けて考える必要があります。
本みりんにはアルコールが多く含まれているので、常温で長期保存が可能です。
【蜂蜜・油】
はちみつは冷蔵庫に入れると低温で結晶化してしまうので、常温保存です。ただ、容器から取り出す際には、広口瓶の場合、スプーンか何かを使うと思いますが、汚れが付いていると瓶の中に雑菌を残すことになるので要注意です。
蜂蜜の種類にもよりますが、常温で保存していても、瓶の底の方から白く固まっていくことがあります。こうなると使いにくいですよね。
この状態を元に戻すには、時間のあるときに、瓶ごとぬるま湯に浸けて、少し
ゆるくなり始めたら、清潔なスプーンでかき回し、徐々に溶かしていきます。
私はレンジでチンするより、この方法がいいと思います。
油も常温保存の調味料ですが、温度変化に弱いので、直射日光を避けるためにも、冷暗所で保管することと、できれば、色付きのガラス瓶や金属容器に入ったものを購入すれば、より長く持ちます。
開封後は冷蔵保存の調味料
【醤油】
冬場、ヒーターのきいてないキッチンなら常温でも大丈夫かもわかりませんが、醤油は発酵食品なので、一旦開けたら、空気に触れて酸化しやすくなるため、冷蔵保存が望ましいです。
【ポン酢・みりん風調味料・料理酒】
ポン酢もみりん風調味料も、いろんな物を加えて作られているので、発酵食品というよりは、むしろ加工食品です。その分、殺菌作用も弱くなっていることから、開封後は冷蔵庫に入れたいです。
調味料とは言えませんが、麺つゆも同じ考え方です。
料理酒も、清酒と違い、純粋なお酒に混ぜ物が加わっているので、開封後は、冷蔵保存しましょう。
食品の場合、犬と違って、雑種が強いのではなく(突飛な比較ですが)、混ざり気のないものに軍配が上がりますね。
【ソース類】
ソースは、ウスターソースのみならず、オイスターソースや、たれに使う様々なソースが考えられます。いずれも、いろんな成分を混ぜて作られているので、酸化すると味落ちしますから、冷蔵しておきましょう。
【マヨネーズ】
以前にマヨネーズを作ったことがありますが、基本の材料は卵黄と油。それに酢や塩が加わります。やっぱり、旨味成分の入ったキューピーの方が美味しかったので、二度と作りませんでした。
でも、材料を見るとわかるように、生卵が入っているわけなので、あまり防腐剤を信用せず、冷蔵保存します。
【ケチャップ】
ケチャップには結構、お酢が混入されていますが、他のものも多く入っているので、やはり開封後は酸化も進むので、冷蔵庫に入れます。
常に冷蔵保存の調味料
【味噌】
アメリカで日本食以外の料理で味噌を使うことは滅多にありませんが、たまにエスニック料理のシェフが西洋料理のレシピに使用することがあります。
ご存知のように、みそは大豆の発酵食品なので、発酵しすぎないようにするためにも冷蔵保存が必要です。それでもそんなに長く持つわけではありません。
私は鍋料理や鉄板焼き以外では、殆ど普通の日本のお惣菜料理を作らないので、味噌を買ってきても使用頻度が少なく、大抵途中で品質が劣化して捨ててしまいます。
最近知ったのですが、家庭用の冷凍庫は、業務用ほど低温ではないため、味噌を入れても固まらないそうです。今度買ってきたら、小分けにして冷凍しようと思います。
様々な調味料を使うことで、お料理の幅が広がりますが、正しい保存の仕方を心得ていないと、知らない間に腐ってしまったり、風味が落ちて使えなくなったりします。
調味料の種類によっては、同じ部類でも違う取り扱いが必要になってくるので、よく注意して、できるだけ長く持たせたいものです。