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バーベキューの野菜を調理するときには、どんなことに注意されていますか?
肉類がメインだと思いますが、その2倍か3倍くらいの野菜も添えることで、バランスのとれた食事になります。その際、各種野菜をどのように調理すればいいのか、見ていくことにします。
バーベキューの肉の用意に関しては、別のページで紹介していますので、また参考になさってください。
このページでは、まずバーベキューで野菜を調理するときの、全体的なヒントを挙げ、その後で、よく使う野菜を50音順に並べて、調理のコツをまとめてみました。
バーベキューの野菜を調理するときのヒント
バーベキューで野菜を調理するときの温度は、基本的には中火です。グリルの火の上、12,3cmくらいのところに手をかざしても、数秒じっとしていられる程度の熱さです。
グリルの火の適温を使うためにも、肉類もバーベキューするときには、まず、最初の強火で肉を焼いてから、少し弱まった火で野菜類を焼くと、ちょうどよくなります。
野菜の種類によって切り方を変えて、火が通りやすく、又ひっくり返すときにつかみやすくするのがコツです。また、下ごしらえの段階で、刷毛でオイルを塗って、軽く塩胡椒しておきましょう。
野菜別バーベキュー調理法のコツ
【アスパラガス】
アスパラガスは、他の調理法でも、根元の部分の硬いところを取っておくのは共通していますが、買う店によって太さの違いがあるので、バーベキューにする場合は、直径が太めのものを選んだ方がいいです。
一度ひっくり返して、5,6分で焼けます。
【インゲン豆】
インゲン豆も太めのものを選び、洗ったら水気を残したまま、少し細かい目の網の上で焼くと、隙間から落ちなくていいです。。やはり一度返して6分ほど焼きます。
【サツマイモ】
サツマイモは、もちろん厚めの輪切りにして、他のバーベキュー野菜と同様に焼いてもいいのですが、やはり私も日本の女性。焼き芋が大好きです。
中くらいのものはそのまま、あまり長くて大きいものは縦半分に切ってホイルに包み、竹串がすんなり突き刺せるまで気長に焼くと、ホクホクした焼き芋が出来上がります。
【じゃがいも】
ジャガイモも、あまり大きいものだと、中まで火が通りにくいので、適当な大きさのものを選んで、上に十字の切込みを入れ、バターを載せてホイルに包んで焼くと、美味しいじゃがバターが出来上がります。
【ズッキーニ】
ズッキーニは縦割りで、1.2cmほどの厚さの長い短冊に切ります。そうすると網目から落ちにくいです。一度返して、8~10分くらいの焼くといいでしょう。
【玉ねぎ】
玉ねぎは、厚さ1.2cmくらいの輪切りにして、串に刺します。丸い串だと、クルクル回ってしまうことがあるので、ひっくり返すときには、トングか何かで玉葱をはさんで返すといいです。全体で10~12分焼くのが適当です。
【チコリ】
チコリは、芯を通って縦に半分に切ります。芯を残しておくと、葉がバラバラにならなくて済み、ひっくり返しやすくなります。5~7分くらい焼きます。
【トウモロコシ】
トウモロコシは、主な皮とひげを取って焼きますが、最後の薄皮だけは残しておきます。そうすると、焼き過ぎを防ぐことができます。
他の野菜と違い、一度だけひっくり返すのではなく、2分おきくらいに小まめに面を変えながら、8~10分くらいで焼き上げます。
【トマト】
普通サイズのトマトなら、横半分に切って、あらかた種を取ります。チェリートマトなら、そのまま柄のついた方から串に刺していきます。
大きく切ったトマトは、皮の方から先に焼いてひっくり返し、全体で4,5分焼きます。プチトマトは、返しながら3分くらいでいいでしょう。
【茄子】
茄子は、2cm厚さぐらいの輪切りにします。一度返して、8~10分くらい焼くのが適当です。
【ネギ】
ネギは、根っこと外の薄皮を取り除きます。あまり細身のものはバーベキューには向いていません。日本には東京ネギのような中間の種類があっていいのですが、アメリカには普通のネギか、やたら太いリーキしかありません。
普通のネギの場合は、できるだけ太いものが、焼けすぎないでいいです。
【パプリカ】
パプリカは、まず縦半分に切ったら、芯の部分と種と、分かれ目の白い所を、取り除きます。そして、縦3つくらいに切り分けます。一度返して、7,8分焼きます。
【マッシュルーム】
ボタンマッシュルームの大きさなら、茎ごと串に刺していきます。3分置きにひっくり返しながら、8~12分ほど焼きます。しなびてしまうといけないので、焼いている途中に何度かオイルを塗るといいです。
ポートベロのような大きいものは、芯を取っておきます。一度返して8~10分くらい焼くといいでしょう。
いかがでしたか?
アメリカでは、バーベキューは夏の風物詩。少ない準備で大勢で楽しめるところが人気です。
ベジタリアンの方も、食べられる野菜だけを取って食べればいいので、ホストをするときも、あまり気を遣わなくていい便利な調理法です。是非、気軽にバーベキューに取り組んでみてください。