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酢は掃除に最適! では、どんな使い方があるのでしょうか?
実に、お酢は万能クリーナーと言ってもいいくらい、いろんな所の掃除に使えるのですが、これは料理のまとめサイトなので、特に台所にある物の掃除についてまとめていきます。
キッチンの設備から、鍋や調理器具、食器に至るまで、数多くの物が酢で掃除できてしまいます。どんな使い方ができるのか、掃除する対象をグループに分けて整理してみました。
酢で掃除:食器をきれいにする使い方
<グラス類>
ワイングラスとか、他のガラスのコップ類が、曇ったような状態になることがあります。これで上等のワインを飲んでもあまりおいしく感じませんよね。
手でグラス類を洗うときに、洗剤を入れた水に大さじ2杯くらいの酢を混ぜて洗い、リンスするときには、お湯3に対して酢を1の割合で洗い流します。後は自然乾燥させれば、曇りのないグラスになります。
食器洗い機に入れる場合は、毎月1回程度、1カップの酢を入れて回すことで、グラス類の曇りを予防することができます。
もう1つ注意したいことは、あまり詰めすぎて、グラス同士がこすりあうような状況を作らないようにすることです。
<陶器類>
青磁や陶器のティーカップで長年お茶を楽しんでいると、どうしても茶渋がたまって、食器洗い機では落ちにくくなってきます。
そんなときには、酢と塩を1対1の割合で混ぜてこすると、元の白さがよみがえります。
酢で鍋掃除の使い方
<焦げ付きや残りかすの処理>
私はよく鍋を焦がしたり、シチューを作っているときに鍋底に具がくっついて取れにくくなることがあります。すぐには取れないので、しばらく湯を張って浸けておくこともしばしば。
そういうときには、1/4カップくらいの酢を入れて、くっついた食べ物がかぶるくらいの水を足し、5分ほど置いてから洗うと、取れやすくなります。
<食べ物のシミ取り>
直接具材がこびりついてなくても、鍋底に食べ物のシミが残る場合があります。そんなときは、酢を薄めずにそのまま流し込み、30分ほど置いてから、洗剤を入れた熱い湯で洗うと取れます。
<水(湯)アカを防ぐ方法>
湯煎の鍋で食べ物を蒸していると、ぬるぬるした感じが残ることがあります。毎回使用するときの水に、小さじ1杯くらいの酢を垂らしてやると、ある程度防げます。
<鍋の種類別掃除の仕方>
・アルミ製---アルミニウムでできた鍋は酸化しやすいので、シミができます。水1カップに対して大さじ1杯の酢を混ぜて、鍋の底2、3cmの深さまで注いで沸騰させます。
・ステンレス製---鍋に限らず、ナイフやフォークにも応用できますが、布に酢をしみ込ませてこすると、結構きれいになります。
・銅製---小麦粉と塩を同量合わせたものに、ペースト状になるように酢を混ぜます。これを布につけて鍋をこすった後、洗い流すと、再び輝いてくれます。
・鉄製---鉄のフライパンは、手入れを怠るとすぐにさびてしまいます。でも、酢と水を半々にして鍋に入れ、弱火で30分ほど煮て水を出して拭いてやると、錆取りができます。
・ノンスティック鍋---かなり長い間、きれいなままでいてくれますが、水の中の鉱物がたまってくるとシミができることがあります。酢を浸した布でこするとたいてい取れます。
・コーニングウェア---焦げ付きや食べかすが残るときは、酢1に対して水4の割合で作った液を入れて一度沸騰させると、強くこすらなくても取れやすくなります。
・グリルパン---グリルした後、そのままにしておくと硬くなって洗いにくいですね。でもまだ熱いうちに、1カップの酢に大さじ2杯の砂糖を混ぜてかけておくと、ご飯を食べた後で洗いやすくなります。
酢で掃除:台所周りでの使い方
・ガスコンロ---週に1回くらいは、コンロの五徳を酢で洗っておくと、油で汚れにくくなります。
・ステンレスの台や水道の蛇口---鍋と同じで、布に酢をたっぷり含ませて表面をこすり、乾いた布で残りをふき取ると、ピカピカになってくれます。
・クローム製品---クロームでできている物には、大さじ2杯の酢に小さじ1杯の塩を混ぜたもので掃除すると、洗剤の残りかすなどが取れます。
・生ごみディスポーザー---臭いがたまってくることがありますね。ただの氷でもいいのですが、製氷器に1カップの酢を加えて氷を作り、ディスポーザーに入れて回すと(音は強烈ですが)、きれいになります。
・台所の壁---料理をしていると、壁にも油汚れが付きます。スポンジに酢を含ませてこすった後、水でふき取り、乾いた布で拭くとよいです。
酢を使った掃除:調理器具の場合
<大型器具の場合>
・食器洗い機---酢をカップ1杯入れて、月に1度くらい空で回してもいいし、食器を洗うときに同様のことをしても有効です。
・オーブン---アメリカでは毎日のように使うオーブンはすぐ油で汚れます。できるだけ汚れがこびりつく前に、スポンジにたっぷり酢を含ませてふき取るのが一番です。
・電子レンジ---アメリカ人の主人は、私が魚をレンチンした後の臭いをとても嫌がります。1カップの水に1/4カップの酢を混ぜたものをレンジで沸騰させ、しばらく置いてから、スポンジで庫内の水滴をふき取ると大丈夫です。
<小型器具の場合>
・コーヒーポット---毎日コーヒーメーカーでコーヒーを作っていると、ガラスのポットの中に濃い茶色の輪ができてきますよね。
2カップの酢に1カップの水を混ぜて入れ、スタートさせます。その後、2回、水だけで回すと、酢の匂いも残らずにきれいになります。
・サーモス---コーヒーを入れて持ち歩いていると、中にシミができてきます。1/4カップの酢に温かい湯を入れて(汚れがひどい時には米粒を大さじ1杯加えて)シェイクすると、よく落ちます。
・タッパーウェア---少し濃い色のスープとかを保存していると、色ジミができます。洗剤を入れた湯に酢を少し加えて、できれば一晩漬けておき、翌日熱湯ですすぐと大抵取れます。
・自動缶切り器---刃の部分をよく見ると、汚れがたまっているときがあります。掃除用の歯ブラシに酢を浸して刃に当て、少し回すときれいになります。
・ミキサー類---半カップの酢に小さじ半分の洗剤を混ぜ、温かい湯を張って回し、洗い流すと、ほとんどの汚れが落ちます。
いかがでしたか?
お酢って、本当に万能クリーナーですね。お料理用の上等な酢以外に、掃除用の安価な酢をいつも手元に置いておくといいと思います。