アメリカのポテトの種類。7つに分けて特徴と使い方を解説♪

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ポテトの種類

アメリカのポテトの種類って、どのくらいあるのでしょうか?

じゃがいもって、その起源をたどると、南米のアンデス山脈付近で、紀元前5千年~8千年のころから栽培されてきたものなんですね。

 

世界的に言えば、約4千種あると言われる中で、アメリカだけでも約2百種類ものバラエティが存在するそうです。

細かいことを言ってもきりがないし、日常の料理に活かせる知識として、色や形から、目で見てもわかる大きな種類に分けました。

 

大まかなグループ分けができたら、各種類に属するポテトの特徴と、それぞれどんな料理に向いているのかを説明していきます。

最後にポテトの保存の仕方や、調理するときの注意なども挙げておきます。

アメリカのポテトは何種類に分けられる?

“Russet Potatoes”

アメリカでベイクドポテトを作るときの代表格です。ほこりを被ったような薄茶色の厚い皮がしっかり中身を守ってくれるので、ホクホクした仕上がりになるんですね。

でんぷん質が多く、水分が少ない種類で、マッシュポテトにもよく使われます。

ラセット・ポテト

どっしりした楕円形なので、細長いフライドポテトを作るときにも、カリッと仕上がって重宝します。マクドナルドも、いろんな品種のラセット・ポテトを使っているようです。

また、ドレッシングの水分を吸収しやすいので、ポテトサラダにも向いています。

 

“White Potatoes”

でんぷん質の量としては、中くらいの種類になります。ベイクしても中身が滑らかでありながら、ほぼ形を保ってくれます。

皮が薄いので、むかずにそのまま使うことが多く、皮を含めた食感も楽しめます。そのまま焼いたり、薄切りにして炒めたりすることも多いです。

 

“Yellow Potatoes”

アメリカの代表的なポテトの品種に、“Yukon Gold”というものがありますが、これは、イエロー・ポテトの種類に入ります。

ホワイト・ポテト同様、中くらいのでんぷん質を含んでいるため、多種多様な調理目的に活用できる、万能タイプのじゃがいもです。

イエローポテト

ポテトサラダを作るときにも、ある程度形を保つことができるので便利です。クリーミィ-なマッシュポテトを楽しむこともできます。

この種類は、“Waxy Potatoes”とも呼ばれ、やや艶光した黄色の果肉には、白い果肉よりも多くのビタミンCが含まれています。

 

“Red Potatoes”

レッド・ポテトはでんぷん質が少ないため、崩れにくい特徴があります。したがって、マッシュポテトには向いていません。

レッドポテト

その煮崩れしにくい性質を活かして、スープやシチューに入れるのもいいし、ゆでたり蒸したりする調理法にも向いています。

 

“Blue and Purple Potatoes”

色合いを活かして、薄い色とペアリングして、2色使いのポテトサラダにしたり、他の種類のサラダを作るときにも、アクセント的に混ぜると効果的です。

味はナッツ系で、でんぷん質は中くらいです。身は、ややつるっとした感覚があり、ローストしてもいいし、電子レンジで調理しても、色合いを失うことはありません。

紫芋

中身の青いポテトは、皆さんご存知の抗酸化物質、アントシニアンが豊富に含まれることも特徴の1つです。

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“Fingerling Potatoes”

私は、この小ぶりで細長い形のポテトをゆでて、よくチーズフォンデュ―の食材に使います。その形が、フォークで突き刺して、鍋のチーズをすくって食べるのにちょうどいい大きさなのです。

フィンガリング・ポテト

でんぷん質は少ない種類です。シチューに皮つきでそのまま入れることもできるし、副菜としてメインディッシュに添えるにも、エレガントな形が生きてきます。

 

“Petite Potatoes”

名前の通り、コロコロしたミニチュア・ポテトで、他の種類のじゃがいものプチサイズになります。

小さいので、ローストするにも火の通りが速いため、塩胡椒して油を絡めるだけで、素早くサイド・ディッシュが出来上がります。

ベビーポテト

アメリカのレシピに、時々、“new potatoes”という名前が出てくるのですが、“baby potatoes”と同じく、このピンポン玉くらいのプチ・ポテトの種類に入ります。

この種類は、未成熟のうちに、初夏に収穫されるので、”new”を付けて呼んでいます。熟したポテトよりも足が早いです。

 

アメリカのポテトはどの州が特産?

ポテトの生産量を世界で見ると、中国を筆頭に、インド、ロシア、そして、いま何かと話題のウクライナと続いて、アメリカは第5位となっています。

農産物の筆頭に挙げられるポテトは、アメリカ50州のうち、約30州で主に生産されています。

 

その中でも最も生産量の多い州というと、やはり、アイダホ州。海外にもその名が知れた、アイダホ・ポテトですね。

私は行ったことがありませんが、ポテト・ミュージアムもあるそうですよ。

 

その後に続くのが、地元ワシントン州。そして、ノース・ダコタ州、ウィスコンシン州、コロラド州となります。

 

ポテトの保存と調理のコツ

ポテトは、やはり室温で冷暗所に保管しておくのが一番。風通しの良い場所だと、約2週間は持ちます。プチサイズはもう少し早めに食べた方がいいです。

冷蔵庫に入れると、でんぷん質が糖分に代わり、必要以上に甘くなってしまいます。また調理したときに黒くなる傾向もあります。

 

調理するときには、まず冷水の下で、しっかりしたブラシを使ってよくこすることです。その後、水気もしっかりふき取りましょう。

日にちが経ちすぎて芽が出てきたり、日光にさらされて緑色に変色している部分は、化学変化を起こしているので、切り取るのが無難です。

 

切ってから少し時間が経って、切り口が酸化して茶色くなっているものは、味には変わりありませんが、気になるようなら、冷水に浸けておくといいですね。

 

いかがでしたか?

上記7種類のポテトは、アメリカにいなくても、日本でも同様のものが手に入る類のものだと思います。

 

ちなみに、世界の国の中で一番ポテトの消費量が多いのは、やはり中国。とは言っても、それは人口が多いからにすぎず、一人当たりの消費量では結果が違います。

べラルーシの人々が一番多くポテトを食べるそうで、アメリカ人が年間に食べるポテトの量が126ポンド(約57キロ)とすると、その3倍以上の量を食べるというから驚きですね。

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