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メープルシロップの種類というか、グレードシステムが2017年に変わったんですね。
これからカナダに行ったときにお土産を買うときも、表記に注意して選ばないといけません。
そもそも、メープルシロップはどんな種類に分けられているのでしょうか?
元になる木や、その樹液の色がどのように区別されているのか、又どんな名前
で呼ばれているのか、まとめてみました。
メープルシロップの種類は何で決まる?
これは、ズバリ、色ですね。
メープルシロップが抽出される木で、最もよく知られているのは、「サトウカエデ」”Sugar Maple”です。カナダの国旗の真ん中にある葉の形がそうです。
他にも、いろんな種類の楓が素材になりますが、同じ木から採取されても、その時期によって、色や風味が大いに違ってくるので、カナダの法律では、明確に区分されています。
逆に言うと、カナダ産のれっきとしたメープルシロップであれば、その等級を信用できるということですね。ちなみに、カナダのメープル製品の輸出は、約95%がケベック発で占めています。
では、具体的に、新等級システムによるメープルシロップの種類を見ていきましょう。色が薄くて味が繊細なものが最高級とされています。
1.「ゴールデン」“Golden”―――デリケートテイスト “delicate taste”
2.「アンバー」“Amber”―――リッチテイスト “rich taste”
3.「ダーク」“Dark”―――ロバストテイスト “robust taste”
4.「ベリーダーク」“Very Dark”―――ストロングテイスト “strong taste”
食品でよくあるケースは、例えばワインや他のアルコールだと、浅い年月の物より、10年、20年と熟成されたものが、より値打ちのあるものとされる場合が多いのですが、メープルシロップの種類をいうときは、真逆なのです。
つまり、ごく初めの時期に採取されるメープルシロップの淡い色合いは、「ゴールデン」と呼ばれ、その繊細な風味が極上とされ、料理やお菓子にかけるときに最も珍重されます。
その次の段階で採取されるのが「アンバー」という琥珀色の時期です。恐らくこの種類がメープルシロップの中では、一番よく使われると思います。私個人的には、あまり薄い色より、少し色づいている方がシロップらしく感じます。
更に後半で採取されると、「ダーク」カラーになり、より濃い風味になるので、ハムのローストなどの肉料理に重宝する種類です。
最後の最後まで待って抽出された樹液は、非常に濃いものとなり、「ベリーダーク」と呼ばれ、色も風味も一段と強くなります。お値段的には、一番お安くなる種類です。
メープルシロップのグレードシステムの変化
2017年以前は、最高級グレードから並べると、
・エキストラライト ”Extra Light”
・ライト ”Light”
・ミディアム ”Medium”
・アンバー ”Amber”
・ダーク ”Dark”
のように区分けされていたのですが、今では、100%楓の樹液を煮詰めて作ったものであれば、上記の全てのカテゴリーを、「カナダグレードA」と呼ぶことになりました。
更に付け加えるとすれば、色の濃淡は置いておいて、各色が一定の色調を保ち、何の沈殿物もなく、澄んだ色合いをしているものが、グレードAの最低基準となります。
カナダ政府が定めるところの品質基準に達していないメープルシロップは、加工品グレードに格落ちし、加工食品扱いになります。
メープルシロップの容器の種類
さて、メープルシロップそのものの種類がわかった上で、お店でどれを選ぼうかなと思ったとき、やはり見かけが気になりませんか?
私はこれまで、お土産に買うときは、いつもメープルの葉の形をしたグラス入りを買っていました。でも、他にも選択肢はあるので、容器の種類にはどんなものがあるのか、挙げておきます。
<ガラス製>
楓の葉の形は、やはりお土産には一番人気だと思います。少々高めですが、使い終わった後も、一輪挿しにしたり、ガラス瓶を活用することもできます。
クラシックなフラスコタイプのメープルシロップは、容量がちょうど頃合いの使いやすい大きさではないでしょうか。
<プラスチック製>
育ち盛りの子どももいて、大人数の家族で、よくフレンチトーストやホットケーキ、あるいはヨーグルトなどに、メープルシロップをかける機会の多いファミリーでは、量が物を言いますね。
ジャグのようになって、指を入れて持ちやすくなっているタイプの入れ物で、1リットルくらい入っているものが、重宝すると思います。
<缶入り>
容量を重視する場合は、缶入りもおすすめです。缶の容器には、大抵カナダの自然が描写されていて、それを眺めながら使うのも、又味わいのあるものです。
いかがでしたか?
メープルシロップの種類をよく知って、選びたいですね。
これから、たまにホテルに泊まって、洋風の朝食をいただくときに、もしメープルシロップが出てくるようなメニューを頼んだとしたら、その色合いをよく確認すると、ホテルの格式がわかるかも、です。
でも、お友達からいただいたメープルシロップの値踏みはやめておきましょうね。
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