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調理器具の掃除はうまくできていますか?
実は、我が家では掃除の係はほとんど主人なのです。アメリカ人はどちらかと言うと、女性より男性の方に清潔好きが多いようで、私が気にならないチリやホコリが気になって、いつも掃除機をかけてくれます♪
もっとも、料理は私がするので、台所の調理器具になると、私が掃除します。
ここでいう調理器具は、単純なもので言えばヘラから、電気を入れて使う器械まで幅広い物を指しますが、モノによっては隅々まで掃除がしにくいものもありますね。
このページでは、器械類とそうでないものに大きく分けて、それぞれのアイテムに合った賢い掃除の仕方を説明していきます。
台所にある器械類の掃除の仕方
【フードプロセッサー】
私はこれなしではクッキングを続けられません。食事にもお菓子作りにも、又ドリンクにも不可欠のNo.1調理器具です。でも、パイやケーキ生地を用意した後は、ボウル全体に残りかすがべっとりついて大変です。
特に来客があって、フードプロセッサーを複数回使わないといけないときには、直後の掃除もスピードアップが必要になってきます。
スクレーパーで、大きな汚れを取ってから洗うのもいいのですが、ボウルの半分くらいまで湯を入れ、食器洗い用の洗剤を2,3滴垂らして台の上に戻し、30秒ほど攪拌すれば、大体の汚れは取れるので、後はさっと洗うだけ。
こうすれば、短時間で2回目の作業に入ることができます。その後、もう使うことがなければ、食器洗い機に入れてもいいでしょう。
ただ、野菜を細かく切るために具材を押し込んでいくチューブが付いていて、筒の部分が二重構造になっているものもありますよね。私が以前に使っていたものです。これも食洗器に入れただけでは落ちにくい箇所です。
というのも、チューブが完全に離れ離れにならないからです。そんなときは、内側の筒を目いっぱい引き出すと、隙間ができるので、そこへ先の細い箸を滑り込ませてから機械に入れると、綺麗になって出てきます。
【ワッフルメーカー】
週末のブランチによく使うワッフルメーカーは、グリッドに分かれているので、デコボコが多くて厄介ですね。溝の深い所に生地がこびりついたときには、歯ブラシでゴシゴシするのが手っ取り早いです。
【バーミキサー】
ボウルの中に入れた液体ないしクリームを滑らかにしたいときに便利なのが、バーミキサーですね。周りに飛び散ることなく、中身をよく攪拌してくれる優れものです。
小さいドーム型の中に鋭い刃があるわけですが、かなりシャープなので、掃除の際は気をつけないといけません。でもこれも、フードプロセッサーと同様の方法で簡単に大まかな汚れを落とすことができます。
ボウルに洗剤を入れた湯を張り、その中にバーミキサーの先を沈ませて回すの
です。同じ原理で予洗ができます。後は熱湯でリンスするだけ。
【グラインダー】
包丁で全て切ると、仕上がりは平均していてきれいなのですが、時間がかかります。ナッツ類を細かく刻みたいときには、やはり電気のグラインダーが便利です。でも、器械を使った後は、隅々に油脂を含んだ細かい粒がくっつきます。
この掃除には、古くなったお米が活躍します。生のお米を少し入れて回すと、油も吸収しながら、微粒子を絡み取ってくれます。
器械類以外の調理器具やキッチングッズの掃除
【チーズおろし器】
おろし器に付着したチーズって、結構頑固です。スポンジでこすってもまだ残っていて、二度洗いすることがよくあります。まず前もって、古くて硬くなったフランスパンのへたなんかでこすっておくと、汚れが落ちやすくなります。
【フレンチプレス】
コーヒーを作った後、プランジャーの隙間に入り込んでいる珈琲カスを完全に取り除くことは難しいです。
キャラフェを洗うときに、洗剤を入れた温水を半分くらい入れ、プランジャーを上下に数回動かすと、挟まっていたカスが出てきてくれます。
【へら(合成樹脂)】
鍋を傷つけないために、合成樹脂のへらを使うことが多いのですが、木べらと違って熱に弱いので、うっかりすると、ヘラの先が溶けてただれてしまうことがあります。
不格好でも、まだ使える間は捨てる気になりません。これは、掃除というわけではないのですが、整えるという意味で、野菜のピーラーを使うと、型崩れした部分を削いで平らにし、使いやすくすることができます。
【包丁】
ナイフは大体頑丈にできていますが、やはりは先は繊細なので、少し粗い表面のスポンジを常に使っていると、傷つけてしまうことがあります。
ワインを飲まれる方向けですが、私はコルクを保管しているので、まず初めにコルクで包丁に付いた大きな汚れをこすり落としてから、軟らかいスポンジで普通に洗うと長持ちします。
【ボトル類】
ガラス瓶で口が狭くなっているものを掃除するときは、専用に開発された細長い掃除器具を使えばいいわけですが、それがなくても、古くなったお米と洗剤の入った水を入れて激しく振ると、大抵の汚れは落ちます。
もっと広口瓶の場合は、木べらの先に軟らかいスポンジを巻いて輪ゴムで止め、差し込んで瓶底を掃除することができます。
いかがでしょうか?
もうすでにご自身で知恵を働かせて、調理器具の掃除をされている方も多いと思いますが、もし何かの気づきになって、後片付けも面白く取り組めるようになれば幸いです。