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ミシガン州の食べ物。移民が多い労働者階級にやさしい食事♪

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ミシガン州の食べ物

ミシガン州の食べ物を調べてみると、パンそのものも含んで、特色のあるサンドイッチ類が豊富ですね。ピザスタイルにも名を馳せたものがあります。

 

ミシガンというと、五大湖がすぐに思い浮かびますが、湖で獲れる魚を活かした料理もあるほか、チェリーやブルーベリーの産地としても有名です。

車の工場で有名なデトロイトに代表されるように、ミシガン州の食べ物には労働者階級のお腹を満足させるものが数多くそろっています。

 

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ミシガン州で人気の食べ物

鶏肉・魚肉類

“Frankenmuth Chicken Dinner”

フランケンムースというと、クリスマスワンダーランドで有名な、人口5千人ほどの小さな街ですが、食べ物にも有名なものがあります。それは、“Zehnder’s” というレストランで出されているファミリースタイルのチキンディナーです。

まだ馬車が普通に行きかう1856年にオープンして以来、ホームメイドのヌードルスープに始まり、焼き立てのパンにチーズスプレッド、メインのフライドチキンにたっぷりグレービーをかけて、マッシュポテト他の野菜と一緒に、全て “all-you-can-eat” で提供しています♪

 

“Warr Shu Gai”

ミシガン州で人気の鶏肉料理にはもう1つあって、こちらは中華の、“Almond Boneless Chicken” 料理で、地元ではイニシャルを取って、“ABC” と呼ばれています。カリッと揚げた骨なしチキンにコクのあるグレービーをかけて、刻みレタスの上に置き、アーモンドやねぎを散らして出します。

 

“Whitefish”

ホワイトフィッシュは、五大湖のあるミシガン州で豊富に獲れる淡水魚の白身魚で、特に “Lake Whitefish” と呼ばれていますが、体が大きい割に頭が小さいことから、“humpback fish”(ザトウクジラ)と呼ばれることもあります。

ホワイトフィッシュ

出典:ウィキペディア
最も親しまれる料理は、やはり、フィッシュアンドチップスですね。また燻製にしたものも評判で、スプレッドに混ぜてベーグルと一緒に食べるのも、美味しくいただく方法です。

 

パン・ピザ類

“Coney Dog”

デトロイトを訪問する人なら、一度は食べるであろう、ミシガン州の代表的なホットドッグです。フルネームは、“Coney Island hot dog” ですが、単に、“Coney” という愛称でも通じます。

デトロイト・コーニードッグ

出典:ウィキペディア
ホットドッグにマスタードをのばし、ゆるいチリソースをかけて玉ねぎを散らしたものです。よく比較されるのが、”Chili Dog” ですが、コニードッグにかかっている “Coney Sauce” には、チリドッグのように豆は入っていません。

 

“Cudighi”

クディギは、元は北イタリア生まれのサンドイッチなのですが、ミシガン州北部に移住してきたイタリア移民が、マーケット地方に広めたものです。スパイシーなソーセージをホギーロールに挟んで、マリナラソースとモッツァレラチーズをかけて食べます。

 

“Detroit-Style Pezza”

デトロイトスタイルのピザは、1940年代半ばに、“Buddy’s Pizza” がシシリースタイルのピザを作り出したのが始まりで、次第にミシガン州全体に広まっていきました。

ディープディッシュのピザ生地をのばして四角く広げ、具材を置いてソースをかけ、ブリックチーズを散らして焼きます。伝統的にはペパロニを使いますが、バリエーションは限りなくあります。

デトロイトスタイルピザ

出典:ウィキペディア
どうして四角い形になったかというのが、デトロイトたる所以で、実はこのベーキングパンは、車の工場で、小さいパーツや滴るオイルを受けるために使われる金属のトレイだったのです。頑丈なので、何十年も使えるそうです。

 

“Dinty Moore”

ディンティ・ムーアは、ミシガン州伝統のライ麦パンを使って、コーンビーフにレタスやトマトを挟み、ロシアンドレッシングを塗って、上下にスライスチーズを仕込んだ、肉厚のサンドイッチです。身だくさんなので、出すときには爪楊枝を刺して支えていることが多いです。

 

“Double-Baked Rye Bread”

1950年代に、Jack Goldberg というベーカーが開発した手法で焼き上げたライ麦パンです。種無しライ麦パンを8割がた焼いてからまた焼き直すことによって、外はカリッと中はソフトで味わいのあるパンができるのです。

切る時は、普通のパンよりも厚めに切るので、ディンティ・ムーアのようなドリプルデッカーと言われるタイプのサンドイッチにも適しています。一度この焼き立ての「厚切り二度焼きライ麦パン」を食べてみたいものです。

 

“Michigan Pasty”

ペイスティーというのは、元はイギリスのコーンウォールの労働者階級の主食になっていた食べ物で、簡単に表現すると、ハンドミートパイです。挽肉に玉ねぎ、じゃがいもやルタバガなどが一般的な具材で、ミシガン州の銅山で働く移民の間で広まったようです。

ミシガン州の地図

 

サラダ類

“Chipati”

ミシガン大学がある、アナーバーで人気のサラダで、1970年代に “Pizza Bobs” で出だされると、瞬く間にヒットしました。サラダそのものの具材は決して珍しくないのですが、人気の秘密はソースにありました。(ソースはオンラインで購入可能です。)

ホットソースとケチャップとランチドレッシングを合わせたような、オレンジがかったクリーミーなソースはドレッシングにもなるし、ディップとしても使えます。このサラダをまだ温かい少し厚目の大きいピタの中に入れて食べます。

 

“Greek Salad”

ギリシャからの移民も多いミシガン州では、グリークサラダも人気です。でも普通はレタスを入れないところを、ミシガン・バージョンには、刻みレタスにビーツやフェタチーズ、ペパロンシーニと胡瓜にヒヨコ豆、トマトにオリーブなどが入っています。

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果物類

“Blueberries”

ミシガン州はブルーベリーの産地として知られていますが、特にサウス・ヘイブンで獲れる小粒のブルーベリーは評判です。7月には “U-Pick” もでき、毎年ブルーベリー・フェスティバルも行われ、農家特製のジャムやサルサなどを買うことができます。

 

“Cherries”

ミシガン州のトラバース・シティは、“Cherry Capital of the World” として名を知られており、アメリカのタルト・チェリーの生産の75%を占めるほどで、毎年夏には1925年から続いている、さくらんぼフェスティバルが一週間かけて行われ、”U-Pick” も楽しめます。

 

デザート類

“Hot Fudge Cream Puff”

英語では、シュークリームのことを、”cream puff” と言いますが、このクリームパフの中身はカスタードではなくアイスクリームで、その上に特製のホット・ファッジがかかっているというリッチなデザートで、1910年代に Fred Sanders という人が考案しました。

ドイツ系移民のサンダースは、そもそもこのリッチなミルクチョコレートのファッジで有名になり、そのソースをかけたデザートも語り継がれるようになり、経営者は変わっても、オリジナルレシピが生かされ、未だに皆に愛されるデザートになっています。

 

“Mackinac Island Fudge”

ミシガン州には他にも伝統的なファッジがあります。マキノアイランドには数々のファッジ店がありますが、本家本元の “Murdick’s” がキャンディー・ショップを開いたのは1887年。人々はチョコレートに弱いのですね。

今でも大理石のテーブルで作っている様子が見られます。当初のオリジナルチョコレート味に加えて、今ではブラックチェリーや、メープルウォルナッツなど二十数種ものフレーバーがあり、オンラインでも買えるようになっています。

 

“Paczki”

ポンチキは、ポーランド生まれのドーナツで、伝統的には、“Fat Tuesday”(マルディグラ)に出される食べ物です。ローズヒップやプラムジャムがクラシックな味ですが、苺やチョコレート味も人気です。ハムトラムクという小さな街では、お祭りの日にはポンチキ・パレードも行われます。

ポンチキ

出典:ウィキペディア
 

スナック類

“Better Made Potato Chips”

ベターメイド・ポテトチップス

労働者が長時間働くためには、やはりおやつも必要です。ベターメイドというブランドのポテトチップスが世に出たのは、1930年のことでした。後にこのスナックフード会社は、プリッツェルやポップコーンなども作るようになりました。

 

“Germack Pistachio”

ジャーマック・ピスタチオナッツ

アルメニア移民がファミリーで経営する小さな会社が、1924年にアメリカで初めてトルコからピスタチオナッツ輸入して、自家ローストを始めました。もう今で4代目になりますが、後に赤く染めた “Red Lip” と呼ぶナッツも生み出し、人気商品となりました。

 

<その他>

“Detroit Street Brick Cheese”

山羊のチーズで、2~5週間ほど発酵させて作ります。とても軟らかいベルベットタッチの食感の中に、割れたグリーンペッパーコーンがここかしこにあり、レモン風味も感じさせる濃厚な味のブロックチーズです。オンラインで購入可能です。

“Zingerman’s” は、クリーマリーからレストラン、キャンディショップに至るまでいろんな形態で経営していますが、このチーズには、アナーバーのデリカテッセンがある正面の通りの名前を付けています。“American Cheese Society” 賞を三度も受賞しています。

 

“Zip Sauce”

ジップソースは、デトロイトで1939年に高級イタリアンレストランをオープンした Mario Lelli という人が考案したステーキソースです。レシピは企業秘密ですが、主な材料は、バターにビーフベース、ウスターソースと各種スパイスを使っていると言われています。

ジップソース

同名のソースは色々出ていますが、ミシガン州で生まれた元祖ジップソースは、“The Original Zip Sauce” としてオンラインで購入できます。ステーキソース以外にも、マリネやスプレッドに使ったり、応用がきくソースです。

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ミシガン州で生まれた飲み物

アルコール類

“Bell’s Oberon”

ベルの醸造所は、ミシガン州コムストックとカラマズーにあるファミリー経営のクラフトビール醸造会社です。Larry Bell が大学時代に事業を始め、卒業後はパプも経営するようになりました。

オベロンエール

1985年以来製造されているビールの中でも、人気のブランドはオベロンエール。季節限定のビールが豊富で、“Octoberfest” や、“Christmas Ale” に、チョコレートモルトにローカルチェリーを加味した、“Cherry Stout” など、試してみたくなるビールが一杯です♪

 

“Hummer Cocktail”

デトロイトにある、“Bayview Yacht Club” のバーテンダーで、Jerome Adams というい人が作り出した甘いクリーミーなカクテルです。中身は、ラム酒とカルアにバニラアイスクリームを混ぜてあり、まるで大人のミルクシェーキ!

どうしてこの名前が付いたのかというと、これを飲んだ人たちが、美味しくて思わず「う~んとうなる」というところから来たようです。これはぜひ飲んでみたい♪

 

ノンアルコール類

“Biggby Coffee”

ミシガン州のスターバックスです! 1995年にイーストランシングで始まったコーヒーショップは、州全体に広がり、今では東海岸の多くの州でも楽しめるチェーン店となりました。

ビッグビー・コーヒー

創業者の Bob FishMary Roszel がミシガン州立大学のホスピタリティーコースで知り合ったそうです。アメリカでは大学の授業が実社会に直結していて、ビジネスにつなげていく人が多いですね。

 

“Faygo Pop”

フェイゴは、ロシア移民でベーカーの、Ben & Perry Feigenson 兄弟が1907年に立ち上げたソフトドリンクの会社です。ミシガン州では、炭酸水のことを、「ソーダ」と言わずに「ポップ」と呼びます。

フェイゴ・レッドポップ

ベーカーとあって、彼らが最初に作ったドリンクは、ケーキフロスティングのレシピを応用したものだったようです。以後、試行錯誤を重ね、人々の反応も考慮し、数々のフレーバーを生み出していますが、看板ドリンクは、真っ赤な「レッドポップ」です。

 

“Vernors”

デトロイトの薬剤師、James Vernor が1866年に作ったジンジャーソーダのブランドです。アメリカでは病気になるとチキンスープ、お腹を壊すとジンジャーエールを飲むという習慣があります。

そんな国民的ドリンクを彼が初めて作ったのは1862年。折しも市民戦争が勃発し、調合していたソーダを樽に入れたまま4年の月日が経ちました。その結果できたのが、“Vernors” だったのです。

バーノーズ

初めはソーダファウンテンだけで販売していたのが、人気を呼び、瓶詰めされるようになり、時代を経て経営者が次々と交代していきますが、バーナーズはアメリカのジンジャーエールの中でも最古の歴史を誇るポップとして存続しています。

 

 

ミシガン州の食べ物は、人々の暮らしに根差したものが多いですね。貧しい時代にも、どうにかお腹を膨らませて頑張って生きていこうとしていた人たちの気持ちが伝わってくるようです。

 

レストランでしか食べられないものは仕方がないとして、家で真似のできるものは試してみようと思います。(カクテルは作れそう♪)

結構オンラインで購入できる食品類も多くあったので、よかったら味わってみてくださいね。