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葉野菜を長持ちさせる方法についてまとめてみます。
ほうれん草や、各種レタスなどは、うっかりしていると、あっという間に冷蔵庫の中でしなびてしまい、残りを捨てないといけなくなることがあります。
もったいないですね。特に品薄で価格が高騰しているときとかは。
買い物をして帰って、とりあえず冷蔵庫に入れておいて、後で処理しようと思っていると、大抵面倒になってそのままにしておくことが多いです。
平日は仕事で忙しく、週末にまとめて食品類の買い物をされるとしたら、尚更葉野菜を長持ちさせるためには、すぐにでも処理をしてから冷蔵することをお勧めします。
葉野菜を長持ちさせるには?
<ステップ1――洗う>
ほうれん草はもちろんですが、レタスも根元の方にはよく土がついています。
最近アメリカでも、ある地域で収穫されたロメインレタスにばい菌が付いていたのがわかり、各地で食中毒の被害が拡大したので、ほんの少しの間ですが、食料品店の棚からロメインレタスが取り除かれたことがあります。
すでによく洗って袋詰めしているものはあったのですが、一説によると、特に細かく切ってあったり、他の物と混ぜてある物などは、それだけ人の手を経る回数が増えるので、危険度が増すというようなことも書いてありました。
いずれにせよ、店に積み上げて売っているものは、私もそうですが、皆さん、自分の気に入ったものを探そうとして、数点、手に取ってみて選びますよね。
つまり、いろんな人が触ったものを買ってくるわけなので、何が付いているかわかりません。私は野菜専用の洗剤は使ったことがありませんが、水洗いで十分なので、とにかく買ってきたものはよく洗うことです。
まず、洗う前に、明らかに弱りかけている葉っぱを取り除きます。これは、葉野菜を長持ちさせる第一のポイントです。すでに朽ちている葉は、他の健康な葉も巻き込んで台無しにしてしまいますから。
流しをきれいにしてから水をため、葉野菜の束をばらして入れます。少し葉っぱを揺らすようにして、中ほどや根元にたまっている土を落としたら、そのまま数分置いて、葉が浮いてくるのを待ちます。
<ステップ2――水気を取る>
土を落として流しできれいに水洗いした葉野菜を、サラダスピナーに移します。
一度回したら、水を捨て、葉っぱを少し並べ替えて、もう一度回します。
<ステップ3――冷蔵する>
葉野菜の水気を完全に取ったら、薄い手ぬぐいの上に、葉っぱがあまりたくさん重ならないように、できるだけ広げるようにして並べていきます。
もし、短めの葉野菜なら、タオルの幅の半分に並べた後、布を折って、葉の上に覆いかぶせるようにして、又葉野菜を並べていきます。
全部並べたら、端の方からくるくる巻いていき、できれば、穴の開いている野菜専用のナイロン袋に入れて冷蔵します。
なければ、普通のポリ袋に入れて、封をせずに冷蔵します。密封してしまうと、エチレンガスがたまってしまうので、腐敗を促進することになります。
手ぬぐいの代わりにペーパータオルを使っても構いませんが、使い捨てなので、その分、経費は掛かります。
いずれの方法、つまり、布でも紙でも、その目的は、更なる水分を吸収して、葉っぱがしなるのを防ぐことにあります。
もしくは、タッパウェアか何かにペーパータオルを敷いて少し葉野菜を置き、またペーパーを敷いては野菜を置くということを繰り返して、容器保存してもかまいません。
ここまでの方法で、1~2週間は、葉野菜を長持ちさせることができます。
<エキストラステップ――冷凍する>
お店で買ってきた葉野菜を冷蔵庫で長持ちさせるためには、上記のような手順でいいのですが、庭に植えていた葉物を一度に収穫したときとか、どなたかに大量にもらったときとかには、使い切るまで持ちません。
そんなときは、冷凍保存します。
ただ、レタス類はうまくいかないので、ほうれん草とか、ケールやチャードといった、しっかりした葉野菜を長持ちさせたいときの話です。
洗い方までは同じですが、その後、湯通しします。
その前に、葉野菜を適当な大きさに切っておいてもいいです。
沸騰した湯に葉野菜を入れたら、箸で水面下に押えるようにして沈め、30秒ほど煮ます。次に、あらかじめ用意しておいた氷水に即座に移します。鮮やかな緑色を保つためと、これ以上調理が進まないようにするためです。
2,3分冷やしたら、手で葉野菜をつかみ、水分を絞ります。もう水滴が落ちなくなるほど、数回に分けて思い切り水気を取ります。これは、余分な水が氷の結晶になるのを防ぐためです。
こうして、おにぎり程度の大きさに丸めたものを、ベーキングシートに間を空けて並べていきます。ラップをかぶせて、一度冷凍庫に入れ、1~2時間置きます。
少し固まった段階で取り出し、今度は長期保存用のしっかりしたポリ袋に入れ、できるだけ空気が入らないようにして、封をします。
この状態で冷凍庫に入れておけば、少しずつ取り出して解凍することができるので、すぐに調理に取りかかれます。
最後に、葉野菜を長持ちさせるための使い方ですが、なるべく生で使うサラダ類から作り始め、次には、葉物が大きな要素になる料理を選んで作り、最後の方では、少し弱りかけていても、スープに入れたりすれば、十分使えます。
このようには野菜を使う順序を考えることも、葉野菜を長持ちさせる道につながるので、メニューの立て方も工夫されるといいですね。