レストランで必要な英語の本も出ていますが、基本的な言い回しを知っている
と、メニューを見て注文したり、足りないものを要求したりすることは、そん
なに難しいことではありません。
日本のレストランは、よほど高級なところでない限り、たいてい店の入り口に
あるガラスのショーケースに入った見本を見れば、何がほしいかすぐにわかる
ので、苦労しませんね。
でも外国のレストランには3Dの見本はありません。アジア系の飲食店に行く
と、メニューに写真をつけてくれているところが多いですが、普通はメニュー
にタイトルの一覧と簡単な説明書きがあるだけです。
アメリカの各地には無数のエスニックレストランが存在しますが、イタリアン
やフレンチ、中華料理店辺りは、タイトルを原語で表記しているところもあり
ます。でも必ず英語での説明があるので問題ありません。
さて、レストランに行く前にはまずすることがあります。中には予約なしで
行けるところもありますが、複数で行くとなると、やはり前もってリザベー
ションを取っておいた方が安心です。
最近はサイトに行けば、オンラインで予約ができるところがほとんどですが、
もし何か詳細を伝えたいときとかは、やはり電話になると思います。そのとき
にどんな言い方をすればいいのか、基本の英語を挙げて解説します。
時には予約を変更しないといけないときもありますよね。そんなときの対応の
仕方についても例を挙げて説明します。レストランによっては、駐車場の状況
も聞いておいた方がいい場合もあります。
当日のレストランでメニューを見て注文するときに、知っておくと便利な基本
の英語のやり取りを、例文を挙げて解説します。中学校の英文法の本で習った
文型で十分通用しますよ。
ただ日本と違って、外国はチップ制なので、基本は自分のテーブルについて
くれた人に注文するという原則があります。水のお替り専門の人もいるので、
その辺りは様子を見て判断する必要もありますが。
注文するときに必要な英語に関しては、レストランに入店して、席に着いた後
想定される状況を時系列で説明します。最初にオーダーした後でも、運ばれた
物に対して、クレームを出したり追加したりということも考えられますね。
英語での注文の仕方がわかったとして、まずメニューを読まないといけません
よね。レストランによっては、とてもユニークな食事を出すところもあるので、
場合によっては聞いたことのない名前が出てくるかもわかりません。
個々のメニューを全てたどるわけにはいきませんが、レストランで大体予想さ
れるであろう内容に関して、ジャンル別に、つまり、前菜やサラダ・スープ類
といった項目に分けて、代表的な名称を挙げていきます。
英語の名前だけではわかりにくいときもあるので、少し解説を加えているもの
もあります。サラダのネーミングは、元はと言えば、開発者や地域の固有名詞
から来ているものが多いので、内容を知らないと想像できませんものね。
レストランで食事をした後、最後にすることは会計です。日本のカジュアルな
お食事処では、自分でレジに行って支払うことが多いと思いますが、外国では
チップ制ということもあって、テーブルで済ますことがほとんどです。
その際に、どんな英語の会話が予想されるか、考えてみたいと思います。特に
多人数のグループで行って、会計を個別にしたいときにはどう言えばいいのか
とか、知っておくと便利です。
このカテゴリーでは、私が所有する英語で書かれた料理関係の本も紹介します。
キッチンとダイニングの間にある壁に置いている縦長の本棚は、料理本専用に
なっています。
何せ、過去30年間に蓄積されたものなので、料理雑誌までは入りきらない
状態です。基本の料理用語を解説したものから、特殊な食材専門の本や、レシ
ピ本では、数世代前の古いものまであります。
もうほとんど使っていない本もたくさんあるので、主人に整理するように催促
されているのですが、なかなか捨てきれません。アメリカの夏はフードフェス
ティバルが盛んで、毎年イベントで新しく発行されるものもあります。
アメリカで料理を始めて、最初に役に立ったのは、やはり写真の豊富な料理本
でした。英語のわからない部分をある程度補ってくれますからね。洋菓子作り
の本も、やはり写真がたくさん掲載されているものが重宝します。
料理本だけではなく、英語の料理雑誌もこれまでにいろんな種類を購読してき
ました。今は、メインの食事を扱うものと、お菓子に関してはデコレーション
に特化したものの2種類に絞って、継続しています。
これまでに気に入っていた雑誌では、毎月購読しなくても、その年を総括した
特集号が出たりするので、気になるときは不定期的に買ったりしています。
主婦を長く続けていると、どれだけ応用が利くかが腕の見せ所になると思いま
すが、そのものの食材がなくて、代用できるものを探すときの辞書的な本も
持っています。
今はネット検索で何でも出てくるかもわかりませんが、やっぱり本を見るのは
楽しいです。私の蔵書の中で皆さんの興味がわいてくるものが見つかるといい
と思います。