スポンサーリンク

アメリカのサラダドレッシング。市販の物には何が入ってる?

この記事は約 12 分で読めます。

 

アメリカのサラダドレッシング

アメリカのサラダドレッシングの種類を、市販のものを中心に、バリエーションも含めて解説していきます。

レストランに行くと、ハウスサラダを注文するときに、「ドレッシングは何にしますか?」と聞かれることがあります。そんな時に、少なくともメジャーな名前を知っていると便利です。

 

日本でも、ほぼ世界共通的に名前の知れたものは、アメリカ同様、店で買えると思いますが、どんなものを混ぜているのか、おおよその知識があると選びやすいと思います。

また、わかる範囲内で、ドレッシングの由来や起源についても触れています。

 

スポンサーリンク
スポンサーリンク

アメリカのサラダドレッシングの種類

アメリカのドレッシングの種類には、大きく分けてビネガー系とクリーム系があります。

また、同じ名前のものでも、セパレートタイプと、ノンセパレートタイプに分かれることがあります。

 

それでは、具体的にどんな名前のサラダドレッシングがあるのか、詳しく見ていきましょう。

ビネガー系

“Balsamic Vinaigrette dressing”

バルサミック・ビネグレットの基本の材料は、オリーブオイルにバルサミコ酢、塩胡椒です。これにシャロット、にんにく、マスタードやハチミツを加えたり、通常のバルサミコ酢ではなく、ホワイトバルサミコ酢を使うことでアレンジもできます。

バルサミック・ビネグレット

 

 

“Catalina dressing”

カタリーナ・ドレッシングは、オイルとレッドワインビネガーをベースに、トマトケチャップとパプリカの赤い要素が混じって、砂糖か蜂蜜を加えて甘みを出し、好みでオニオンパウダーやセロリフレークといったスパイスで味付けした甘酸っぱいドレッシングです。

カタリーナ・ドレッシング

 

“Coleslaw Vinaigrette dressing” (separating type)

千切りキャベツにかけるコールスロー・ドレッシングには2種類あります。こちらはマヨネーズを使わないあっさりタイプで、オリーブオイルにアップルサイダー・ビネガー、マスタード、セロリシード、砂糖を混ぜて、塩胡椒を加えればできます。私はこのタイプの方が好きです。

 

“French dressing” (separating type)

フレンチドレッシングには2つのタイプがあり、こちらはオイルとお酢をベースに、ケチャップ、ウスターソース、砂糖が加わり、オニオンやレモンジュースで風味付けしています。カタリーナが真っ赤なのに対し、フレンチは朱色に近いです。

フレンチドレッシング(セパレート)

 

“Italian dressing” (separating type)

このタイプのイタリアンドレッシングは、パスタサラダを作るときによく使いますが、肉や魚に野菜類をBBQにするときのマリネにも役立ちます。基本のオイルとお酢に、レッドペッパーフレークや他のスパイスが入り、時には刻んだペッパーや好みの甘味や酸味を加えて作ります。

イタリアンドレッシング(セパレート)

 

“Raspberry Vinaigrette dressing”

基本のバルサミック・ビネグレットにラズベリーとハニー又は他のシロップを加えたドレッシングになります。生野菜やローストした野菜にほのかな甘みを添えられ、食が進みます。また肉類のマリネ液に使うこともあります。

ラズベリー・ビネグレット

 

クリーム系

“Blue Cheese dressing”

サラダドレッシングのみならず、鶏の手羽先のディップソースに使ったりもします。ブルーチーズ、、ミルク、ヨーグルトかサワークリーム、マヨネーズが主な材料です。1930年頃、かの有名な “The Joy of Cooking” にも掲載されて人気が高まったようです。

ブルーチーズ・ドレッシング

 

“Caesar dressing”

頑丈な葉のロメインレタスに使うドレッシングとして有名。シーザードレッシングに絶対欠かせないのはアンチョビ。あとガーリック、オリーブオイル、卵の黄身、レモンジュースを混ぜて作るのがオーソドックスな方法。

シーザードレッシング

でも、アメリカでは生卵のサルモネラ菌を危険視して、極力使用を避ける人が多いので、その場合は、すでにあるマヨネーズを代用します。ちなみに、名前のシーザーは、歴史上の人物とは関係ないようです。

 

“Coleslaw dressing” (non-separating type)

ファーストフード店のサイドに出てくるキャベツ専用のコールスロー・ドレッシングは、ほとんどこのクリーミータイプですね。マヨネーズにお酢、砂糖か蜂蜜の甘味に、セロリシードや辛子を加えて作ります。

コールスロー・ドレッシング

 

“Creamy Cucumber dressing”

胡瓜が入っているからと言って、胡瓜だけに使うドレッシングではなく、さっぱりした口当たりのサラダにしたいときに使えます。

クリーミー・キューカンバードレッシング

マヨネーズ、サワークリーム、ヨーグルトのいずれか、又は組み合わせをベースに、皮をむいて種を取って刻んだ胡瓜が主体で、ディルやチャイブをアクセントに加えます。

 

“Creamy French dressing” (non-separating type)

ベースになるフレンチドレッシングにマヨネーズが加わったものが、クリーミータイプです。見かけはサウザンアイランド・ドレッシングによく似ていますが、こちらはマヨネーズが少なめです。

クリーミー・フレンチドレッシング

 

“Creamy Italian dressing” (non-separating type)

基本のイタリアンドレッシングに、マヨネーズやパルメザンチーズ、サワークリームといった乳製品を加えてクリーミーに仕上げたものです。マスタードが入ることもあります。

クリーミー・イタリアンドレッシング

 

“Green Goddess dressing”

名前からして、このドレッシングには緑色の食材が多く使われていることは容易に想像できますね。確かに、ベースのマヨネーズやサワークリームの他には、アンチョビ、レモンジュースに加えて、パセリにチャイブやタラゴンなどの緑のハーブが多く入っています。

ゴールデン・ガッデス・ドレッシング

でも、どうしてグリーンゴッデスと呼ぶのかというと、1923年にサンフランシスコのパレスホテルのシェフが、”Green Goddess” という芝居に出演していた、ジョージ・アーリスという俳優のために作ったのが始まりだとか。シーフードにかけてもおいしいです。

 

“Honey Mustard dressing”

ハニーマスタード・ドレッシングは、バーガーやホットドッグにもよく使われます。基本の割合は、オイル、ビネガー、ハニー、マスタードを全て同分量ずつ混ぜればできるので、覚えやすいですね。

ハニーマスタード・ドレッシング

 

“Poppy Seed dressing”

ポピーシード・ドレッシングは、サラダにかけるだけでなく、野菜スティックのデイップに使ったりすることもあります。オイルに好みのワインビネガー、砂糖、マスタードにおろし玉ねぎ、そしてもちろんポピーシードを混ぜて作ります。

ポピーシード・ドレッシング

 

“Ranch dressing”

アメリカのサラダドレッシングを語るときに、ランチドレッシングは絶対に外せません。1954年に、カリフォルニアのサンタバーバラ近くにある牧場で、訪問者に出していたホームメイドのドレッシングが人気の的となりました。

ランチドレッシング

そして1972年に、オーナーが “Clorox” に販売の権利を売ったのです。それから約10年後には、他のどの種類のサラダドレッシングの追随も許さず、その人気は不動のものとなったのです。

最初はバターミルク、マヨネーズ、サワークリーム、ニンニク、玉ねぎ、ハーブ類に塩胡椒で始まりましたが、今ではキュウリやアボカドにベーコン入りなど、バリエーションは数十種類にも及びます。

 

“Russian dressing”

ロシアンドレッシングは、ルーベンサンドイッチに使われることで有名ですが、実は発祥の地はアメリカなのです。1910年代にニューハンプシャーで初めて、マヨネーズとケチャップを混ぜたシンプルなものが作られたと言われています。

ロシアンドレッシング

 

“Thousand Island dressing”

上記のロシアンに似ているのが、サウザンアイランド・ドレッシング。違いはと言うと、ロシアンにはホースラディッシュやホットソースなどの辛みがアクセントなのに対して、サウザンアイランドの方は、スイートピクルスや少量の砂糖などで甘みが加わることです。

サウザンアイランド・ドレッシング

この名前は、北米とカナダの国境にある、オンタリオ湖から流れる聖ローレンス川周辺の “Thousand Islands” から来ています。この地域のアメリカ側で、個人が著名なゲストに出していたドレッシングが、ニューヨークのホテル経営者の目に留まり、一気に広がりました。

スポンサーリンク

サラダドレッシングの保存と賞味期間

市販のサラダドレッシングの場合

市販のものは、未開封の時はパントリーなどの冷暗所で保管し、一旦開ければ冷蔵庫で保存します。ただし、スーパーでも冷蔵場所に置いてあったものは、家でも最初から冷蔵庫に入れてください。

未開封であれば、通常、入れ物に表記されている賞味期限を1~4か月くらい過ぎても大丈夫なことが多いです。保存料が入っていますからね。

 

ドレッシングの中身によって多少違いが出てくるのですが、クリーム系は大体期限後1~2か月、ビネガー系は期限後3~4か月というところです。

ただ単に数字を過信するのではなく、見るからに変色しているとか、乳化していたものが分離しているとか、常識的な判断は必要です。

 

手作りのサラダドレッシングの場合

では、家庭で作ったドレッシングですが、保存する容器は、プラスチック製ではなく、メイソンジャーのようにガラス瓶でしっかり蓋のできるものの方が、腐食する心配がやや少なくなると思います。

残ったドレッシングは冷蔵庫に入れて保存しますが、市販のドレッシング同様、中身の素材によって日持ちは違ってきます。

 

ビネガー、オイル、スパイスのみで作られた基本のビネグレットなら、少なくとも3~4週間は持ちます。でも、果汁が入ってくると酸化しやすいので、せいぜい1週間です。

マヨネーズやミルクに卵といった乳製品が入ったクリーム系のものは、数日以内に消費することが望ましいです。

 

 

アメリカのサラダドレッシングの種類を挙げてみましたが、まだ口にしたことのないものがあったでしょうか?

少人数の家族だと、市販のドレッシングを開けて、賞味期限、もしくは消費期限までに使い切ることは難しいことが多いです。目新しいものを試し買いして、あまりおいしくなかったときは特に。

 

そういう時にはサラダドレッシングとしてではなく、食材のマリネに使ったりするとまぎれることもあるので、いろいろ工夫して最後まで使いたいですね。

なお、サラダの種類や名前については、別のページで具体例を挙げているので、よろしかったら参考になさってください。